バナー
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
眠狂四郎勝負

『眠狂四郎勝負』(1964年・日)

斬るには惜しい相手だが……勝負は一瞬、鮮血飛んで冷たく冴える円月殺法!

【スタッフ】
監督/三隅研次
脚色/星川清司
原作/柴田錬三郎
企画/辻久一
撮影/牧浦地志
美術/内藤昭
音楽/齋藤一郎
録音/奥村雅弘
照明/山下礼二郎
編集/菅沼完二
スチル/藤岡輝夫
配給/大映

【キャスト】
眠狂四郎………市川雷蔵
采女……………藤村志保
つや……………高田美和
高姫……………久保菜穂子
増子紋之助……成田純一郎
神崎三郎次……丹羽又三郎
榊原喜平太……五味龍太郎
海老名良範……戸田皓久
赤座軍兵衛……浜田雄史
朝比奈伊織……加藤嘉
白鳥主膳………須賀不二男

【ストーリー】
愛宕神社の階段で、足腰の弱い参拝者の補助をして暮らす少年。少年の父は江戸で評判の道場主であったが、無頼の道場破り・榊原に殺されて道場を奪われ、少年は境内の茶屋で寝泊まりしながら独り生きていたのだった。眠狂四郎はたまたま知り合った老侍を立会人に、榊原を少年の父の流儀で打ち殺す。
その夜、居酒屋で老侍と酒を酌み交わす狂四郎。別れを告げて先に店の外に出た老侍は、赤座軍兵衛と名乗る侍に襲われる。愛嬌があって風采のあがらないその老侍が、朝比奈伊織という勘定奉行の職にある硬骨漢と聞いて、助けに入った狂四郎は興味を唆られた。
狂四郎の耳には幾つかの興味ある事実が入った。将軍徳川家斉の息女・高姫は堀家に嫁ぎながら、早くから夫を失い奔放で驕慢な生活をしていること、そして、用人・白鳥主膳は札差、米問屋などに賄賂とひきかえに朝比奈の抹殺を命じていること。又、赤座軍兵衛も朝比奈を狙っていること、等々。
ある日、朝比奈という人間に興味が湧き、勝手に警護していた狂四郎に榊原の弟・喜平太が襲いかかる。そこに遊楽帰りの高姫の行列が通りかかり、橋の下に移動しながら戦う二人。狂四郎はわざと、橋の上の高姫の駕篭に喜平太の槍が向かうように仕向け、駕篭は橋の下から串刺しとなった。高姫に怪我はなかったが、屋敷に戻り怒る姫に主膳が朝比奈の企みだろうと吹聴する。そして朝比奈の命を奪えと命ずる高姫に、策を講じていると告げるのだった。
主膳の元に、よりすぐりの殺人者が揃った。赤座軍兵衛、増子紋之助、榊原喜平太、海老名良範。隠れキリシタンの罪で囚われている夫を救うため、占い師に身をやつした女・采女が連絡係として加わっていた。動機も武術も異る五人は、狂四郎の身辺に危害を加えようと立ち廻った。
ある日、采女の妖しい魅力にひきつけられた狂四郎は飲んだ茶に毒を盛られ意識を失う。狂四郎は両手を縛られ、高姫の褥の傍に据えられた。動けぬ狂四郎を前に迫る高姫。狂四郎は彼女を罵倒し、騒ぎに飛び込んできた増子の手裏剣を逆に利用して彼を倒し、屋敷を脱出するのだった。
《ネタバレ反転》
その後も手をかえ品をかえて迫ってくる殺人者を、ことごとく退ける狂四郎。全てを失敗した主膳は、狂四郎と柳生但馬守との御前試合を計画した。狂四郎の刀に細工をし、抜けた白刃が朝比奈の胸を突くという陰謀だった。
試合当日、冷い眼をすえる高姫の前で、抜けた狂四郎の白刃が貫いたのは主膳の一味の豪商・大口屋だった。勝手な御前試合を将軍に叱責され田舎での謹慎の沙汰を受けた高姫は、己の敗北を認めた。その口からは、思わず浪人・狂四郎を慕う言葉がもれた。一方、尚も諦めない主膳は、采女を囮りに狂四郎を狙っていた。殺気をはらむ武蔵野の枯野原を舞台に、対決の時は刻一刻と迫まっていった。
十字架に縛り付けられた采女の元に駆けつけようとした狂四郎を、無数の矢が襲う。くぐり抜け采女を救い出した狂四郎を主膳とその配下、そして赤座と海老名が襲うが、必殺の円月殺法がひらめいた。
死線をくぐり抜けた狂四郎に、駆けつけた朝比奈は落ち着いた生活をするように勧めるが、「あんたという人間がやっと分かった。考え方が違うんだ。そんなことを言われると、あんたが嫌いになる」と狂四郎は、もはや朝比奈に興味はなかった。生き残った采女をじっと見詰める狂四郎。その瞳に始めから夫は殺されていたと悟る釆女を残し、朝比奈の呼ぶ声も無視して、狂四郎は立ち去るのだった。




市川雷蔵の大ヒット・シリーズ第2作目。幕政改革を目指す頑固者の老勘定奉行を狙う刺客たちと、眠狂四郎との闘いを描いています。好々爺然とした加藤嘉が演じる勘定奉行・朝比奈のキャラが秀逸です。お節介で冴えない風貌で愛嬌のある老人だが、幕政を正そうという使命感に燃える硬骨漢の頑固なおじいちゃんという、柄にはまった儲け役を楽しそうに演じていて、虚無の悽愴を生きる男・眠狂四郎に一時の人間らしさを与えます。1作目の作品世界の構築の失敗から復活してシリーズの軌道修正を成し遂げ、「原作を改変しない」という制約から外れることを原作者・柴田錬三郎に納得させた好編。眠狂四郎のキャラクターとシリーズの方向性を決定付けた評価の高い作品です。
関連記事
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック URL
トラックバック
紹介した作品は、GEOでレンタルできます。
紹介した作品は、TSUTAYAでレンタルできます。
プロフィール
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
QRコード
QR
お役立ち家具の紹介
家具 家具通販のロウヤ 日本最大級のダイニング家具通販サイト ハイバックメッシュチェア オフィスチェア 家具 インテリア  家具通販のロウヤ 机・デスク 家具 インテリア 家具通販のロウヤ ソファ 家具 インテリア 家具通販のロウヤ ダイニング家具 家具 インテリア 家具通販のロウヤ 収納家具 家具 インテリア 家具通販のロウヤ テレビ台 家具 インテリア 家具通販のロウヤ ベッド 家具 インテリア 家具通販のロウヤ 布団 家具 インテリア  家具通販のロウヤ ガーデン家具 家具 インテリア 家具通販のロウヤ
便利な楽天でお買い物
YAHOO!モバゲーでお楽しみ
訪問者
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
459位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
216位
アクセスランキングを見る>>
リンク
創作小説サイト
ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。