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『追想』 Anastasia (1956・米)
監督/アナトール・リトヴァク
脚色/アーサー・ローレンツ、ガイ・ボルトン
原作戯曲/マルセル・モーレット
製作/バディ・アドラー
撮影/ジャック・ヒルドヤード
音楽/アルフレッド・ニューマン
編曲/ミシェル・ミシュレ
編集/バート・ベイツ
出演/イングリッド・バーグマン、ユル・ブリンナー、ヘレン・ヘイズ、エイキム・タミロフ、マルツィア・ハント、フェリックス・エイルマー、サッシャ・ピトエフ、イヴァン・デニ

皇女アナスタシアにまつわる壮大な愛と陰謀――
アカデミー主演女優賞に輝くイングリッド・バーグマンの傑作!


1928年。パリでは1917年のロシア革命の粛正から逃れたロシア貴族・高官たちが亡命生活を送っていた。そんなとき、元将軍のパヴロヴィッチ・ブーニン(ユル・ブリンナー)を首謀者とするチェルノフ(エイキム・タミロフ)ら4人の白系ロシア人は、ロシア革命のとき独り逃れたという皇女アナスタシアが生存していると宣伝、彼女を敵から救出する名目で旧貴族から資金を集め出した。アナスタシアとは、革命の際に荒野に連れ出され虐殺されたロシア・ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世一家の第四皇女の名だった。奇跡的に処刑を逃れた彼女が秘かに亡命していたのを、保護したというのだ。
真相は、4人はセーヌ河に身を投げようとしたアンナ・コレフ(イングリッド・バーグマン)という女性に礼儀や宮廷作法を教育してアナスタシアに仕立て、ロシア皇帝ニコライ2世が生前、皇女たちのために英国銀行に預金した1000万ポンド、利子も含めて3600万ドルの金を引き出そうと企みだった。
実はアンナは、前に病院に入っていたとき自分はアナスタシアと打ち明けたことがあり、自分の過去を殆ど記憶していないという謎の女だった。ブーニンらの巧みな演出で、アンナはアナスタシアとして在パリの旧ロシア宮廷の要人たちに引き合わされた。しかし要人の1人は彼女の真実性を認めず、狼狽したブーニンは最後の切札として彼女を、デンマークで甥のポール公(イヴァン・デニ)と余生を送るアナスタシアの祖母・大皇妃(ヘレン・ヘイズ)と対面させようとする。ポール公は革命前、アナスタシアと許婚であった。
だがブーニンの試みは失敗、そこで彼は大皇妃の侍女を買収して劇場でポール公とアンナの対面を計った。これは成功し、ポール公も信じはしなかったがアンナの美しさに打たれた。ところが翌晩、ポール公に再び会ったアンナは、自分を偽物のアナスタシアでなく唯の女として扱って欲しいと打ち明けた。一方、ブーニンも、ポール公に自分の欲しいのはアナスタシアの金だけだと明けすけに話した。経済力の足りぬポール公は、分け前目当てでこの話に乗り、大皇妃とアンナの対面に手を貸す。大皇妃と会ったアンナは少女時代のことを聞かれ、ドギマギして帰ろうとするが、大皇妃はアンナが時々する妙な咳に気づく。
[ネタバレ反転]
アナスタシアは四姉妹の中で最も小柄だったが、明るく活発、ひょうきんな性格で、彼女の前ではどんなに気難しい人も笑顔になったという。だが、そんなエネルギーに満ちた性格に反し、彼女は病弱で、背中の筋肉も弱く年中患っていた。それは、本物のアナスタシアがよくしていた咳だった。
かくてアンナはアナスタシア大公女として認められ、数週間後には、彼女の金目当てのポール公と婚約披露をすることになった。だが、この時になって、アンナとブーニンは互いに愛し合っていることを知った。しかしすべてを諦めたブーニンは想いを秘めて大皇妃に暇乞いに行った。ところが大皇妃は、ブーニンの心中を鋭いカンで悟り、2人を結ぶ労をとる。アナスタシア大公女婚約披露の席に2人の姿はなく、「芝居は終わった」という大皇妃の声だけが静かに響いていた。




『アナスタシア皇女生存伝説』を題材にした、ユル・ブリンナーとイングリッド・バーグマン、名優同士の共演した愛と陰謀のロマンティックな物語です。1920年にドイツのベルリンで記憶喪失の自殺未遂者として精神病院に収容されたアンナ・アンダーソンが、自分はロシアから処刑を逃れ脱走してきたアナスタシアであると周囲に説いた事件により、この伝説が生まれました。これは、ロシア革命時に旧勢力による皇帝奪還を恐れたレーニンが、ニコライ2世一家虐殺後に、「ニコライ2世は処刑されたが、家族は安全な場所にいる」という嘘の公式発表をしたことや、ソヴィエト政権がアナスタシアを含むロマノフ一族を虐殺した事実を、ソ連崩壊まで隠蔽し続けたことによって、真実が霧の中となり生まれたものです。歴史的にも王政打倒時に国王を殺害することはあっても、王位継承権を持たない女性王族や幼い王子や王女まで皆殺しにするのは前代未聞だったため、多くの人は皇女は生存していると信じていたのです。アンダーソンの死後1994年に、発見されたロマノフ一家の遺骨と縁続きである英エジンバラ公、アンダーソンの小腸標本のDNA鑑定で、アンダーソンは一致せず偽物と判定されましたが、現在でもアンダーソンが本物だと信じている人がとても多いようです。「歴史に翻弄された皇女アナスタシアは、実は生きていた」という、ロマンティックな歴史ミステリと捉えているのでしょうね。
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コメント
バーグマン
私の好きな映画も、多くがアルフレッド・ニューマンが音楽を担当しています。
上品で古き良い感覚がいいですね。

この作品は初見がTVで、『カサブランカ』などでバーグマンに惹かれて見たのでした。
あのブリンナーが食われ気味で、演出の妙もあるでしょうが、やはり良い女優さんだったのですね。
アルフレッド・ニューマンは大好きな映画音楽の作曲家なのですが、この映画のテーマ曲もロマンティックで好きです。
あとパット・ブーンが歌った歌詞つきヴァージョンの「アナスタシア」も。
ハリウッド女優が物凄く綺麗だった時代。バーグマン気品があって美しい女優さんでしたね。
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