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『ジェニーの肖像』 Portrait of Jennie (1948・米)
監督/ウィリアム・ディターレ
脚本/レナード・ベルコビッチ
脚色/ポール・オスボーン、ピーター・バーネイズ
原作/ロバート・ネイザン
製作/デイヴィッド・O・セルズニック
撮影/ジョセフ・オーガスト
音楽/ディミトリ・ティオムキン
出演/ジェニファー・ジョーンズ、ジョゼフ・コットン、エセル・バリモア、リリアン・ギッシュ、セシル・ケラウェイ、デイヴィッド・ウェイン、アルバート・シャープ、ヘンリー・ハル、フローレンス・ベイツ、フェリックス・ブレサート、クレム・ビヴァンス、モード・シモンズ

ロバート・ネイサンの名作幻想小説を、『旅愁』などで知られるウィリアム・ディターレ監督が見事に映画化したファンタジー・ラブロマンス。

1934年、冬のニューヨーク。貧しい画家イーベン・アダムス(ジョゼフ・コットン)は、画商のスピニー夫人(エセル・バリモア)とマシューズ(セシル・ケラウェイ)の画廊を訪れた。気難しそうなスピニー夫人は、アダムスの人間性の未熟さを指摘するものの、彼に何か引かれるものを感じて、花の絵を一枚買うことにした。
その後アダムスは、セントラルパークで、雪遊びをしている少女ジェニー・アプルトン(ジェニファー・ジョーンズ)に出会う。ジェニーに絵を見せたアダムスは、コッド岬の絵を見た彼女が、その場に詳しいことを知る。友達のことなどを矢継ぎ早に話す不思議な少女ジェニーに、アダムスは、空腹と疲労で落ち込んでいた心を癒されるのだった。そしてジェニーは、スカーフを残して姿を消してしまう。
苦しい生活に疲弊し切っていたアダムスは、ジェニーとの出会いで、彼女に心奪われた。アダムスは、自宅に帰っても頭を離れない、ジェニーのデッサン画を描いてみる。友人のタクシー・ドライバーのガス・オトゥール(デヴィッド・ウェイン)と昼食に行ったアダムスは、ジェニーのスカーフを包んであった新聞が、20年以上前のものだと気づいた。さらに新聞には、ジェニーの言っていた空中ブランコ乗りの両親の広告も掲載されていた。アダムスは、ガスの機転で、レストランの壁に絵を描く仕事をもらえた。
その後アダムスは、マシューズとスピニー夫人の画廊に向かい、ジェニーのデッサン画を見せた。マシューズが気に入り、それを25ドルで買ってもらえる。アダムスをお茶に誘った夫人は、その絵を描いた時の閃きを大切にするよう彼に助言するのだった。
穏やかな気分で午後を迎えたアダムスは、スケートリンクでジェニーに再会する。不思議なことに、ジェニーは短期間で背が伸びて成長していた。そして、相変わらずおかしな話をするジェニーの肖像画を描こうとするアダムスは、その承諾を得るために、彼女の両親に会う約束をして別れる。しかし、そこに現れたスピニー夫人には、ジェニーの姿は見えなかった。
数日後、ジェニーは約束の場所に現れず、アダムスは、彼女の両親について調べてみることにする。すると両親の資料と共に、自分が会ったジェニーの写真が出てきたのだ。自分の目を疑ったアダムスは、ジェニーが両親の死後に、カトリックの修道院に預けられたことを知る。
その帰り道にアダムスは、両親が事故死して泣き崩れるジェニーに出会う。彼女は修道院に預けられることと、何かを探し求めていることを言い残して姿を消してしまう。それからは、ジェニーがアダムスの前に現れなくなり、時は経ち、彼は絵を描こうとする気力が薄れてしまう。全てがジェニーを想い出させ、長い冬が終わり春が訪れても、アダムスは何も手のつかない日々が続いた。
ただ一人の相談相手のスピニー夫人に、アダムスは、生涯最高の作品「ジェニーの肖像」が描けそうな気がすることを伝えるが、それにとりかかれないもどかしさも語る。アダムスは、ジェニーは自分が作り上げた空想と思うかと夫人に尋ねるが、彼女は、それは問題ではなく、描く準備をしておくべきだと彼を励ました。ガスにも助言されたアダムスは、先延ばしになっていた、アイルランド独立運動の指導者「マイケル・コリンズ」の絵をレストランの壁に描き完成させる。その絵の除幕式を終えるものの、ガスらと騒ぐ気になれないアダムスはアパートに帰った。なんと、そこにには、大人になったジェニーがアダムスを待ち構えていた。ジェニーは、アダムスの、コッド岬のランズエンド灯台の絵を見て動揺する。そしてアダムスは、気を取り戻したジェニーをモデルに、彼女の肖像画を描き始める。その後、ジェニーを修道院に訪ねたアダムスは、彼女との癒された一時を楽しむ。
数日後、アダムスのアパートを訪れた、スピニー夫人とマシューズは、未完成の「ジェニーの肖像」を見て、奇跡にも近いその素晴らしい出来栄えと、そして、時代を超えた神秘的な美しさに感激して絶賛する。やがて、アダムスとジェニーは心惹かれ合うが、何か越えられない境界線のようなものを感じる。ジェニーは、病気の叔母の元に向かうことになり、数ヶ月会えなくなる二人は、肖像画を仕上げるために徹夜して、そして、ついに絵は完成する。それを喜ぶ二人だったが、ジェニーはその場にあったスカーフと共に姿を消してしまう。ジェニーを待ち続けて、再び空虚な日々が続くアダムスは、ガスの提案で、修道院のシスター・メアリー(リリアン・ギッシュ)を訪ねた。
[ネタバレ反転]
そこでアダムスは、ジェニーが十何年も前に、叔母の療養場所であったニューイングランドでランズエンド灯台へ遊びに行き、高波に襲われて死んだと聞かされる。「忘れもしません。10月5日のことでした」今日は10月1日。まだ4日ある。もしかしたら彼女を助けることができるかもしれない。ジェニーの一生と自分の人生のつながりを追求するために、ジェニーの肖像画をスピニー夫人に預けて、コッド岬に向かった。
岬に着いたアダムスは、コッブ船長(クレム・ビヴァンス)から、ジェニーを知る現地の住民イーク(ヘンリー・ハル)を紹介されて、彼からヨットを借りる。嵐の中、灯台にたどり着いたアダムスは、ジェニーと再会できるが、互いに愛を誓った次の瞬間、彼女は高波にさらわれてしまう。一命を取り取り留めたアダムスは、ジェニーを助けられなかったことを後悔する。アダムスは、後を追ってきたスピニー夫人に、ジェニーに会えただけでも幸運だったと励まされる。自分が発見された場所の近くにあったという、ジェニーのスカーフを見たアダムスは、現実に彼女に会ったことを確信する。時間と空間で隔てられていても、ジェニーはきっと生きている。そして、「ジェニーの肖像」により才能を開花させたアダムスは、「イーベン・アダムス画集」を発表する。その後、ジェニーの肖像画は、メトロポリタン美術館に展示されることとなった。
ある日、美術館を訪れた少女(アン・フランシス)は、その肖像画を見て、幻想のように美しいジェニーという女性が、作者にとっては存在したのだと信じた。そこに現れたスピニー夫人は、少女達の賢さに感心して、愛の奇蹟を描いた輝くばかりの肖像画と至上の愛で結ばれた二人を思い起こし、微笑みを浮かべるのだった。




時間と空間を越えた愛を描いた、幻のように美しくせつないファンタジー・ラブロマンス映画の傑作です。主演のジェニファー・ジョーンズの神秘的な美しさと、彼女を追い求めながら画家として成長して才能を開花させていくジョゼフ・コットンの、純朴な演技が素晴らしい。原作小説を忠実に映画化しており、読んだ印象がそのまま画面になっているのにビックリした記憶があります。ただ、ラストは淡々と突き放したような原作と違っていて、映画を見終わるときに胸が暖かくなります。

※原作小説は複数の出版社より出ていますが、最初のハヤカワ文庫のカバー絵が物悲しくて私は一番好きです。
ジェニーの肖像_小説
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