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『世界大戦争』 (1961・東宝)
監督/松林宗恵
脚本/八住利雄、馬淵薫
製作/藤本真澄、田中友幸
絵コンテ/小松崎茂、うしおそうじ
特技監督/円谷英二
音楽/團伊玖磨
撮影/西垣六郎
編集/岩下広一
出演/フランキー堺、宝田明、乙羽信子、星由里子、山村聰、ジェリー伊藤

第三次世界大戦の勃発から、そこに巻き込まれた市井の人々の生き様を
リアルかつ情感豊かなタッチで描いた名作。


戦後16年が経過し、急速な復興を遂げた日本。田村茂吉(フランキー堺)は家族の幸せを願いながら、外国人記者の集まるプレスセンターの運転手として日々働いていた。平凡だがやりがいのある仕事、家族のために株で金を増やし、日々笑顔の溢れる家庭。
そんな中、田村の長女・冴子(星由里子)は下宿している青年船員・高野(宝田明)と恋仲に落ちており、長い航海を終えて帰還した彼との久々の再会を喜ぶ。そんな二人はついに茂吉に対して結婚の決意を語り、驚く茂吉だが妻のお由(乙羽信子)も賛同し、とうとう二人は高野の次の航海が終わり次第、結婚することになる。
一方、世界は「連邦国」と「同盟国」の二つの陣営に分かれ、両陣営はお互いに核兵器を持って対峙していた。そして北大西洋で行われた同盟国陣営の軍事演習エリアに連邦国陣営の潜水艦が侵入したことをきっかけに、両者の関係は緊迫する。田村が担当する記者・ワトキンス(ジェリー伊藤)もその状況を危惧し始めた。日本政府も国民の間に動揺が広がりつつあることを考慮し、両国の関係改善の道を探ろうとする。だがワトキンスが緊迫した朝鮮半島・北緯38度線の情勢を取材に向かったその数日後、小型ながらも実戦で核兵器が使われるという事態が発生し、ついに連邦国・同盟国陣営双方で命令一つでボタンが押されれば弾道ミサイルが発射される状況となっていた。
日本では桃井総理(山村聰)が病身を推して公務を行い、両国の緊張をこれ以上高めまいと懸命の努力を行う。そして現場にいる両陣営の軍人達も、最悪の事態だけは避けたいという思いを胸に、事故や機械故障により危うくボタン戦争となりかけた状況を必死で阻止していた。やがて南北朝鮮間で停戦協定が結ばれ、ようやく緊張が解け始める。
しかし北極海上で偶発的に発生した軍用機同士の戦闘をきっかけに再び状況は最悪の事態を迎え、幾多の人々の努力も全て水泡と帰してしまう。そしてついに日本でもミサイルへの警戒が始まったことで、人々の不安は頂点へ達した。
[ネタバレ反転]
大都市から避難しようとする人々で大混乱が起こる中、田村一家は自宅に残り最後の晩餐を開く。冴子は数日前に再び貨物船「笠置丸」で長い航海へ出た高野と、覚えたてのモールス無線で最後の通信を行った。「サエコ・サエコ・コウフクダッタネ・コウフクダッタネ」「タカノサン・アリガトウ・アリガトウ」。
夕陽を前にして、茂吉は泣きながら叫ぶ。「母ちゃんには別荘を建ててやるんだ! 冴子には凄い婚礼をさせてやるんだ! 春江はスチュワーデスになるんだ! 一郎は大学に行かせてやるんだ! 俺の行けなかった大学に……!!」
両陣営では核ミサイルが次々と発射され、その夜、東京は閃光に包まれる。それは世界のあらゆる都市でも同様だった。世界には核の炎の嵐が逆巻き、地球上の全てを呑み込んでいった。
真っ赤な太陽が昇った翌朝、陸にはただ一つの生命も残っていなかった。洋上の「笠置丸」では、破壊され放射能に冒されて生きる者のいない祖国へ帰ることを、乗組員全員で決定するのだった。




東宝特撮映画史上、反戦メッセージを追求した超ド級の傑作特撮映画です。ハッキリ言って超重量級に重い作品です。戦争が起こっても、そこから戦争終結の動きがあって人類は何とかなるだろう、などと展開の予測を立てていると、がく然とします。その結末は衝撃の一言。東西両陣営の対立に翻弄されながら、それでもその惨劇を食い止めようとする人々の姿──日本政府だけではなく、両陣営の現場の軍人たちもそうです。核ミサイルの誤射や弾頭暴発を食い止めようとする光景が映されるたびに、まるでドキュメンタリーを見ているかのようにホッと胸をなでおろします。それとともに、主人公である田村家の行く末から、目が離せません。劇中、日本の首相が『戦争の放棄をした日本だけが、より強く反戦のメッセージを訴えてきた』という意味の話を語るシーンがありますが、今の日本の政治家の姿勢って、どうなんでしょうかね……。

※日本の映画館で上映された、本作品の予告編は現存していません。
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コメント
初見は、レンタルビデオでしたかなあ。
クライマックスの、夕陽に向かって涙で叫ぶフランキー堺で、涙腺が決壊しました。

ただ、ラストの観客への呼び掛けは、当時は邪魔だと思ってしまいましたね。
今では、真摯な製作姿勢だなと思いますよ。
この映画はタイトルだけは特撮の本で知っていましたが、リアルタイムはもちろん、テレビでも見たことなかったんですよねー。
デアゴスティーニの東宝特撮シリーズでようやくみることができました。
ミサイルが発射されてからの展開は涙なくしては見れないシーンの連続。
反戦映画の傑作だと思います。
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