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バッジ373

『バッジ373』 Badge 373 (1973・米)
配給/パラマウント映画
監督/ハワード・W・コッチ
製作/ハワード・W・コッチ、ローレンス・アップルボーム、アーウィン・ヤブランス
脚本/ピート・ハミル
撮影/アーサー・J・オーニッツ
音楽/J・J・ジャクソン
編集/ジョン・ウッドコック
出演/ロバート・デュヴァル、ヘンリー・ダロウ、エディ・イーガン、フィリップ・ルシアーノ、ルイス・コンセンティノ、ヴァーナ・ブルーム、ティナ・クリスティアニ

犬になっても追いつめる! 凄まじい男の怒りが大都会の闇をブチ抜く!!
犯罪都市に暗躍する、巨大な武器密輸。


タフで有名なニューヨーク市警の刑事エディ・ライアン(ロバート・デュヴァル)が、あるダンス・ホールへの大がかりな手入れの指揮を取っていた。部下の警官たちは扮装して配置についており、合図で電灯が消されると同時にライアンはステージに飛び上がった。客たちはうろたえ、持っていた麻薬を投げ捨てた。麻薬の売人と思われていたスイート・ウィリアム(ヘンリー・ダロウ)も居合わせたが、彼は白で、警官たちが客の尋問をしている間に、スイートの手下のチコがいきなりドアから飛び出してきた。ライアンが後を追う。チコとライアンは屋上で格闘になったが、チコは足をすべらせて墜落、即死してしまった。
ライアンは法廷に立たされることになった。チコの死だけでなく、署内でも1匹狼的なところのある彼は、以前から越権行為に走ることが多かったためだ。結局、死因の究明が終わるまでは、ライアンは停職処分ということになった。やむなくバーテンとして働きだした彼のところへ、警察で相棒だったジジ(ルイス・コンセンティノ)が訪ねてきた。今ではライアンの代わりにディアズという刑事が新しい相棒になっていた。話しの最中、ジジは大事件の証拠を握ったといった意味のことを話したが、なぜかディアズの前ではそれ以上ふれようとはしなかった。
翌朝、ライアンはスキャロン警部(エディ・イーガン)に電話でたたき起こされた。ジジが殺されたというのだ。お通夜の席で、未亡人になったマリー(ティナ・クリスティアニ)から、ジジにリタ(マリア・デュレル)という女があったと聞かされ、そのアパートを訪ねた。部屋は麻薬患者が必要とする小道具がおかれてあるだけで空っぽだった。その日から彼はリタの行方を追い、ロング・アイランドの安ホテルでやっとリタを捕らえたが、麻薬で意識が朦朧としており、スイート・ウィリアムスの名を口走るのみだった。アパートを出るとすぐ、何者かが彼を狙撃した。とっさに身をふせて部屋に戻ってみると、リタはすでに殺されていた。
ライアンはリタの兄、ルーベン(フィリップ・ルシアーノ)の居所をつきとめた。彼は、プエルト・リコ人の革命家だった。ルーベンと別れると、数人の男が彼の後を追ってきた。身の危険を感じたライアンは、バスを失敬して逃げようとしたが逃げきれず、半殺しのめにあったあげく歩道にほうりだされた。病院にかつぎ込まれたライアンを恋人のモーリーン(ヴァーナ・ブルーム)が見舞った。得体の知れぬ敵から身を守るために、2人はニューヨーク北部の田舎に行き、ライアンの傷のいえるのを待つことにした。右手はつぶされ、ギブスをはめていたので、彼は左手での射撃を練習した。そして右手に劣らぬほどの腕前になったとき、相棒の殺害者と、銃の密輸の張本人に違いないスイートを見つけだすため行動を開始した。だが、彼の熱意にほだされ、その手助けをしたモーリーンも何者かに殺された。
[ネタバレ反転]
復讐の鬼となった彼は、最初からくさいとにらんでいたディアズのアパートへ乗り込み、スイートがその夜、プエルト・リコへ送る銃の船積みをすることになっているのを聞きだした。ライアンはまずスキャロンに知らせ、銃を積み込んでいたスイートの手下たちに襲いかかった。激しい撃ち合いが続くなかで、ライアンはついにスイートを追いつめ、射殺し、友人と恋人の怨みを晴らした。ライアンは陽の出を見つめながら、ただ佇んでいた。



『フレンチ・コネクション』の“ポパイ”ドイル刑事のモデルになった、ニューヨークの刑事として19年間警察勤めをし、越権行為から停職処分を受けたエディ・イーガンの実話の映画化で、実際に上司役で出演もしています。脚本はニューヨーク派作家ピート・ハミル。ジャーナリスト兼作家としてドキュメンタリー慣れした手腕を振るい、実話ベースを地味ながらキレ味のイイ脚本で『フレンチ・コネクション』の続編ともいえる一本に仕上がっています。なんといってもタフな初老の刑事役のロバート・デュバルの渋い魅力が全開。そしてイイ奴はあくまでイイ奴で、悪い奴はどこまでも悪い、チョイ悪なんて中途半端さはお呼びでない暴走ぶりがカッコイイ映画なのです。

※VHS廃盤/未DVD化
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殺しのリハーサル/DVD

『刑事マッカロイ/殺しのリハーサル』 Rehearsal For Murder (1982・米)
製作総指揮/リチャード・レヴィンソン、ウィリアム・リンク
監督/デヴィッド・グリーン
脚本/リチャード・レヴィンソン、ウィリアム・リンク
撮影/ステヴァン・ラーナー
音楽/ビリー・ゴールデンバーグ
出演/ロバート・プレストン、リン・レッドグレーヴ、パトリック・マクニー、ローレンス・プレスマン、マドリン・スミス=オズボーン、ウィリアム・ラス、ジェフ・ゴールドブラム、ウィリアム・ダニエルズ

冴える頭脳戦! 緊迫のサスペンス!!

ブロードウエイの劇作家アレックスは一年間の沈黙を破り、新作舞台の脚本の読み合わせをするために友人である役者たちやプロデューサーを、とある劇場に招いた。久し振りの再会に喜ぶ6人だったが、いざ本読みを始めて見ると皆とまどった。その内容は、ちょうど一年前に起きた事件を蒸し返すような物だったのだ。
その事件とは新作舞台の初日の晩、酷評を受けた主演女優のモニカが自宅の二階から飛び降り自殺をしてしまったという悲惨な事件で、6人共その公演に参加していたのだった。モニカと結婚間近だったアレックスは、その晩のモニカの行動に不審を抱き、自殺ではなく他殺であると確信していたのだ。
さまざまな動機が考えられる共演者たちを集め、犯人探しのために書いた当日の夜の出来事を再現する台本を演じさせて、犯人を洗い出そうとしていたのだった。しかし、それに怒った役者のひとりがアレックスの静止を振り切り劇場を出ようとするが、客席には刑事が待機しており……。



『刑事コロンボ』の生みの親、レヴィンソン&リンク・コンビによる “芝居” を巧みに使った傑作ミステリTVムービー。細かい所まで練られたシナリオが見る者を “もうひとりの関係者” にして、アレックスが導くリハーサルにどっぷりと浸りきってしまいます。どんでん返しの結末はまさに圧巻! 初見はNHKの吹き替え放映。劇中劇と現在の舞台上の駆け引きが渾然一体となる不思議な感覚。二転三転するストーリーに翻弄されます。ミステリードラマの傑作です。

この度、この傑作ミステリが「ピュアマリー」という劇団にて舞台上演されます。舞台上で演じられる劇中劇という設定を、実際の舞台で観られるという何重にも錯綜した感覚は興味深いです。この劇団はミュージカルや青春劇も公演しますが、なんと言ってもアガサ・クリスティのミステリ多数を公演している、ミステリ舞台のプロ。期待が増します。

『殺しのリハーサル』9月10日(火)〜9月16日(月・祝)
会場/中目黒・キンケロシアター
脚色/D・D・ブルック
翻訳/保坂磨理子
演出/三田康二
出演/中野誠也、夕貴まお、志村史人、荒木真有美、真京孝行、濱田和幸、原貴紀 村田有香、佐々木志保、大部恭平、松浦豊和、村田美佐子

殺しのリハーサル/舞台
劇場チケット予約『ピュアマリー』
シャーロック・ホームズとワトソン博士3作

『シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険』 (1979─1986・ソ連)全5作
Шерлок Холмс и доктор Ватсон
放映局/国営中央テレビ局
製作/レンフィルム
監督/イーゴリ・マスレンニコフ
脚本/ユーリィ・ドゥンスキー、ヴァレーリー・フリード、ウラジーミル・ヴァルツキー
原作/アーサー・コナン・ドイル
撮影/ユーリィ・ヴェクスレル
美術/マルク・カプラン
音楽/ウラジーミル・ダシケーヴィチ
出演/ワシーリー・リヴァーノフ、ヴィターリー・ソローミン、リナ・ゼリョーナヤ、ボリスラフ・ブロンドゥコフ、ボリス・クリューエフ、ヴィクトル・エフグラフォフ

シャーロック・ホームズとワトソン博士
第一部『交流』(原作「まだらの紐」)
第二部『血の署名』(原作「緋色の研究」)


シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険 バスカヴィル家の犬
(原作「バスカヴィル家の犬」)


シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険
第一部『恐喝王ミルヴァートン』
第二部『最後の事件』
第三部『空家の冒険』


1979年から1986年にかけてソ連で制作され、今だにロシア国内外で根強い人気を誇るロシア版シャーロック・ホームズの連作TVドラマ。イギリスBBCでも一部が放映され、当時首相だったマーガレット・サッチャーに「ロシア製ホームズは世界最高」とまで言わしめた「レンフィルム」スタジオの作品です。単発作品である第1作の放映以来、視聴者の間で人気を博し、スタジオや国営中央テレビ局に続編を望むファンレターが殺到したことが制作のきっかけで、最終的には全5本の連作となりました。日本では、残念ながらDVD化がされているのは3本です。レニングラード(現サンクト・ペテルブルク)やラトヴィア、エストニアなど19世紀末英国及びヨーロッパの風情が色濃く残る街がロケ地として選ばれており、その雰囲気が素晴らしいです。また、ハンサムなホームズ役ワシーリー・リヴァーノフの淡々とした上品さ、それに勝るとも劣らないワトソン役ヴィターリー・ソローミンの若々しく魅力的な演技は素晴らしく、ホームズの追従者ではなく対等な友人であるという関係性が互いに見て取れて感動ものです。同じく傑作と評価の高い英国グラナダTV版、ジェレミー・ブレット主演の『シャーロック・ホームズの冒険』シリーズと見比べてみるのも楽しいですよ。

現在、「別の生活ストア(Alt-Life Store)」でDVD『シャーロック・ホームズとワトソン博士』、『シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険』が販売中。『シャーロック・ホームズとワトソン博士の冒険 バスカヴィル家の犬』は売切中ですが、完全予約限定生産で再リリースの予約を受注中。現時点であと24人で再リリース決定。来年7月までに再リリースの目途が立たない場合には、廃盤となってしまうそうです。ヤバイぞ! 私? もちろん予約しましたですよ!
予約はこちらから → 別の生活ストア(Alt-Life Store)

※[在庫数]=予約数で、0になると規定予約数に達します。
モンティ・パイソン/人生狂騒曲

『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』 Monty Python's The Meaning Of Life (1983・英)
配給/ユニバーサル・ピクチャーズ
監督/テリー・ジョーンズ
脚本/グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペイリン
製作/ジョン・ゴールドストーン
音楽/ジョン・デュプレ
エリック・アイドル
撮影/ピーター・ハナン
編集/ジュリアン・ドイル
出演/グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペイリン

神は6日間で天と地を創造され
モンティ・パイソンはそれを90分で粉砕する!


短編映画 『クリムゾン 老人は荒野をめざす』
終身雇用会社で過酷な労働を強いられている老人たちが、海賊になり金融街に復讐する物語。

オープニング
パイソンズの顔をした魚たちが「人生の意味」について語り合い、エリック・アイドルのオープニングテーマが流れる。

パート1A『出産の奇跡』
母体を何とも思わない医者二人によるスケッチ。

パート1B『出産の奇跡2第3世界編』
「すべての精子は大切」という曲の壮大なミュージカルの後、プロテスタント夫婦が「セックス」について語り合う。

パート2『成長と教育』
学校の性教育の時間、教師自ら実演する。その後「教師対生徒」の非道なラグビーの試合が行われる。

パート3『互いに戦いあうこと』
「戦争」をテーマにした短いいくつかのスケッチが続く。

映画の折り返し点
女性プレゼンターによる『サカナを探せ』。

パート4『中年』
アメリカ人の夫婦がレストランで「哲学」を注文する。

パート5『臓器移植』
突然やってきた医者二人が男を押さえつけ、肝臓を無理やり摘出する。

パート6A『晩年』
超肥満体のクレオソート氏がレストランで吐きまくり、最後には食べすぎで破裂してしまう。

パート6B『人生の意味』
前のレストランのウエイターが人生の意味について考察する。

パート7『死』
「自分で死に方を決められる」死刑囚の死刑執行と、死神に天国に連れ去られる人々のスケッチ。

エンディング
星空をバックにアイドルの「ギャラクシー・ソング」が流れる。




お馴染みモンティ・パイソンの劇場用映画第3弾。今回は“生きる事の意味”について考えて見ようというテーマを揚げ、全7編のオムニバス映画が展開されます。宗教と性を扱った「出産の奇跡」、肝臓提供者募集に応じた為、生きながら腹を切り刻まれてしまう「臓器移植」、食べる事を追求する余り、遂に限界を越え体が破裂してしまう食通男の出て来る「晩年」など、どこかブニュエルの作品にも共通する世界観を持ちながら、そのスピード感と余りにも直接的な映像表現による下らなさが、他の追随を許さないブラックな魅力となって弾けている感じが楽しい怪作となっています。不謹慎なバチ当たりギャグの中にも社会や慣習に対する痛烈な皮肉が感じられて、スリリングでもあります。しかしパイソンズのメンバーは、方針の統一も取れずスケッチの出来もまちまちな本作に、決して満足できていなかったそうですが、1983年のカンヌ映画祭ではコメディー映画には珍しい「審査員特別賞」を受賞しました。
申し訳ありません。

本日は休載させていただきます。

あまりに杜撰な組織・意識の低さに対する嫌悪感により、Amazonとのリンクは廃棄しました。
過去のAmazonとのリンクも、随時削除していきます。


『悪魔の植物人間』 The Mutations (1973・英)
配給/コロムビア映画
監督/ジャック・カーディフ
脚本/ロバート・D・ワインバッハ、エドワード・マン
製作総指揮/J・ロナルド・ゲッティ
製作/ロバート・D・ワインバッハ
撮影/ポール・ビーソン
美術/ハーバート・スミス
音楽/ベイジル・カーチン
編集/ジョン・トランパー
出演/ドナルド・プレザンス、トム・ベイカー、ブラッド・ハリス、ジュリー・エーゲ、マイケル・ダン、スコット・アントニー、ジル・ハワース、オルガ・アンソニー、リサ・コリングス、ジョーン・スコット、トビー・レノン、ジョン・ウィルフォード、エンヤ・ダン、トニー・メイン、モリー・ツィドリー、キャシー・キッチン、フラン・フッレンワイダー、レスリー・ローズ、フェイ・ブラ、ボブ・ブラ、O.T.、マッジ・ガーネット、ウィリー・イングラム、ヒュー・ベイリー、フェリックス・ドゥアルテ

悪魔が造った植物人間! 
美女が、青年が、次々に教われ身の毛もよだつ地獄の怪物に変わる!


「人間が光合成できるようになれば食料問題は解決そして世界から飢えと貧困と争いが無くなるはず!」戦争や争いごとを無くすという崇高な目的のもとに、ノルター教授(ドナルド・プレザンス)は、科学が人と植物をへだてているのもを取り去り、新しい生命体を創造することが出来るという信念にとり憑かれていた。
その教授の信念は、彼の講義を受けている4人の学生トニー(スコット・アントニー)、ローレン(ジル・ハワース)、ブリジェット、ヘディ(ジュリー・エーゲ)などの興味をひいた。またヘディの恋人でアメリカの科学者ブライアン(ブラッド・ハリス)も、ノルターの学説に興味を示した。
ノルターには、リンチ(トム・ベイカー)という助手がいた。リンチは先天的な腺病におかされていて、その容貌は醜怪だった。彼は教授の助手の他にも、こびとのバーンズと共にカーニバルで見せ物小屋を経営していた。リンチは、ノルター教授の実験が成功すれば自分の醜い姿もなおると思い、そのため教授の実験に必要な人間を探してくることを進んでひきうけた。
彼らの最初の餌食にされたのは女子学生のブリジェットだった。だが教授の手術は失敗し、もの凄い怪物が生まれた。彼女の変異体は“チベットのトカゲ女”としてリンチの見せ物小屋にで見せ物にされてしまった。次にトニーが狙われたがこの実験も失敗し、彼は“ビーナスのハエ取り草”という怪物にされた。トニーは醜い姿で、命からがら逃げ出した。
一方、博士の言いなりになり悪事を働くリンチをカーニバル一座の仲間は温かく迎えようとするが、「俺はお前達化け物とは違う!」とそれを拒否。夜の街へ出てそこで娼婦に金を払った彼は、「なにもしなくていいから、愛してると言って欲しい」そう悲しそうに彼女に呟く。醜い姿のため親にさえ愛されたことがないリンチは、容姿さえ変われば人に愛されるのではないかと信じ、そのためならどんな悪事も厭わなかったのだ。
実験室から逃げ出したトニーは、ローレンのところへ行った。ローレンは意外な事実に仰天し、ヘディに電話した。そのヘディもメモを残したままリンチに捕えられてしまった。彼女のメモを発見したのは、ブライアンだった。彼は教授の屋敷に潜入したが、リンチに捕えられ殺されそうになったところを見せ物小屋の奇形人間たちに救われ、リンチは逆に彼らに殺されてしまう。
[ネタバレ反転]
その頃、教授はヘディに最後の実験を試みようとしていた。だがその場に怪物と化したトニーが飛び込んできてあたかも“ハエ取り草”そのままに教授を捲き込んでしまう。暴れる博士が倒した薬品が発火する。実験室が炎に包まれるなか、トニーは教授をはき出したが、教授は血肉を吸い取られミイラのようになっていた。火災はふたりを呑み込んだ。そこへやっとたどり着いたブライアンが、ヘディを救い出した。
研究所から無事逃げ出し、車の中で抱き合う二人。ブライアンの背中に回したへディの腕が、徐々に植物へと変化してゆくのだった。




現代科学の進歩をベースに、学生を実験台にして植物と人間の合体を試みる教授の狂気を描いたホラー映画。マッド・サイエンティスト物の定石を踏んだ演出で、実験に失敗し醜悪な怪物と化した犠牲者を見せ物小屋に売るなど、非倫理的な悪行が凄まじいです。幼少時にTV放映で断片的に見て、軽くトラウマになりかけた作品です。とにかくモンスター造形の手作り感やら、ザラついた質感の画面から漂うチープな雰囲気やら、背徳感と露悪趣味全開で薄気味と後味が悪いったらありゃしない。そんな中で救いなのは、見世物小屋の住人である、実際のショーの一員の障害のある方々。ごく普通に食べて飲んで笑っての生活、そこには見せ物としての生活(それしかない)も普段の日常のひとつという前向きな姿が描かれていること。そんなこんなを含めて、観る者を選ぶカルトな作品です。


『Gセイバー』 G-SAVIOUR (2000・日米)
制作局/ポールスター・テレヴィジョン
監督/グレーム・キャンベル
脚本/ステファニー・ペナ=シー、マーク・アマート
撮影/ジョエル・J・ランサム
編集/リック・マーティン
音楽/ジョン・デブニー、ルイス・フェブレ
プロデューサー/井上幸一、ミミ・メイナード、カタリーナ・コンティ、クリス・ダブス
出演/ブレナン・エリオット、エヌーカ・オークマ、デイヴィッド・ラヴグレン、カタリーナ・コンティ、フロスガー・マシューズ、ケネス・ウェルシュ、ブルー・マンクマ、アルフォンソ・キーハダ 他

今ここに新たなるG伝説が誕生する!

宇宙世紀0100年代から腐敗と堕落を繰り返してきた地球連邦政府は、宇宙戦国時代を経て形骸化の極みに達していた。宇宙世紀初頭とは比べ物にならないほど多くなったスペースコロニーに対し、弱体化した連邦政府の力ではかつてのような統制を執ることは不可能となっていた。
宇宙世紀0217年、連邦政府は度重なる紛争を鎮圧するため、ついにコロニーの武力制圧という強硬策を開始する。その動きにコロニー側は激しく反発し、全面戦争となる。宇宙世紀0218年時点で統治機構としての連邦政府は事実上崩壊し、これを機にコロニー(植民地)という名称がセツルメント(隣保事業)と改められる。連邦とコロニー側は宇宙世紀0222年に和解するが、これによって連邦の権威は完全に失墜、コロニーの独立を認めざるを得なくなる。
しかし、地球上では度重なる紛争とそれに伴う環境破壊によって自給体制が維持出来なくなっており、旧連邦派は地球寄りのサイド2、サイド3、サイド5、サイド7を糾合してセツルメント国家議会を形成する。月面都市、サイド1、サイド4はそれに対抗してセツルメント自由同盟を結成。地球圏は2大組織の対立する場となる。なお、サイド6及び建設中だったサイド・ガイア(サイド8)は独立・中立を保った。
そして、セツルメント国家議会は旧連邦軍の軍事力をそのままセツルメント国家議会軍(CONSENT)として再編し、更なる勢力拡大を志向する。こうした情勢を受け、秘密結社・イルミナーティが地球圏の秩序を守るための調停に動き出す。

宇宙世紀0223。深海農業研究施設で、モビルスーツ11号に搭乗して作物の収穫中だったマーク・カラン(ブレナン・エリオット)は、突然落下してきたモビルスーツ・ブグのパイロット、ティム・ハロウェイ中尉(ピーター・ウィリアムズ)を救出する。同時に落下してきたもう一つの物体が、議会軍の反乱分子である可能性から施設は議会軍の管理下に置かれる。マークは侵入者を発見、しかし同時に居合わせた議会軍の指揮官、ジャック・ヘイル(デイヴィッド・ラヴグレン)が発砲し、侵入者2人のうち1人を殺してしまう。
次の日、議会軍主催のパーティーに出席していたマークは、会場に居合わせたガーノー総督(-ケネス・ウェルシュ)の依頼でパーティーを抜け出し、侵入者の一人であるシンシア・グレーブス(エヌーカ・ヴァネッサ・オークマ)の事情聴取と事件の解明のため、侵入者が収容されている施設へ向かう。シンシアは地球圏に迫っている食糧問題を解決する鍵となる、熱源を持つ生物発光体のサンプルをマークに見せた。そこへ再度ジャックが現れ、発光体を奪取しようと襲撃をかけてくる。二人はその場から逃走し、合流したシンシアの仲間とマークの婚約者ミミ(カタリーナ・コンティ)を巻き込んでシャトルを奪い、サイド4[ニューマンハッタン]へ向かう。
シンシア達と共に、更にサイド・ガイアへと逃れたマークは、戦死したはずのかつての戦友であるフィリッペ・サン・シモン(フロスガー・マシューズ)を紹介される。フィリッペは戦死に見せかけて身を隠し、イルミナーティを率いるリーダーとなっていたのだった。彼は極秘開発した新型MS「Gセイバー」をマークに紹介し、議会軍と戦うために力を貸してほしいと依頼する。だが、過去の一件で軍を自主退役し、戦いから遠ざかっていたマークは答えを渋る。
一方、議会軍がサイド・ガイアに部隊を差し向けてきた。マークは仲間達の危機を前にGセイバーに搭乗し、元上官であるジャック率いる部隊に立ち向かう。



『機動戦士ガンダム』生誕20周年企画の一つとして日本とアメリカ合衆国で共同製作されたテレビドラマ作品で、『ガンダム』シリーズの一作品。U.C.0223という宇宙世紀作品の中でも最も未来を描いた物語です。当初は年号がS.C.(スペースセンチュリー)と表記されており、宇宙世紀という呼称は同じでもパラレルワールドの話という設定でしたが、後にアニメ各作品と同じ宇宙世紀内の物語と改められました。あまりにもオリジナルの『ガンダム』シリーズとは内容も設定もかけ離れていたため、多くのファンから黒歴史扱いされて無かったことにされている作品です。「少年の成長物語じゃないから」や「CGがゲームレベルでショボイ」などという批判や感想が良く見られます。よく見かけるストレートな感想は、「ガンダム+スタートレックのようだ」というもの。確かに的確にこの作品の雰囲気などを表していると思います。でも『スター・トレック』ファンでもある私は好きですよ、この「海外SFドラマ風ガンダム」。


『フレッチ/殺人方程式』 Fletch (1985・米)
配給/ユニバーサル・ピクチャーズ
監督/マイケル・リッチー
脚本/アンドリュー・バーグマン
原作/グレゴリー・マクドナルド
製作/ピーター・ダグラス、アラン・グライスマン
音楽/ハロルド・フォルターメイヤー
撮影/フレッド・シュラー
美術/ボリス・レヴィン
編集/リチャード・A・ハリス
出演/チェビー・チェイス、ダナ・ウィラー・ニコルソン、ティム・マティソン、ジョー・ドン・ベイカー、リチャード・リバティーニ、ジーナ・デイヴィス、M・エメット・ウォルシュ、ジョージ・ウェント、ケネス・マース、ラリー・フラッシュ・ジェンキンス、ジョージ・ウェント、ビル・ヘンダーソン、ウィリアム・サンダーソン

いい加減で女たらし……でも変装ならお手のもの! 難事件に挑む新聞記者フレッチの運命やいかに!?

ニューズ・トリビューン紙の記者のアーウィン・フレッチャー・通称“フレッチ”は、ヒッピー姿で海岸をうろつき廻り、麻薬ルートの調査をしていた。ある日、アラン・スタンウィック(ティム・マティソン)という男から話を聞くだけで1000ドルという、うまい話を持ちかけられる。彼の大邸宅で話を聞くと、1週後の木曜の夜に彼の家に忍び込んで彼を殺してくれたら5万ドル払うというものであった。自分は末期ガンで余命いくばくもないので、苦しむことなく死にたい、自殺では妻のゲイル(ダナ・ウィラー=ニコルスン)に多額の保険金が払われないからという理由であり、殺したらリオに高飛びしろという。
一応承諾して社にもどり、麻薬ルートの探訪記事をせかす鬼編集長(リチャード・リバティーニ)を放っておいて、アランの周囲を洗ってみた。ユタ州の出身でボイド航空のパイロットから、社長の娘ゲイルと結婚という経歴だった。病院のカルテを盗み見たら、案の定、アランはガンになっていなかった事を突き止める。
次にゲイルに接近し、彼女がアランの両親と一度も会っていないことを聞き出した。それから役人にばけて、ゲイルの父(ケネス・マース)に会い、アランがユタ州に土地を300万ドルで購入したことを知った。ユタに飛んだフレッチは、その土地が3000ドルのものであることをつきとめる。
海岸にもどったフレッチは警官につかまり、署長力ーリン(ジョー・ドン・ベイカー)に「捜査の邪魔をするな」と脅かされた。アランの自家用機の整備士から、アランが毎週ユタ州に行くこと、しかしその燃料の使用料がケタはずれに多く、南米にまで行けるほどだと聞かされた。海岸で取引される麻薬は南米産だ。
[ネタバレ反転]
果たせるかな、アランは麻薬の運び人で、カーリンと組んでいたのだ。ユタに行き、アランの両親を訪ねたフレッチは、彼らのいう嫁とはゲイルではなく町に住む女性であることがわかった。アランはフレッチを罠にかけ、彼をゲイル殺しの犯人に仕立てようとしていたのだ。
木曜の夜、すべてを知ったゲイルとフレッチは、アランの裏をかいて、彼を倒した。カーリンの悪事はばれ、その頃、ゲイルとフレッチはリオの海岸を散歩していた。



奇妙な依頼の裏にある陰謀を調べる新聞記者の活動をコミカルに描くミステリ・コメディ映画。原作は『アメリカ探偵作家クラブ賞』受賞のシブいミステリーですが、C・チェイスの出演により雰囲気がガラリと変わり、肩の力を抜いて見られる娯楽作品に仕上がっています。得意の変装で医者や飛行士の整備士、保険調査員に化けながら、ピンチのたびにマシンガンのように吐き出されるフレッチの口から出任せで乗り切るギャグが繰り返され、コメディ色を強めています。トボけた風貌での無表情ギャグが売りのC・チェイスなので、いつの間にやら煙にまかれて相手も何が何やら分からなそうなのが、C・チェイスのファンにはツボなのです。


『マウス・オブ・マッドネス』 In the Mouth of Madness (1994・米)
配給/ニュー・ライン・シネマ
監督/ジョン・カーペンター
脚本/マイケル・デ・ルカ
製作/サンディ・キング
製作総指揮/マイケル・デ・ルカ
音楽/ジョン・カーペンター、ジム・ラング
美術/ジェフ・スティーヴン・ジン
撮影/ゲイリー・B・キッビ
編集/エドワード・A・ワーシルカ・Jr.
SFX/インダストリアル・ライト・アンド・マジック
出演/サム・ニール、ジュリー・カーメン、ユルゲン・プロホノフ、ジョン・グロヴァー、チャールトン・ヘストン、デイヴィッド・ワーナー、バーニー・ケーシー

覗くな、狂うぞ──。鬼才ジョン・カーペンター監督が贈るSFサイコ・ホラー。

1人の狂人が精神病棟へ運ばれた。彼の名はトレント(サム・ニール)。トレントのカルテに興味を示したウレン博士は、彼にカウンセリングを試みる。トレントの病室は異常を極めていた。壁のいたるところに描かれた夥しい十字架。部屋の隅にうずくまるトレントに向かって、ウレン博士は語りかける。「君の力になりたいんだ」薄笑いを浮かべ、トレントは語り始めた。
フリーの保健調査員トレントは居合わせていた喫茶店で突然斧を持った男に襲われる。男は「サター・ケインの本は読んだか?」と尋ねた後、警官に射殺される。その夜、彼はテレビでケインの熱狂的な愛読者たちが、新刊『マウス・オブ・マッドネス』の発売が待ちきれずに、各地で暴動を起こしたというニュースを見る。
翌日、トレントはアルケイン出版社のハーグロウ(チャールトン・ヘストン)から、失踪したケインを捜し出して『マウス・オブ・マッドネス』の原稿を受け取るよう依頼され、トレントを襲った狂人がケインと最後に会った彼の編集者だと知らされる。トレントは参考のためにケインの著書を読む。奇怪な夢から覚めた彼は、何かの力に誘われるように本のカバーを切り取り、それをパズルのように組み合わせると、ニューイングランドの古い町を示す地図になることを発見した。
トレントはケイン担当の女性編集者リンダ・スタイルズ(ジュリー・カーメン)と共に、目的の場所を探しに出掛ける。夜中、車を運転していた彼女は、トレントが居眠りしている間に不思議な幻覚に襲われ、それが消えた時、ケインの小説に出てくる架空の町ボブス・エンドにいた。
小説に書いてあるとおり、町には女主人のいるピックマン・ホテルがあり、ホテルの窓からは大きな教会が見える。教会に出掛けると、ライフルを持った町の男たちがケイン(ユルゲン・プロホノフ)に子供たちを返せ、と叫んでいる光景を目撃した。扉が開き、ドーベルマンが男たちを襲う。トレントは、全てが出版社側の宣伝ではないかと疑うが、スタイルズは現実だと言う。
その夜、一人で教会に出向いたリンダはケインの魔性の虜となる。ホテルに戻ったトレントは、奇怪な触手の生えたピックマン夫人を目撃。ついにリンダも怪物と化し、彼は車で町を脱出しようと試みるが、なぜか何度も同じ場所に戻ってしまう。気絶した彼が目覚めるとケインが現れて『マウス〜』の原稿を持ち帰れと言い、これを読んで信じる人間が多いほど、邪悪な力が強まりかつて地上を支配していた怪物たちが復活する日が近いと語る。
さらにこの本の主人公はトレント自身であり、これまでに体験したのは作品に書かれている恐怖だと言う。ケインの編集者が彼を殺そうとしたのは、主人公が死ねばこの小説は存在しなくなると考えたからだ。不気味に変質した人々とモンスターから必死で逃げるトレントは、気づくと普通の田舎道にいた。手に持っていた原稿は捨てたり燃やしたりしても、なぜか手元に戻ってきてしまう。
[ネタバレ反転]
トレントはハーグロウに事情を説明するが、リンダ・スタイルズという女性は存在しないし、原稿は彼から既に受け取って『マウス・オブ・マッドネス』はベストセラーの記録を更新中だと言う。トレントは町の本屋で『マウス・オブ・マッドネス』を読む青年に斧を振りかざし、精神病院に収容される。
彼はウレン博士(デイヴィッド・ワーナー)に全てを話すが、信じてもらえない。やがて、静かになった病院には異形のモノが蠢く。外は荒れ果てた無人の世界が広がっていた。映画化された『マウス・オブ・マッドネス』を上映している映画館に入ったトレントは、誰もいない客席で、彼自身が主人公の映画を見て一人、狂気の笑い声をあげ続けるのだった。




失踪した作家を追う男が、次第に小説が現実を浸蝕する悪夢の世界に巻き込まれていく様を描いたサイコ・ホラー映画。虚と実を意図的に入り交じらせ、妄想か現実かを観客に判断を委ねた重層的な物語の構造が刺激的です。『ハロウィン』『遊星からの物体X』をはじめ、ホラー映画に才を発揮するジョン・カーペンターが、敬愛する幻想小説の大家H・P・ラヴクラフトの創造した暗黒神話体系『クトゥルー神話』にオマージュを捧げた意欲作で、その数々の中でも最高傑作といって良い作品だと思います。

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『ヘルハザード 禁断の黙示録』 H. P. Lovecraft's The Resurrected (1991・米)
配給/セテラ・インターナショナル
監督/ダン・オバノン
脚本/ブレント・V・フリードマン
原作/H・P・ラヴクラフトの 『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』
製作総指揮/トニー・スコッティ、トム・ブラッドショー
製作/マーク・ボード、ケネス・ライチ
撮影/アーヴ・グッドノフ
音楽/リチャード・バンド
編集/ラッセル・リビングストン
SFX/トッド・マスターズ
特殊メイク/スコット・コールター
出演/クリス・サランドン、ジョン・テリー、ジェーン・シベット、ロバート・ロマナス、ローリー・ブリスコー、ケン・カムロウクス、パトリンク・ポン、バーナード・カフリング

邪悪な魔神たちよ我に力を与えたまえ――。

ロードアイランド州プロビデンスの精神病院から入院中の患者が謎の失踪を遂げた。私立探偵ジョン・マーチ(ジョン・テリー)は、一連の事件を回想する。
その日、クレア(ジェーン・シベット)という女性から、彼女の夫チャールズ・ウォード(クリス・サランドン)の不審な行動について聞かされる。ウォードは名門出身の裕福な科学者だったが、見知らぬ親類から彼宛に古い旅行カバンが届いたときから異常をきたし始めた。
彼はそのカバンに入っていた、自分と瓜二つの容貌を持つ18世紀の先祖であるジョセフ・カーウィンの書いた書類に取り憑かれ、町はずれの農家の地下に作った研究室に閉じこもるようになった。クレアはそこで何か恐ろしいことが行われていると確信し、夫を狂気の淵から助け出すためマーチに助けを求めたのだった。
マーチは調査を開始、農家の近くに住む男から、ウォードに関する緊急の情報があるとの連絡を受け呼び出されたが、マーチが到着したとき、その男は無惨な姿で殺されていた。翌日、自分が恐ろしい事態に巻き込まれているというウォード自身からの伝言を受け取ったクレアはマーチとともに農家へ急行し、熱にうなされながら古い英語なまりで喋る別人のようなウォードを発見する。
クレアは家に戻るよう説得するが彼は拒み、やむなく彼女は強制的にウォードを精神病院に入院させるのだった。マーチとクレアは農家の地下室へ行き、カーウィンが記した死者を蘇生させる実験の記録と、ウォードがそれに基づいて精製したと思われる薬を発見する。カーウィンはかつて神を冒涜するおぞましい実験を繰り返し、村人にリンチされ殺されていた。200年後の今、カーウィンの子孫であるウォードが、その悪夢を繰り返そうとしていたのだ。
[ネタバレ反転]
マーチとクレアは地下室で実験の「失敗作」である、醜悪な怪物たちに襲われる。やっとの思いで2人は脱出に成功、爆薬で農家を吹き飛ばす。マーチは、地下室からスーツケースを持ち帰り、その中に入っていた人骨がウォード本人のものであると推理、病院に監禁されているのはウォードの生命を喰らい蘇ったカーウィンであると確信を得て、隔離病棟へ急行する。
激しい戦いの末、彼はカーウィン目掛けてウォードの骨を投げる。「死者は身体を取り戻そうとする」という書類に記されていた言葉通り、カーウィンに組み付くウォードの骨は、カーウィンから肉を奪い始める、やがて絡み合った二人は、煙とともに消滅した。
マーチは窓を割り、収容されていたウォード(=カーウィン)が脱走したように見せかけた。クレアが知る必要はない。この気が狂わんばかりの、地獄のような恐ろしい真実を、自分だけの胸に納めたのだった。




死者を蘇らせる実験に取り憑かれた科学者を描いたホラー映画。H・P・ラヴクラフトの原作の中でも最高峰と目される作品の一つを、舞台を現代に移し、多少の脚色はされていますが、比較的忠実に映画化しています。些細な事柄を追求していくと、いつしか身の毛もよだつ真実に行き当たる、というホラー小説の定番の展開を、序盤から落ち着いた描写で丁寧に積み重ねて物語が進んで行きます。そういった点で原作の、小説ならではの冗漫ともいえる不可解な事件の積み重ねや異界の雰囲気などの独特な魅力を生かせずに失敗作の多い映画化されたラヴクラフトの作品の中では、スピード感もありテンポよく仕上げながらモダンなテイストを取り入れ、原作のスピリットを巧く生かしたゴシック・ホラーとして、とてもよく出来た作品だと思います

※VHS廃盤/未DVD化
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