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『恐竜100万年』 One Million Years B.C. (1966・英/米)
監督/ドン・チャフィ
脚本/ミッケル・ノバック、ジョージ・ベイカー、ジョセフ・フリッカート
製作/マイケル・カレラス
特殊視覚効果/レイ・ハリーハウゼン
特殊効果/ジョージ・ブラックウェル
音楽/マリオ・ナシンベーネ
撮影/ウィルキー・クーパー
編集/トム・シンプソン
出演/ラクエル・ウェルチ、ジョン・リチャードソン、パーシー・ハーバート、ロバート・ブラウン、マルティーヌ・ベズウィック

これが本物の恐竜だ! 大地を引き裂く火柱が天を焦す恐怖の世紀!
喰うか喰われるか、原始大怪獣と人類の大血戦!

人がまだ言葉を持たない原始時代。アクホバ(ロバート・ブラウン)を族長とする穴居部族のひとり、アクホバの次男トマク(ジョン・リチャードソン)は食料の配分をめぐる争いから、部族を追い出され、荒野に旅立った。
歩き回る恐竜や巨大トカゲ、猿人におびえながらトマクは火山礫の砂漠をあてどもなく放浪の末、海岸にたどり着き、穴居部族より進んだ文化を持つ部族のシェル族と出会う。命がけで大海亀アーケロンを撃退し、村を襲ったアロサウルスを倒したことからトマクはシェル族に迎えられた。
だが、武器をめぐり争いを起こしてしまい、トマクは責任を感じて村を出る。しかし彼を慕う若い美しい女ロアナ(ラクエル・ウェルチ)が後を追ってきた。ロアナを連れて穴居部族に帰ったトマクは、アクホバを殺して族長になっていた兄サカナ(パーシー・ハーバート)に攻撃され、戦って勝利し、新たな族長となる。そんな中、ロアナは女たちと水辺で戯れているうち、プテラノドンにさらわれてしまった。
[ネタバレ反転]
ようやく逃げて帰ってきた彼女を見たシェル族の男たちはトマクの所に向かい、トマクに復讐しようとするサカナたちと戦う。だが、その最中に火山が大噴火を起こし、すべては溶岩と灰に飲み込まれてしまった。生き残りのわずかな人々を率いて、トマクとロアナは旅を始めるのだった。



『ジュラシック・パーク』が登場するまで、決して見たことのない「恐竜」をあたかも生きているかの如くスクリーン上に再現させたという意味では最高峰の位置にあった、特撮怪獣映画。1940年の映画『紀元前百万年』をリメイクした、ハマー・フィルム制作の作品です。円熟期を迎えた特撮の神様レイ・ハリーハウゼンの手による古生物たちは、そのクオリティと多彩さや演出の妙において、現代の目で観ても大変に魅力的です。劇中に登場する生物はブロントサウルス、アロサウルス、トリケラトプス、ケラトサウルス、プテラノドン、エウディモルフォドン、アーケロン、巨大イグアナ、大グモ、猿人などなどで、恐竜特撮の妙を堪能できます。まあ、巨大イグアナはそのまま合成しただけで、これはご愛敬。もうひとつの堪能どころは、恐竜たちに追い回されるラクウェル・ウェルチの豊満で肉感的な姿態ですよ。昔はよくTVで放映されたものです。ストーリーは、ハッキリ言ってどうでもよろしいもの。科学的常識を完全に無視し、恐竜が生息した時代にエロい原始人女性が大挙して登場するトテモ元気のいい作品です。これはパラレルワールドの原始時代か、または遥か未来の文明が滅びたあとの、もう一度原始からの再出発と見るべきか……。
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『ソルジャーブルー』 Soldier Blue (1970・米)
監督/ラルフ・ネルソン
原作/セオドア・V・オルセン
脚本/ジョン・ゲイ
製作/ハロルド・ローブ、ガブリエル・カツカ
製作総指揮/ジョセフ・E・レヴィン
音楽/ロイ・バッド
撮影/ロバート・B・ハウザー
編集/アレックス・ビートン
出演/キャンディス・バーゲン、ピーター・ストラウス、ジョン・アンダーソン、ホルヘ・リベロ、ボブ・キャラウェイ、ダナ・エルカー、マーティン・ウェスト、バーバラ・ターナー

夜明けの太陽にきらめいて、愛と青春の鮮烈な感動が新しい西部劇の曙をつげる──

1860年代アメリカ中西部のコロラドは、燎原に燃え広がっていく野火のように、西部開拓の嵐が吹きまくっていた。だが、そのために先住民のインディアンと開拓者、アウトローや騎兵隊の衝突は尽きることがなく、血の殺戮、硝煙の匂いが全土に立ちこめていた。
クレスタ(キャンディス・バーゲン)は2年前、たまたまこの辺りを旅行中、シャイアン族に襲われて、そのまま一族の酋長『まだらの狼』(ホルヘ・リベロ)の保護を受けていた。もともと彼女は何の偏見も持たぬ自由な女姓だったので、彼らとの生活も結構楽しかった。しかし、彼女には婚約者がいたので、一族に別れを告げ、彼の待つ砦へ向かうことになった。
彼女を護送する騎兵隊はたまたま金塊を運んでいたため、待ち伏せしていた別のシャイアン族に襲撃されて皆殺しになってしまう。僅かに生き残ったのはクレスタとホーナス(ピーター・ストラウス)という若い兵士だけだった。彼は父をインディアンに殺され、復讐に燃えていた。
数日間、旅するうち、インディアンをめぐり2人の意見はことごとく対立する。「生まれ育った土地を奪われる悲しみが分からないの? 残酷なのは白人なのよ」というクレスタが、ホーナスには理解できなかった。だから旅の途中で会った武器商人イサック(ドナルド・プレザンス)の持っていた銃も、インディアンの手に渡ることを恐れて燃やしてしまう。彼はそのために脚を射ち抜かれ、クレスタの介抱を受けるのだが、クレスタの激しい気性の中にひそむ自然な優しさを彼はいつしか愛しはじめてしまう。
[ネタバレ反転]
何日目かに2人は砦に辿り着く。そこでクレスタは婚約者から、アイバーソン大佐(ジョン・アンダーソン)率いる一隊がシャイアン族との協定を破り、集落を襲うことを聞き込む。2人はインディアンを救おうと砦を脱出するが、時遅く、目を覆う殺戮が始まっていた。
インディアンの手足を切り取り、女を輪姦し、子供の眼球を撃ち抜く白人の狂気! ホーナスは愕然とした。クレスタの言う通りだったのだ。悪鬼のようにふるまう青い制服を纏った白人騎兵(ソルジャーブルー)たちに向かって、ホーナスは敢然と反抗していった。例え反逆罪が待っていようとも──。




西部開拓史の汚点とも言うべき、騎兵隊による「サンドクリークの大虐殺」を真っ向から描いた問題作。インディアンに肯定的な人間と否定的な人間にディスカッションを行わせながら物語は進み、最後には、実際にあった大虐殺を余すところなく再現しています。スプラッター映画そこのけの凄絶なクライマックスと、それに続くバフィ・セイント・マリーの主題歌が痛烈な印象を残し、白人がインディアンに対して行った虐殺=理性ある文明人による蛮行を眼前に突きつけることで、理性の皮一枚下の醜い暴力衝動にいまだに捕らわれている現代人を、糾弾しています。

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『鬼火』 Le Feu follet (1963・仏/伊)
監督/ルイ・マル
脚本/ルイ・マル
原作/ピエール・ドリュ=ラ=ロシェル『ゆらめく炎』
音楽/エリック・サティ
撮影/ギスラン・クロケ
編集/スザンヌ・バロン
出演/モーリス・ロネ、ベルナール・ノエル、ジャンヌ・モロー、アレクサンドラ・スチュワルト、アンリ・セール

自殺を決意した男の最期の48時間。緊迫のサスペンス作品!

「人生の歩みは緩慢すぎる。自らの手で速めねば……」
アラン(モーリス・ロネ)は人生の虚ろさ耐え切れなく痛ましい、30代前半のハンサムな男性。その痛みを鈍らせるため酒浸りになり、アルコール中毒で入院療養中だ。
彼は死にとりつかれていた。壁の鏡には、7月23日の文字。彼の人生最期の日だ。鏡の周囲には、彼を愛さなかった妻の写真、マリリン・モンローの自殺記事の切り抜き、悲惨な事件の切り抜き……。アランは拳銃の弾丸を点検する。
翌日、パリに出たアランは旧友を再訪した。安定した家庭生活を送る友、だが、彼はその凡庸さを嫌悪する。
エヴァ(ジャンヌ・モロー)らは麻薬に日々を送る退廃。物事を待つだけの希望と虚偽の青春。待ちくたびれ荒廃に絶望を感じるのはアランだけなのだろうか。
昔なじみのソランジュ(アレクサンドラ・スチュワルト)が催す晩餐会。彼女の優しさも、アランの孤独感をつのらせるばかりだった。
[ネタバレ反転]
翌朝、療養所に戻ったアランは、読みかけの本の最後の頁を読み終えると、今、自ら生きたいと思っていたその希望が去り、生きることをやめた。
「ぼくは自殺する。君達もぼくを愛さず、ぼくも君達を愛さなかったからだ。だらしのない関係を緊め直すため、君達のぬぐいがたい汚点を残してやる」
静かにピストルの引き金を引いた。




ダダイスムの作家ジャック・リゴーの生涯に想を得たピエール・ドリュ=ラ=ロシェルの小説を、ルイ・マルが脚本化した作品。エリック・サティの印象的な旋律を背景に、アルコール依存症の男が自己を失い自殺に至るまでの48時間を、抑制の効いたモノクロームの画面で描いています。彼が友人に会うたび、彼とその人の距離が絶望的に遠いのが伝わり、心が痛くなります。プチブルインテリ青年の虚無感、自分に支柱を建てられず独善的な観念的人生論を討論し、友人たちを拒絶することを繰り返す姿は、社会に居所のない幽霊のようです。彼岸の彼方のようなエリック・サティの音楽でなければならない、静謐な映画です。1963年のヴェネツィア国際映画祭において審査員特別賞、ならびにイタリア批評家賞を受賞。

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『友よ静かに死ね』 Le Gang (1976・仏)
監督/ジャック・ドレー
脚本/アルフォンス・ブーダール、ジャン=クロード・カリエール
原作/ロジェ・ボルニッシュ
製作/アラン・ドロン
撮影/シルヴァーノ・イッポリティ
音楽/カルロ・ルスティケリ
出演/アラン・ドロン、ニコール・カルファン、ローラン・ベルタン、アダルベルト・マリア・メルリ、モーリス・バリエ、ザビエル・デプラス、ラウラ・ベッティ、ジャン・ピエロ・アルベルティーニ、レイモン・ビュシェール

一輪の紅い薔薇に友情と愛をこめて──みじかくも苛烈な青春がかけぬける!

1945年、パリにはまだ戦争の傷跡が残っている。さわやかな風の吹き抜ける木立ちの中、シトロエンを磨いている男達がいた。彼らこそ、今をときめく神出鬼没の犯罪をくりひろげているシトロエン・ギャングだった。この日もまた元気よく仕事に出た彼らだが、帰って来た時は、いつもと違っていた。ジョー(ザビエル・デプラス)が、愉快なロベール(アラン・ドロン)の恋人マリネット(ニコール・カルファン)のもとへ駈けていく。
彼女がロベールと知り合ったのは1年前、彼女が働くバーで彼がアメリカ兵と喧嘩を演じた時だった。以来、彼女は彼の本業を知りつつも、彼の仲間の友情と、我が子同様に彼の面倒をみて来たフェリシア(ラウラ・ベッティ)の優しさにふれ、そして彼らにとけこんでいった。シトロエン・ギャングの手口は大胆不敵、常に警察をケムに巻き、仕事はスムースに進んでいた。
静かなある日、レイモン(ローラン・ベルタン)の子供の洗礼式が、彼らの大先輩で今は隠退しているコルネリウス(レイモン・ビュシェール)の世話で行なわれ、その後パーティが始まった。場所はアジトのスカンボ亭。宴も終わりに近づいている頃、彼らをパリ警察の捜査網が包囲していた。マリネットとレイモンをフェリシアの家に送り届けて来たロベールは、木立ちの陰の警察隊を発見した。すでに彼らの包囲から脱出する方法はない。ロベールにアイディアがひらめいた。県警にギャングの襲撃をうけていると電話し、急拠かけつけた県警が包囲している警察と同士討ちを始めたのだ。その間に一行は、闇の中を逃げのびた。
[ネタバレ反転]
再び、銀行を襲う日がやって来た。あいかわらずの手ぎわの良さで銀行強盗はやり終えるが、ロベールはマリネットへのプレゼントに向いの宝石店に押し入り、女主人に撃たれてしまった。ジョーの知らせで、ロベールのもとに駆けつけるマリネット。彼はニコリとほほえんで息を引きとった。
翌朝、彼の埋葬が行なわれた。呆然と立ちすくむマリネットに、ジョーは近づき、ロベールが宝石店より盗んできたブレスレットを静かに彼女に手渡すのだった。




古き良き時代の実在したギャングたちを描いた犯罪物語。製作も兼ねるアラン・ドロンが珍しく二枚目半のギャングに扮し、髪もカーリー・ヘアに変えて頑張っています。終始ニヤニヤ、軽いノリで犯罪を行いますが、たまに見せる危ない目つきは、さすが元々クールが売りのドロン、凄みを感じます。監督のジャック・ドレーはアラン・ドロンと組んで『ボルサリーノ』や『フリック・ストーリー』といった秀作をモノにしましたが、この作品ではカットが細切れで分かりづらかったり、少々演出が空回りしていたりと、不調な感じ。それでも、義理と人情と無軌道な、古き良きギャングたちの騒がしくて、やがて悲しい物語は心に残ります。
申し訳ありません。
都合により、今週は更新をお休みさせていただきます。

7/28(日)12:00より再開させていただきますので、
よろしくお願いします。

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『飛べないアヒル』 The Mighty Ducks (1992・米)
監督/スティーヴン・ヘレク
脚本/スティーヴン・ブリル
製作/ジョーダン・カーナー、ジョン・アヴネット
音楽/デヴィッド・ニューマン
主題歌/クイーン『We Are The Champions』
撮影/トーマス・デル・ルース
編集/ラリー・ボック、ジョン・フリンク
出演/エミリオ・エステベス、ジョス・アクランド、レイン・スミス、ジョセフ・ソマー、ハイディ・クリング、ジョシュア・ジャクソン、M・C・ゲイニー、エルデン・ヘンソン、シャウン・ウィス、ヴィンセント・A・ラルッソ、マット・ドハーティ、ブランドン・アダムス、J・D・ダニエルズ、アーロン・シュワルツ、ギャレット・ラトリフ・ヘンソン、マーガリット・モロー、スティーヴン・ブリル

弱小少年アイスホッケーチームの笑って泣ける成長物語

ミネソタ州ミネアポリス。若手弁護士のゴードン(エミリオ・エステベス)は、強気で裁判に勝つことだけが人生の意義だと考える男。しかしそんな態度を、所属する法律事務所のボスであるダックスワース氏(ジョセフ・ソマー)に戒められた彼は、酒を飲んで無謀運転して逮捕されてしまう。裁判で戦うと主張するゴードンに、ダックスワース氏は訴訟を起こさず、500時間の社会奉仕をするよう命じる。その社会奉仕とは、地元の少年アイスホッケー・チームのコーチになることだった。
実はゴードンは子供の頃、少年アイスホッケーの名選手だったのだ。しかし彼には、チームの優勝を賭けたペナルティ・ショットをミスしてコーチに罵倒され見捨てられるという苦い思い出があり、これが彼に勝つことへの執着を植えつけたのだ。
ゴードンが派遣された第5地区は低所得層が住む地域で、貧困家庭の子どもたちのチームはとてつもない弱小だった。一目見ただけで、ゴードンはうんざりしてしまう。しかし、嫌々立ち会った試合で、ゴードンは強豪チーム「ホークス」を率いる子供の頃のコーチ、ライリー(レーン・スミス)と再会する。次の試合の時、ゴードンはキャプテンのチャーリー(ジョシュア・ジャクソン)に卑劣な作戦を授けるが、それを無視した彼を激しく罵倒した。
その夜、ゴードンは懐かしいハンス(ジョス・アックランド)の店を訪ね、昔と変わらない店の姿とハンスの温かさから、忘れていた少年のころの感情がよみがえった。そしてチャーリーの家へ行き、自分の非を認め謝罪した。次の日からチームの特訓が始まった。
ゴードンはダックスワース氏に、チームを名前からとり「ダックス」と命名し社会貢献を宣伝するとして資金協力を依頼、基礎から徹底的に指導を始めた。あきらめ顔だった子どもたちもやる気に満ちて、過酷なメニューも消化できるようになっていく。そして新戦力の加入もあって、チームはついに初勝利をあげる。
そんな時、去年行われた地域の区画割り変更で、ホークスの主力メンバーのアダム(ヴィンセント・A・ラルッソ)が、本当はダックスに入らなければならないことが判明した。弱いチームへの編入を阻止しようとするアダムの父親からの依頼を受けたダックスワースから、ゴードンは圧力をかけられるが、彼は法律事務所をクビになってもそれに応じなかった。またゴードンは、チャーリーのシングル・ママのケイシー(ヘンディ・クリング)と愛し合うようになっていた。
[ネタバレ反転]
ホークスでは陰湿なチームメイトに馴染めなかったアダムは、ダックスの仲間たちと打ち解けて元気な笑い顔を見せるようになった。エース・プレイヤーであるアダムとチャーリーたちの連携技でダックスは連勝連勝を重ね、ついに優勝決定戦へと躍り出た。対戦相手は、因縁の相手であるホークス。
試合はアダムが負傷退場して苦戦するが、チャーリーが最後のペナルティ・ショットを決めてダックスは逆転勝ちをおさめた。そしてゴードンは再びアイスホッケーへの情熱を燃やし、マイナー・リーグの選手へと挑戦をするため、町をあとにするのだった。




弱小の少年アイス・ホッケーチームのコーチになった、若い弁護士の奮闘ぶりを描いたディズニーのスポーツ映画。落ちこぼれ軍団の奮起、涙あり笑いありの定番ストーリーですが、子どもたち(チーム)だけでなく、大人(コーチ)の再生物語でもある丁寧な作りで、アイスホッケーに馴染みのない日本人でも楽しめる作品です。クライマックスで流れる「クイーン」の主題歌にシビレて燃えますよ。気分が落ち込んだとき、元気になれること請け合いの楽しい作品です。

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『料理長(シェフ)殿、ご用心』 (1978・米/伊/仏/西独)
Who Is Killing the Great Chefs of Europe?
監督/テッド・コッチェフ
脚本/ピーター・ストーン
原作/アイヴァン・ライアンズ&ナン・ライアンズ
製作/ウィリアム・オルドリッチ
製作総指揮/マーヴ・エイデルソン、リー・リッチ
音楽/ヘンリー・マンシーニ
撮影/ジョン・オルコット
編集/トム・ノーブル
出演/ジョージ・シーガル、ジャクリーン・ビセット、ロバート・モーリー、ジャン=ピエール・カッセル、フィリップ・ノワレ、ジャン・ロシュフォール、ジジ・プロイエッティ、ステファノ・サッタ・フローレス、マッジ・ライアン、フランク・ウィンザー、ティム・バーロウ、ジョス・アックランド、ジャック・マラン、ピーター・サリス

ヨーロッパ各地の一流レストランを舞台に起こる、奇抜な連続殺人の犯人は?
何度観ても味わい深い、滋味に富む謎解きコメディ!

バッキンガム宮殿の調理場では、グランド・シェフの指揮のもとで世界一流のシェフたちが忙しく働いている。オードブルは、ロイヤル・グリルのシェフ、ルイ(ジャン=ピエール・カッッセル)のハトの包み焼きそして最後を飾るデザートは、70ポンドもあるボンブ・グラッセ。作るのは、ニューヨークからやってきた世界一のデザート・シェフ、ナターシャ(ジャクリーン・ビセット)。爆弾という意味のそのアイスクリームのデザートは、最後に火が点けられるというものだった。
そのころ、王室晩餐の主催者マックス(ロバート・モーリー)は、主治医から「減食しなければ、あと半年の生命」と言われ、ショックを受けていた。グルメのための料理雑誌を主宰し、美食家として権威をもつマックスにとって減食は死よりもひどい仕打ち。シェフたちが、芸術ともいえる料理を生み出す限りマックスの生命は縮まる。マックスの頭に浮かんだのは、自ら選び抜いた「世界のシェフ・ベスト4」。
彼らの得意料理は、ルイが小鳩の包み焼き、ロブスターのカルチョフィ添えのゾッピ(ステファノ・サタ・フロレス)、プレスド・ダックのムリノー(フィリップ・ノワレ)。そして4番目のデザート担当、ナターシャだった。
ロンドン郊外では、ナターシャのもとの夫ロビー(ジョージ・シーガル)が、ヨーロッパ全土にオムレツ・チェーンをつくろうと準備中。ルイとナターシャが女王陛下からお誉めを賜わった日の夜、ルイがオーブンの中で焼かれて死んだ。続いて、ゾッピの死体が、彼のレストランの水槽の中で発見された。そして、ムリノーも、彼のダック・プレス機で頭を砕かれて…。皆、自分の得意料理の調理法を使って殺害されていった。
[ネタバレ反転]
次は私の番、とおびえていたナターシャだったが、彼女がテレビの料理ショーでデザートに火を点けようとした寸前に、事情を察知してかけつけたロビーに救われた。そのデザートには本物の爆薬が仕掛けられていたのだった。
晩餐の最中のマックスのもとへ乗り込み、犯人として問いつめると、目を白黒させたマックスは苦しそうに呻いてテーブルにくずおれた。マックスの秘書のミス・ビーチャム(マジック・ライアン)は、愛しそうにマックスの死体の頭を撫でて告白する。マックスの美食による死を防ぐために、4人のシェフの殺人を考えたのだった……間に合わなかったが。その時、しゃっくりと伴に気がつくマックス。しんみりしていた一同、唖然。こうして連続殺人事件は解決したのだった。




世界の4大料理長たちと美食家が巻き込まれる謎の殺人事件を描く、ミステリーとブラックユーモアを絡ませた、異色のグルメ・ユーモア・サスペンス映画の佳作。超豪華な自分の得意料理とそっくりな方法で殺される各国シェフたちが、ヨーロッパ映画界の名優揃いというところがツボで、さらにはジャクリーン・ビセットの美しさは神ものです。名優ロバート・モーレー、ジョージ・シーガルのコメディ演技も絶品。まあ、ミステリの部分はそれほどサスペンスは盛り上がりませんが、諧謔に富んだ上品なユーモア・ミステリで楽しめます。

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『何かいいことないか子猫チャン』 What's New, Pussycat? (1965・英/米)
監督/クライヴ・ドナー
脚本/ウディ・アレン
製作/チャールズ・K・フェルドマン
製作総指揮/ジョン・C・シップリング
音楽/バート・バカラック
撮影/ジャン・バダル
編集/ファーガス・マクドネル
出演者/ピーター・オトゥール、ピーター・セラーズ、ロミー・シュナイダー、キャプシーヌ、ポーラ・プレンティス、ウディ・アレン、ウルスラ・アンドレス、エドラ・ゲイル、ジェス・ハーン、エレオノーラ・イル、フランソワーズ・アルディ、ルイーズ・ラサー(カメオ出演:リチャード・バートン)

バート・バカラックのナンバーをバックに炸裂する、
オシャレでヒップで小粋なスウィンギン・ラブ・コメディ♪


マイケル・ジェームズ(ピーター・オトゥール)は一流ファッション誌の編集長。商売柄美女たちにお近づきが多く、プレイボーイの浮名を流すイキな御仁である。そんなマイケルに、フィアンセのキャロル(ロミー・シュナィダー)は気が気ではない。そこでキャロルは、マイケルの悪友で自分を慕うストリッパーの下着の着付け係をやっているビクター(ウディ・アレン)を好きになったという芝居をうった。
マイケルの本心は彼女を唯一の女性と思っているのだが、美人を見るとダマっていられないという博愛精神がアタマをもたげるという悪い癖を持っているにすぎないのだが、当然、マイケルにとって、彼女の言葉はショックだった。彼は困ったときの相談相手にしている大学の精神料教授フリッツ・ファスベンター(ピーター・セラーズ)に話すが、この教授も彼とは五十歩百歩の女好きの男。ルネ(キャプシーヌ)という女性に熱をあげている。
マイケルは彼のために提灯を持ったお陰で、マイケル自身がルネに惚れてしまった。一方キャロルは、自分に純愛を捧げるビクターをもてあましていた。なんとかマイケルとヨリをもどそうと彼のアパートを訪ねると、そこにはリズ(ポーラ・プレンティス)という、マイケルがチョッカイを出したばかりにつきまとう女と、ルネがいた。その上キャロルの両親まで縁談にシビレを切らせてやってきた。うまく芝居して何とか両親を安心させたが、これを契機に二人はヨリをもどし、結婚を決意した。
[ネタバレ反転]
結婚式はシャトー・シャンテルの取材を終えてからということになった。フリッツとその女房、ビクター、リズ、その他マイケルをとりまく多くの女たちがシャトー・シャンテルに集まったのだからテンヤワンヤの大騒ぎ。あっちからフリッツが顔を出し、こっちからマイケルが飛びあがる。女性陣もシャトーを縦横に駆け回り、警察まで介入するほどの混乱ぶりだったが、女だてらに皆さんゴーカートに乗ってズラかってしまう。とにかく、これで二人は結ばれてしまうのだから、マァ、要するに男の浮気心なんてハシカみたいなモンにすぎないのデスヨ。



プレイボーイの受難をドタバタで描くモンド・コメディ映画。ウディ・アレンが脚本・出演を兼ね、類稀なる艶笑コメディに仕上がっています。トム・ジョーンズの歌う主題歌も有名で、雰囲気的には『オースティン・パワーズ』で描かれた1960年代英国若者文化、レースにドレープひらひらの上着、高級車にパーティという世界です。お遊びとお洒落でいい音楽と、アート系な見方もできます。ピーター・オトゥールの以外なコメディ演技も見られて、楽しい作品です。古い作品のテンポには合わないなどと、人を選びますけどネ。
荒野の七人TV

『荒野の七人』 The Magnificent Seven (1998─2000・米CBS) TVシリーズ全23話
製作総指揮/ペン・デンシャム、ウォルター・ミリッシュ
監督/ジェフ・マーフィー、ピーター・マークル、クリストファー・ケイン ほか
音楽/エルマー・バーンスタイン
出演/マイケル・ビーン、エリック・クロース、デイル・ミッドキフ、ロン・パールマン、リック・ワージー、アンソニー・スターク、アンドリュー・カボビット

あの七人がTVシリーズになって帰ってきた! ウェスタン・アクションTVの傑作!

南北戦争終結直後のアメリカ南部。アンダーソン大佐率いる南軍の残党に目を付けられたネイティブアメリカン・セミノール族の村人が、村を守るためにクリス以下7人のガンマンを雇い、南軍残党と対決する。

クリス(マイケル・ビーン)、ヴィン(エリック・クローズ)以外の5人のガンマンは、野戦病院で医学の知識を身につけた黒人のナイフの達人ネイサン・ジャクソン(リック・ワージー)、クリスの親友で女好きのバック・ウィルミントン(デイル・ミドキフ)、村の子供に好かれるギャンブラー、エズラ・スタンディッシュ(アンソニー・スターク)、過去の償いのために自分を律する元宣教師ジョサイア・サンチェス(ロン・パールマン)、本で読んだ西部に憧れて東部の町からやって来た未熟な若者J.D.ダン(アンドリュー・カボビット)。

その後、7人は住み着いた街の治安を守るために活躍していく。



巨匠黒澤明の名作『七人の侍』を翻案しユル・ブリンナー主演、ジョン・スタージェス監督で大ヒットを飛ばした映画「荒野の七人」をTVシリーズ化。米CBSネットワークで放送された作品です。登場する「七人」も、射撃の名手、元悪党、名うての博打うちにキリスト教の牧師と個性派ぞろい。エピソードが進むにつれ、男たちの過去も少しずつ明らかになる。そんな彼らをまとめるリーダーは、映画『ターミネ-ター』『エイリアン2』のマイケル・ビーン。SuperDramaTV、テレビ朝日で放送されました。せひ、DVD化してほしい作品です。1998年エミー賞コスチュームデザイン賞受賞。

※未DVD化

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『荒野の七人/真昼の決闘』 The Magnificent Seven Ride! (1972・米)
監督/ジョージ・マッコーワン
製作/ウィリアム・A・カリハム
脚本/アーサー・ロウ
撮影/フレッド・コーネカンプ
編集/ウォルター・トンプソン
音楽/エルマー・バーンスタイン
出演/リー・ヴァン・クリーフ、マイケル・カラン、ルーク・アスキュー、ステファニー・パワーズ、マリエット・ハートレイ、ペドロ・アルメンダリス・Jr、ラルフ・ウェイト、メリッサ・マーフィ、ウィリアム・ラッキング、ジェームズ・シッキング、エド・ローター、アリン・アン・マクレリー、ゲーリー・ビジー、ダレル・ラーソン、ロバート・ジャッフェ

七人のガンマンと17人の女たち。70人の敵を相手に、決死の戦いが今始まる!
『荒野の七人』シリーズ最終作。


かつて群盗に襲われて苦難のどん底にあったメキシコ人集落を助けるため、無報酬で生命を賭けて戦った7人のガンマンがいた。指導者はクリス(リー・ヴァン・クリーフ)、彼の人格と心意気に感じた6人は生命を預けた。
あれから10年。今、クリスはアリゾナ南部の町で保安官をしていた。ある日、新聞記者ノア・フォーブス(マイケル・カラン)がインタビューを申し込んだ。その時、彼の昔の仲間ジム・マッケイ(ラルフ・ウェイト)が、クリスの援助を求めてきた。メキシコ人の群盗トロ(ロドルフォ・アコスタ)の一味と戦うというのだ。しかし彼には仕事もあり、妻アリラ(マリエット・ハートレイ)を迎え生活も安定した現在、危険に飛び込んでゆく訳にはいかない。ジムは帰っていった。
しかしクリスの生活をひっくり返す事件が起こった。妻の頼みで留置所から解放した妻の弟ジェリー(ダレル・ラーソン)が銀行強盗をして、その仲間が妻を殺したのだ。メキシコに逃げたジェリーたちを追うクリスは途中の町で、ジムが指揮をとってトロ一味と闘った一団が皆殺しにされているのを目撃し、その町に居残って家々を物色していた盗賊を掃討した。
教会にはローリー・ガン夫人(ステファニー・パワーズ)を始め、婦人と子供が身を寄せあっていた。クリスとノアは、この女子供ばかりの町を守るために、タクソン地区刑務所長を説得して、彼がかつて捕まえた5人の囚人を選びだした。無事に仕事が済めば無罪放免、死刑か戦死か、いずれにしても死神とは隣り合わせだった。
軍人くずれのヘイズ大尉(ジェームズ・B・シッキング)、スコット・エリオット(エド・ローター)、マーク・スキナー(ルーク・アスキュー)、ぺぺ・カラール(ペドロ・アルメンダリス・ジュニア)が参加した。クリスとノアを含めた総勢7人は出発した。
クリスはトロの本拠地をつきとめ、彼の留守を襲撃してトロの情婦を人質にした。7人は町に戻り、女たちを割り当て、分隊を作った。襲撃してきたトロ一味との戦いは、熾烈をきわめた。
[ネタバレ反転]
トロ一味の数が減るとともに、7人の仲間も次々に倒れた。クリスの銃弾はトロの胸を射ち抜いた。首領を失った一味はもはや敵ではない。追いまくられ叩き落とされて全滅した。多くの犠牲を払って町に平和が訪れた。
負傷したノアはマッジ(メリッサ・マーフィ)の手厚い看護をうけた。女たちに囲まれてご機嫌なマークは唯一人、赦免状を受けとった。今や昔の身軽さをとり戻したクリスは保安官として町に残り、スキナーを助手に任命する。
従軍記者のつもりでいたノアはこの時になって初めて、自分が拳銃を撃つのに夢中で1行もノートをとっていなかったことに気づいた。




『荒野の七人』シリーズ4作目にして最終作。クリス役は渋いリー・ヴァン・クリーフが演じています。老境のガンマンが保安官となり、安定した生活で牙が抜けかけているところに事件が……、ガンマン魂の再生といった展開に熱くなります。なんですが、渋恐顔のクリーフなんで雰囲気的に、ちょっと陰惨。マカロニ寄りのカラーにメンバーの小粒俳優たちで、やっぱりB級臭が漂っています。まあ、でもエド・ローターやゲーリー・ビジーなんかが出ていたり、クリスの復讐鬼っぽい設定がクローズアップされてたりで、結構面白いです。TVムービーと思って楽しむといいかもしれません。
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