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『北極の基地/潜航大作戦』 Ice Station Zebra (1968・米)
監督/ジョン・スタージェス
脚本/ハリー・ジュリアン・フィンク、ダグラス・ヘイズ
原作/アリステア・マクリーン
製作/マーティン・ランソホフ
音楽/ミシェル・ルグラン
撮影/ダニエル・L・ファップ、ジョン・M・スティーヴンス、ネルソン・タイラー
編集/フェリス・ウェブスター
出演者/ロック・ハドソン、アーネスト・ボーグナイン、パトリック・マクグーハン、ジム・ブラウン、トニー・ビル、ロイド・ノーラン、アルフ・チェリン、ジェラルド・S・オルーリン、テッド・ハートレイ、ロン・マサク

極秘指令、スパイそして破壊工作──
アリステア・マクリーンのベストセラー小説の映画化。


北極の氷原にあるイギリスの気象観測基地『ゼブラ』からSOSが発せられた。何か事故が起こったらしい。さっそく、アメリカとソ連が生存者救出に乗り出した。しかし気象の関係で飛行機は出せない。そこでアメリカ側は、ファラディ艦長(ロック・ハドソン)が率いる原子力潜水艦『タイガーフィッシュ号』を急行させた。出航まぎわ、イギリスの諜報員ジョーンズ(パトリック・マクグーハン)と海兵隊が乗り込んできた。さらに出航後、洋上でヘリコプターからジョーンズの仲間でロシア人のバスロフ(アーネスト・ボーグナイン)が乗り込んできた。やがて事件が起こり始める。魚雷発射管からの浸水、何者かによる襲撃。妨害者はバスロフかもしれない、と言い出す者もいたが証拠は何もなかった。やがて潜水艦は北極の基地に着いたが、気象観測所員は半分以上が死んでおり、ほかも意識不明であった。しかも、3人はピストルで射殺されている。何かあったに違いない。やがてファラディ艦長は、ことの次第を知り始めた。というのは、ソ連の人工衛星が上空を飛び、アメリカ、ソ連のミサイル基地を撮影した。ところが、その衛星が、ゼブラ基地に落ちたのである。そのフィルムの、うばいあいの果ての惨劇であった。
そしてカプセルに入ったフィルムは、まだ、この基地にある。そこへ、天候回復でソ連がジェット機を飛ばしてやって来た。フィルムをめぐって、米ソは一発触発の雰囲気となり、氷原は異様な緊張につつまれたのである。フィルムの入ったカプセルが発見された。これには、同調する2つの電波探知機がある。そしてこの探知機は米ソ双方が持っている。どちらかがボタンを押せばカプセルは爆発してしまうのだ。国の運命をかけて、にらみ合う大国。
[ネタバレ反転]
バスロフがソ連側に走った。やっぱり彼はスパイだったのだ。そしてついに、カプセルはソ連側に渡ってしまった。彼らは、それを風船に結びつけて、飛行機がキャッチするように空に放った。その時ファラディ艦長はボタンを押し、フィルムは空中で消失。すべては終わった。やがて世界にニュースが流れるだろう──北極の基地ゼブラで生存者救出のため米ソが協力したと。だが、その現場にいた者は知っている。力の均衡という表現で保たれている世界平和の現実を。



アリステア・マクリーンの冒険アクション小説の映画化。超大作と謳われていますが、どうにも緊張感に欠けて、ダラダラと長いというだけという印象です。肝心の北極のシーンの大半はいかにもセットと分かるレベルで、ビジュアル面でもちょっと……。さすがのジョン・スタージェス監督も、今作は不調と言わざるを得ないです。それでも前半の潜水艦のシーンはなかなか見応えがあり、主演3人の演技合戦も見物。残念な超大作なんですが、なぜだか嫌いになれない作品でもあります。
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『サタンバグ』 The Satan Bug (1964・米)
監督/ジョン・スタージェス
脚本/ジェームズ・クラベル、エドワード・アンハルト
原作/アリステア・マクリーン(イアン・スチュアート名義)
製作/ジョン・スタージェス
撮影/ロバート・サーティース
音楽/ジェリー・ゴールドスミス
出演/ジョージ・マハリス、リチャード・ベイスハート、アン・フランシス、ダナ・アンドリュース、エドワード・アズナー、フランク・サットン、ジョン・ラーキン、リチャード・ブル、マーティン・ブレイン

刻一刻迫るアメリカ死滅の瞬間──
巨匠J・スタージェスのサスペンス演出が冴えるSFサスペンス!

カリフォルニア州南部の砂漠地帯にある研究所では政府の委託を受けて細菌兵器の開発が進められていた。ホフマン博士(リチャード・ベースハート)は、全世界を2カ月で死滅させるほどの細菌「サタンバグ」を発明した。
ある夜、細菌保管庫ではバイオハザードの警報が鳴り響き、警備主任の死体が転がっていた。強力な最近の流失を警戒し、厳重な封鎖が行われた。極秘裡に調査隊が組織され、隊長の「将軍」(ダナ・アンドリュース)は前任の警備主任だったバレット(ジョージ・マハリス)らを調査隊にいれた。彼はタフで敏捷、将軍の娘アン(アン・フランシス)と恋仲だ。防護スーツでバレットが保管庫に入って調査すると、致死性の高いボツリヌス菌とサタンバグが持ち出されていた。彼の正体は情報部の捜査官で、死んだ警備主任と所内のスパイ摘発に動いていたのだった。
バレットとアンは意外に早く事件の糸口をつかんだが、犯人らしい2人組みに逆に捕まってしまった。実はその2人の上にエインズリという男がいた。そしてこの男こそホフマン博士だったのだ。博士は、全地球の征服を夢みる男だったのだ。それに気づいたときはすでに遅く砂漠の真中に監禁された。エインズリは将軍に取り引きを申し入れ、聞かなければ、菌を爆発させると警告していた。市民は恐怖の底におとされ、安全な地区へ避難をはじめた。
[ネタバレ反転]
人通りの絶えた街で調査隊や警官のサタンバグ探しがはじまった。手がかりはたった1つ、エインズリの隠れ家から発見された紙片。それにはダイヤモンドが落書きされていた。苦慮熟考の末、ダイヤが野球場であると見破り、スタンド裏の売店から時限装置つきのボツリヌス菌が発見された。
その頃、エインズリの手に握られたサタンバグはヘリコプターにあった。その中にはバレットがその計画実行を目撃させられるため、同乗させられていたが、スキをみてサタンバグをうばった。「悪魔の兵器」争奪の死闘が、ヘリのコクピットで繰り広げられる。勝ったのはバレットだった。サタンバグを奪われて観念したエインズリは、大空に身をおどらせた。




細菌の恐怖を描いていますがパニック映画ではなく、細菌争奪戦を描いたスパイ映画となっています。昨今は珍しくないバイオハザードものですが、製作当時は斬新だった細菌兵器の恐怖を演出する手腕は、さすが名匠スタージェス監督。無人のロサンゼルスの街並が静かな恐怖を感じさせます。バイオハザード(細菌汚染)もの映画の草分け的作品です。

※VTR廃盤(中古あり)/未DVD化

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『荒鷲の要塞』 Where Eagles Dare (1968・米)
監督/ブライアン・G・ハットン
脚本/アリステア・マクリーン
製作/エリオット・カズナー、ジェリー・ガーシュウィン
音楽/ロン・グッドウィン
編集/ジョン・ジンプスン
出演/リチャード・バートン、クリント・イーストウッド、メアリー・ユーア、マイケル・ホーダーン、パトリック・ワイマーク、ロバート・ビーティ、アントン・ディフリング、ドナルド・ヒューストン、ファーディ・メイン、ピーター・バークワース

難攻不落の「鷲の城」へ潜入せよ!
リチャード・バートン、クリント・イーストウッド競演、戦争アクション大作!


第二次大戦で連合軍が、ようやく反攻に移ろうとしている頃。「鷲の城」と呼ばれるドイツ情報本部に、連合軍の機密を知るアメリカのカーナビー将軍が捕われの身となっていた。彼を救出すべくジョン・スミス(リチャード・バートン)をはじめとする6人のイギリス軍情報部の諜報員と、アメリカのレンジャー部隊員シェーファー中尉(クリント・イーストウッド)らが鹵獲したドイツ軍の輸送機に乗り込んだ。彼らは、情報部のターナー大佐の命令でこの大仕事に取り組んだのだ。だが何故かスミスは、ほかの部員とは内密に女性諜報部員メアリー(メアリー・ユーア)と連絡をとっていた。そしてドイツ兵士が集まる酒場に彼女を連れて行き、そこで働くスパイ仲間のミス・ハイディに引きあわせる。ハイディの口ききで、メアリーは鷲の城の中に仕事口を見つけて潜入する。その直後、酒場に一斉手入れがあり、スミスたちは逮捕される。情報が筒抜けであるので、二重スパイがいるのかもしれない……。
やがてスミスは逃亡し、シェーファーと2人で城内に潜入してメアリーと連絡し、カーナビー将軍が城外に連れ去られることを防ぐ。カーナビー将軍の取り調べが始まろうとしてとき、そこには3人の潜入部隊のメンバーが捕らわれていた。そこへ現れたスミスは意外なことを言い出す。「このカーナビー将軍は偽物だ! そしてこの3人は、イギリス軍の情報部員でありながらドイツへ通じていた……と見せかけて、ドイツに偽の情報を信じさせる為のカウンター・スパイだ!」と暴露する。そして自分こそが、イギリス情報部内の本物のドイツのスパイだと明かす。自分たちは本当にイギリス情報部に潜り込んだドイツのスパイだと強弁する3人に、他の潜り込んでいるメンバーの名を書かせ、自分のリストと照合して、ドイツ将校たちに見せることにしたスミス。
[ネタバレ反転]
3人が書き終わったリストを確認すると、シェーファーに合図して部屋を制圧する。スミスの目的は、イギリス情報部に巣食う敵スパイ網の証拠集めだったのだ。
抵抗し銃をを構えたドイツ将校たちを射殺したスミスはメアリー、シェーファーらとともに城内を破壊し、アメリカの俳優が扮している偽将軍を連れて脱出。やがてターナー大佐の飛行機で救出される。
何故スミスは、こんなことをしたのか? 実は、かねがねターナー大佐の行動が怪しいとにらんでいた男がいた。イギリス軍情報部長官のローランド海軍提督である。彼はそれを証明するために、偽将軍が捕らわれる状況を作り、救出作戦を立てた。そして救出部員の人選をターナーにまかせたのである。案の定、ターナーは裏切り者のスパイたちを作戦に加えたのだった。事実を知っていたのはスミス1人の、高難易の作戦だった。己の破滅を悟ったターナー大佐は自ら、飛行中の輸送機の扉から足を踏み出すのだった。




冒険小説の巨匠アリステア・マクリーンが脚本を担当した戦争アクション映画で、後に本人が小説化しています。二転三転するストーリーに翻弄され、ディティールの積み上げがとても丁寧です。まあ、多少ご都合主義なところがあり味方は弾に当たらず、ドイツ兵はバタバタ薙ぎ払われていくのはご愛敬。戦争映画というよりスパイ活劇の要素の方が強い、潜入ゲームのような作品でもあります。
黄金のランデヴー
黄金のランデヴー
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『黄金のランデヴー』 Golden Rendezvous (1978・英/南ア)
監督/アシュレー・ラザルス、フレディ・フランシス(クレジットなし)
脚本/スタンリー・プライス、アラン・スコット、クリス・ブライアント
原案/ジョン・ゲイ
原作/アリステア・マクリーン
製作/アンドレ・ピータース
製作総指揮/マーレイ・フランク
音楽/ジェフ・ウェイン
撮影/ケン・ヒギンズ
編集/ラルフ・ケンプレン
出演/リチャード・ハリス、アン・ターケル、デイヴィッド・ジャンセン、バージェス・メレディス、ジョン・ヴァーノン、ドロシー・マローン、ゴードン・ジャクソン、リー・ロンソン、ロバート・ビーティ

そこは嵐のカリブ海──目的は何か? 誰が企んだのか?
いま始まる原爆と金塊の危険なランデブー!


南アメリカの港町カラッチオでは、間もなくカリビアン・スター号が出港しようとしていた。この船はごく普通の貨客船であるが、客室12室でうまい料理を食べさせる、乗客は大金持だけという変わった船でもあった。船が出港した最初の夜に事件は起こった。スチュワードと無線室の士官が殺され、無線機が壊されたのだ。船長は、早速各船室の捜索を密かに命じる。一等航海士ジョン(リチャード・ハリス)は、無線室に近い客室より捜索をし、マイアミに癌の手術を受けに行くセルダン老の部屋が怪しかった。なくなった無線機はなかったが、上の無線室からコードを引いたあとがある。ジョン達は拳銃を持ってセルダンと同行の甥トニー(リー・ロンソン)、看護婦を逮捕しに、メイン・ダイニングに向かう。そのとき、どこから共なく現れた兵士たちと射ち合いになり、船長は死亡、ジョンも倒れた。トニーとカレラス(ジョン・ヴァーノン)、そして10名程の兵士たちにより、乗客と船員はメイン・ダイニングに監禁される。そして、ジョンは重傷の振りをして機会をうかがう。彼の看護にあたっているのは、乗客の1人スーザン(アン・ターケル)。船医マーストン(ゴードン・ジャクソン)は、ヤブ医者だったが勇気だけは持ち合わせている。
ジョンとスーザンは、見張りの目をかすめ、セルダンの部屋に忍び込んだ。そこにはセルダンが縛られていた。実は彼はセルダンではなく、トルーマン(ロバート・ビーティ)という科学者で、彼は誘拐され、彼の発明した小型原爆と一緒に連れ込まれたらしい。一味が狙ったのは、金塊輸送船ユニコーン号。カリビアン・スター号がSOSを発信すれば、近くを航行しているユニコーン号が助けに来て接舷する。そこをジャックしようという計画だったのだ。ジョンは病室にいったん戻り、深夜になり再び甲板に登る。そこではカレラスに看視され、トルーマンが原爆をセットしていた。おりしも嵐。ジョンはカレラスの去った後、トルーマンを助け、原爆の入っていた棺桶に彼を入れ、病室に戻る。やがて、SOSが発信され、間もなくユニコン号はカレラスらにジャックされた。
[ネタバレ反転]
カリビアン・スター号の乗客と船員はユニコーン号に移され、金塊はカリビアン・スター号に移される。勿論、原爆はユニコーン号へ……。爆発まであと24分。セットを解くにはカレラスの持つキイがいる。ジョンはカリビアン・スター号に乗った。一味を続々と射ち殺し、カレラスも射ち殺したジョン。だが、キイはない。しかも火災が発生しはじめた。追い詰められるジョンたちだが、隣のカリビアン・スター号のメイン・ダイニングに乗客の1人のヒューデル(B・メレディス)がいるのを発見する。奴こそ主犯なのだ! 
ジョンは、彼にキイをわたすようにせまった。「ユニコーン号の原爆か、この船の火災か、賭けだな」とニヤリと笑って、キイを渡すヒューデン。時間がない。ジョンは海にとび込んだ。と、1人の男が彼を銃で狙う。だが、ユニコーン号よりスーザンがその男を射った。やがて、ジョンはユニコーン号にたどりつき、トルーマンの手によって、原爆のセットは解除された。だが安心したジョンの目前では、ヒューデルを乗せたまま爆発をはじめたカリビアン・スター号が、海に沈もうとしていた。




アリステア・マクリーンの同名原作の映画化作品。主人公が孤軍奮闘して敵を翻弄し、満身創痍で戦うという「元祖ダイ・ハード」的な作品です。無駄をそぎ落としたコンパクトな筋立てでテンポが早く、今みてもさほどダレません。主演のR・ハリスの体を張った活躍は「究極の困難のなかで九死に一生を得て目的を完遂する」というマクリーンの冒険小説の特色が色濃く出ています。
八点鐘が鳴るとき
八点鐘が鳴るとき
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『八点鐘が鳴るとき』 When Eight Bells Toll (1971・英)
監督/エチエンヌ・ペリエ
脚本/アリステア・マクリーン
原作/アリステア・マクリーン
製作/エリオット・カストナー、ジェリー・ガーシュウィン
音楽/アンジェラ・モーリー
撮影/アーサー・イベットソン
編集/ジョン・シャーリー
美術/ジャック・マックステッド
出演/アンソニー・ホプキンス、ナタリー・ドロン、ジャック・ホーキンス、ロバート・モーレイ、デレク・ボンド、ウェンディ・オルナット、コリン・レッドグレーヴ、ファーディ・メイン、モーリス・ローヴ、ピーター・アーン、レオン・コリンズ、トム・チャット、チャーリー・スチュワート

地獄の底を突き破る、命知らずの大冒険アクション!

数百万ポンドの金塊を積んだナンツビル号が、突然アイルランド海に消えた。指令を受けた海軍諜報部員フィリップ・カルバート(アンソニー・ホプキンス)は、同僚のハンスレット(コリン・レッドグレーヴ)と共に、海洋生物学者を装って事件究明にのりだした。海上での襲撃をかわして港に着いた二人は、豪華クルーザーの持主の富豪スコラウス(ジャック・ホーキンス)に招待された。船中にはスコウラスを囲んで、その相談役だというラボルスキー(ファーディ・メイン)や、スコウラスの妻である美貌のシャーロット(ナタリー・ドロン)、チャーンレイ卿(デレク・ボンド)がいた。シャーロットの妖しい魅力はカルバートを魅惑した。
カルバートは捜査中、サメ獲りの名人ハッチンソンと意気投合、彼の案内で海の断崖に屹立するフダブ・セギヤ城を訪れ、そこのカークサイド卿と娘スーの挙動に不審を感じた。何度も襲撃にあうカルバートだが、上司のアンクル・アーサー(ロバート・モーレー)の協力で、しだいに事件の確信にせまりつつあった。
しかし、ハンスレットが殺された。カルバートは執念をもやしついに、一味の拠点をつきとめた。轟々と渦まく狂乱の難所をのり切り、海底に潜ったカルバートは、遂に金塊を発見、その金塊を運んでいたスコウラスの手下を絶息させて、一気にスコウラスを倒さんと敵対した。
[ネタバレ反転]
敵のリーダーはスコウラスを操る黒幕、ラボルスキーだった。スコウラスや周辺の島の住人は、家族を人質にとられていたのだった。フダブ・セギヤ城はラボルスキーが人質をとじこめている場所だった。
一味をせん滅したカルバートの前に、スコウラスの妻を演じていたシャーロットの妖艶な姿態が待っていた。カルバートは金塊を一つ渡し、背を向けるのだった。




若きA・ホプキンスが野暮ったいけど、任務に命を賭ける皮肉屋のスパイを演じています。上司のロバート・モーレイとの遣り取りがなんともおかしく、ニヤリとさせてくれます。コケティッシュでちょっとエッチっぽいN・ドロンは、相変わらず美しい。陰鬱で寒々とした北大西洋の風景が、地道な捜査の描写と相まって効果をあげています。地味なアクション映画だけど、ラストの会話が粋でコミックスの『コブラ』でもそっくり使われていましたね。

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『L.A.ストーリー/恋が降る街』 L.A. Story (1992・米)
監督/ミック・ジャクソン
脚本/スティーヴ・マーティン
製作総指揮/マリオ・カサール、スティーヴ・マーティン
製作/ダニエル・メルニック、マイケル・ラクミル
撮影/アンドルー・ダン
美術/ローレンス・ミラー
音楽/ピーター・メルニック
編集/リチャード・A・ハリス
出演/スティーヴ・マーティン、ヴィクトリア・テナント、リチャード・E・グラント、サラ・ジェシカ・パーカー、 マリル・ヘナー、ジョン・リスゴー

カリフォルニアの空の下、孤独な男女に愛の天使が舞い降りる!
恋愛に臆病な大人たちに贈る、ファンタジック・ラブストーリー


ハリス・テレマッカー(スティーヴ・マーティン)は独特の話術で天気を予想するロサンゼルスの人気お天気キャスター。人生を楽しんでいるように見える彼だったが、うわべだけは華やかな仕事にも、長年つき合っている美人のガールフレンドとの関係にも行き詰まり、悶々たる日々を過していた。
そんなある日、彼がフリー・ウェイをドライブ中に車が故障し、路肩に停車したところ道路状況を知らせる電光標示板が「君の人生に転機が訪れる。天気がその鍵となるだろう」と不思議なメッセージをおくってくる。あくる日、ハリスの前に、インテリで物静かなイギリス人ジャーナリスト、サラ・マクドウェル(ヴィクトリア・テナント)が現れた。サラは取材のためL.A.に滞在中だった。
運命的な出逢いを感じたハリスとサラはお互いの想いをふくらませていくが、傷つくことを恐れるあまり、情熱をそのまま態度に表わすことができないでいた。そんな2人の気持ちとは裏腹に、ハリスもサラもお互いに別のパートナーといるところを目撃されてしまう。
[ネタバレ反転]
お互い自分の気持ちに正直になるが時すでに遅く、サラは失意の中、ロンドンへ帰ろうとロサンゼルス国際空港に向かい、ハリスはあの電光標示板の前に立っていた。そこへ突然の大雨。サラの乗った飛行機はフライト不可能となる。ハリスは電光標示板の言葉を思いだし、サラに愛の告白をした。



スティーブ・マーティンの映画の中で、いつもよりギャグは控えめのロマンティック・コメディです。ハイウェイの電光掲示板が文字で語りかけるなど、ちょっとファンタジーが入っていますがサラリと描かれ、構える必要はありません。S・マーティンの映画は、彼の芸風を生かした破壊的ナンセンス・ギャグものか、ハートウォーミングなコメディかに分かれますが、今作は後者ですね。『愛しのロクサーヌ』と並ぶ、彼主演の傑作の一本です。

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『ハウスシッター/結婚願望』 Housesitter (1992・米)
監督/フランク・オズ
脚本/マーク・ステイン
原案/マーク・ステイン、ブライアン・グレイザー
製作総指揮/バーニー・ウィリアムズ
製作/ブライアン・グレイザー
撮影/ジョン・A・アロンゾ
美術/アイダ・ランダム
音楽/マイルス・グッドマン
編集/ジョン・ジンプソン
衣裳デザイン/ベッツィ・コックス
出演 /スティーヴ・マーティン 、ゴールディ・ホーン、ダナ・デラニー、ジュリー・ハリス、ドナルド・モファット、 ピーター・マクニコル、 ロイ・クーパー、 クリストファー・デュラング

スティーヴ・マーティン&ゴールディ・ホーン、豪華競演で贈る傑作ラブ・コメディ。

建築家のデイヴィス(スティーヴ・マーティン)は、自分の設計した家を贈りものに幼なじみのベッキー(ダナ・デラニー)にプロポーズするが、返事はノーだった。それから3ヵ月後、いまだ失意から立ち直れないデイヴィスは、会社のパーティでウェイトレスのグエン(ゴールディ・ホーン)と知り合い一夜をともにする。その時部屋に残した彼の家のスケッチを頼りにグエンは、今は空家になっているその郊外の家を捜し出す。家のドアの鍵が開いていたのをいいことに中に入り込み、一目で家が気に入ったグエンは近所の店でデイヴィスの妻と偽ってツケで色々な物を買い込み、家を整え始める。口八丁手八丁でベッキーやデイヴィスの両親まで信じ込ませ、グエンが町にとけ込んだ頃、デイヴィスがやって来て唖然とする。
事情を理解したデイヴィスは、ベッキーを取り戻すための芝居を打つことを思いつく。ベッキーの嫉妬心をあおって自分に関心を持たせ、結婚が破局したことを装いベッキーと一緒になろうという作戦だった。グエンも同意し、互いに罵り合う演技を始める。
[ネタバレ反転]
デイヴィスの両親が結婚パーティを開こうと言い出し、デイヴィスの会社の社長まで招待することになってしまったため、急遽グエンの両親も仕立て上げる。デイヴィスを愛してしまったグエンは、盛大なパーティの最中、いたたまれなくなって外に飛び出すが、デイヴィスはすばらしい演技だと絶賛する。町を去ろうとするグエンへの愛に気づいたデイヴィスは彼女の後を追い、彼女に真実のプロポーズをするのだった。



コメディの王様スティーヴ・マーティンとコメディの女王ゴールディ・ホーンの組み合わせが、面白くないわけがない。嘘に嘘を重ねていくスリルとギャグが肝となる、コテコテのアメリカンコメディです。ラブコメとしての王道シチュエーションはしっかり抑え、周りにつきまくる嘘が、だんだんと膨らんでリアリティを確かにしていく過程に大爆笑。嫌な人が一人も登場せず、観た人を幸せにする映画です。

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『カーツーム』 Khartoum (1966・米)
監督/バジル・ディアデン
アクション監督/ヤキマ・カナット
脚本/ロバート・アードリー
製作/ジュリアン・ブロースタイン
撮影/テッド・スケイフ、ハリー・ワックスマン
美術/ジョン・ハウエル
音楽/フランク・コーデル
出演/チャールトン・ヘストン、ローレンス・オリヴィエ、リチャード・ジョンソン、ラルフ・リチャードソン、アレクサンダー・ノックス、ジョニー・セッカ、ナイジェル・グリーン、マイケル・ホーダーン、ヒュー・ウィリアムズ

チャールトン・へストン、ローレンス・オリヴィエの対決!
カーツームの攻防を描く大スペクタクル


1883年、スーダンでイギリスの将軍と彼の部下1万のエジプト兵が殺された。殺戮者の名はマフディ(ローレンス・オリビエ)。狂信的な回教徒のリーダーで、民族の自由の名のもとに、反乱を起こしている男だった。当時、スーダンを支配していたのはエジプトであり、そのエジプトを統治していたのはイギリス。困惑したイギリス首相グラッドストンは、穏便に解決するため、チャールズ・ゴードン将軍(チャールトン・ヘストン)に白羽の矢をたてた。彼は過去6年間スーダンに住み、奴隷売買の撤廃に尽力した国民的英雄であり、かつて中国でも内乱鎮圧に目ざましい才腕をみせた男である。そして彼の補佐役としてスチュワート大佐(リチャード・ジョンソン)が選ばれた。
任地到着そうそう、ゴードンはマフディと会見したが、和解の糸はみつからなかったばかりか、マフディの殺戮は、ますます激しくなった。首都カーツームを死守しようとするゴードンのやり方に不満を抱く者もでてきた。しかし、ゴードンの人間味を理解しはじめたスチュワートは首相を説得、ウォルスリー将軍と7000の兵士がカーツームへ派遣されることになった。だが彼らの目的が、ゴードンの救出にあって、カーツーム防衛でないことを知ったスチュワートは、彼に撤退を請願した。しかしゴードンは、町の人たちを一刻も早く安全地帯へ退去させるよう、命令し自分はとどまった。しかし避難民一行は、マフディの奇襲作戦に会い消息を断った。
[ネタバレ反転]
カーツームは死都と化した。その頃、ゴードンとマフディは2度目の会見をした。この時、両雄の間には、敵意の代わりに、英雄のみが持つ不思議な共感が交流した。勝利を確信しているマフディは、ゴードンに退去を勧めたが無駄だった。交渉は決裂。マフディの総攻撃が再開された。飢えに苦しむ部下を率いて、先頭にたったゴードンの胸に、「彼を殺すな!」というマフディの命令もむなしく、矢が突きたった。ゴードンの部隊は全滅した。2日後、ウォルスリーの救援隊が到着し、カーツームは再びイギリスの手に帰った。



太平天国の乱の鎮圧に功績を挙げ、「シナのゴードン」と讃えられた英雄ゴードン将軍を描く歴史スペクタクルです。60年代には『アラビアのロレンス』『ズール戦争』『北京の55日』など、植民地戦争を題材にした映画が盛んに作られました。互いに認め合う、異文化を背景にした敵同士の姿にシビレます。人間性豊かなゴードン将軍をC・ヘストンが好演、好敵手のL・オリヴィエとの演技合戦が楽しめます。映画自体はちょっと冗長で、根気が必要かも。

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『北京の55日』 55 Days at Peking (1963・米)
監督/ニコラス・レイ
脚本/フィリップ・ヨーダン、バーナード・ゴードン、ロバート・ハマー、ベン・バーツマン
製作/サミュエル・ブロンストン
音楽/ディミトリ・ティオムキン
撮影/ジャック・ヒルデヤード
編集/ロバート・ローレンス
出演/チャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、デイヴィッド・ニーヴン、フローラ・ロブソン、ジョン・アイアランド、ハリー・アンドリュース、レオ・ゲン、ロバート・ヘルプマン、カート・カズナー、伊丹十三

世界を震撼させた55日間の死闘!史上最高のスペクタクル・アクション!

1900年の初夏、山東省に蜂起した義和団は清国に進出した西欧勢力とキリスト教徒を本土から追放しようと勢力を増し、北京城の外国人たちの不安は高まった。この頃ルイス少佐(チャールトン・ヘストン)の米海兵隊が北京城に派遣された。秘密に包まれた紫禁城の奥で、清朝の西太后(フローラ・ロブソン)が側近の端郡王(ロバート・ヘルプマン)と寵臣栄緑将軍(レオ・ゲン)たちの密議中で義和団の力を利用して外国勢力を一挙に国外へ追放することを決め、義和団を蔭で後援することにした。
ルイスは英国大使ロバートソン卿(デイヴィッド・ニーヴン)の主催する舞踏会でロシア男爵未亡人ナタリー(エヴァ・ガードナー)に会い、2人は強くひかれあった。だが、ロシアに帰らねばならないナタリーが旅支度をしている時情勢が急変した。ドイツ公使が路上で義和団たちに殺されたのだ。この現場を偶然ホテルから見たルイス少佐は、その指揮官端郡王を西太后に報告し抗議したが、逆に彼女は各国外交団の北京城退去を警告した。
この日、義和団の外国人居住地に対する攻撃が開始され、ナタリーも篭城を余儀なくされた。11ヵ国の外国人たちは一体となって防衛した。ナタリーも野戦病院の看護婦として働くことを惜しまなかった。少佐は天津の救援軍へ連絡のため北京城を脱出したが失敗、城へ帰るため敵中を潜行する。
[ネタバレ反転]
やっと帰りついたルイス少佐は、ナタリーの死を聞き悲しんだが防衛戦に奮闘する。火炎瓶作戦などで少数の連合軍は55日間の篭城に耐えた。そして砲煙の間から救援の軍が姿を現し城内の外国人たちは救われた。
新しい任地に出発するルイス少佐は、この戦いで孤児になった混血娘を連れて思い出深い北京城を後にした。




ハリウッドお得意の歴史スペクタクル大作です。アメリカ映画なので欧米人側から描かれており、アメリカ人ルイス少佐を中心とした西洋人が活躍しますが、実際の義和団の乱鎮圧においては、距離的に近かった日本とロシアが主力で、中でも日本軍の活躍は素晴らしかったそうです。豪華絢爛な舞踏会や中国王宮の謀略、義和団が攻めてきてからの防衛戦などが大スケールで描かれています。

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『リオ・ロボ』 Rio Lobo (1970・米)
監督/ハワード・ホークス
脚本/バートン・ウォール、リー・ブラケット
製作/ハワード・ホークス
撮影/ウィリアム・H・クローシア
美術/ロバート・スミス
音楽/ジェリー・ゴールドスミス
編集/ジョン・ウッドコック
助監督/ヤキマ・カナット
出演/ジョン・ウェイン、ホルヘ・リベロ、ジェニファー・オニール、ジャック・エラム、クリス・ミッチャム、ヴィクター・フレンチ、マイク・ヘンリー

西部男の心意気を見せる大御所・ジョン・ウェインが、怒りのライフルをひっさげて
無法の町リオ・ロボにのりこんだ!


南北戦争末期、北軍のマクナリー大佐(ジョン・ウェイン)の護衛する金塊輸送列車は南軍のコルドナ大尉(ホルヘ・リベロ)の率いるゲリラに襲われ、マクナリーは捕えられる。だが、隙をついて脱出し、逆にコルドナと部下のタスカロラ(クリス・ミッチャム)を捕虜にした。事件の背後に北軍の裏切り者が2人いることを聞き出したマクナリーは、コルドナとタスカロラを捕虜収容所へと護送する。やがて3人の間に友情が芽生えた。
戦争が終わり、故郷の町に帰ったマクナリーは、若い娘シャスタ(ジェニファー・オニール)の危難を救ったことから、裏切り者の1人をしとめ、コルドナと再会をする。
一方、芝居の巡業をして歩くシャスタは、リオ・ロボで悪徳保安官ヘンドリックス(マイク・ヘンリー)一味に相棒を殺され、彼女も追跡されていたのだった。コルドナは、その保安官一味に裏切り者がいると教えた。コルドナもリオ・ロボに牧場をもつ旧友タスカロラが、地元のボスのケチャム(ヴィクター・フレンチ)一味に牧場を乗っ取られようとしているのを救援にいこうとしているところだった。
マクナリー、コルドナ、シャスタの3人はリオ・ロボへ向かうこととなった。マクナリーはそのボスこそ、例のもう1人の裏切り者に違いないとにらんだ。町に着いた3人は、タスカロラが馬泥棒に仕立てられて逮捕され、彼の祖父フィリップス(ジャック・エラム)が監禁されていることを知った。3人は不意を衝き、老人を救出した。しかし、リオ・ロボの留置所は砦のようで、まともな攻撃でタスカロラは助けられそうもなかった。マクナリーは一計を案じ、ケチャム牧場を襲って彼を人質とした。
[ネタバレ反転]
やはり、ケッチャムは裏切り者だった。マクナリーはコルドナを近くの騎兵体砦に通報にやり、タスカロラとケチャムの人質交換をもくろんだ。しかし、コルドナはヘンドリックスに捕えられた。今度はリオ・ロボの町を流れる川の橋で、ケッチャムとコルドナの身柄交換となった。多勢に無勢、マクナリーたちの形勢は不利となったが、タスカロラの作戦が功をそうした。形勢は逆転して、ケチャム一味は硝煙の藻屑と消えた。コルドナとシャスタは結ばれて、リオ・ロボに平和が戻った。











『リオ・ブラボー』『エル・ドラド』に続く三部作の掉尾を飾る、ハワード・ホークス監督の遺作ともなった骨太の群像西部劇です。かつては敵でも友情に結ばれて、手を組んで困難に立ち向かう姿が清々しいです。相変わらずイカしたキャラたちの群像が立ちまくり、笑いとアクションの緩急が心地よい。安心して見られる娯楽映画です。
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