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『タワーリング・インフェルノ』 The Towering Inferno (1974・米)
監督/ジョン・ギラーミン
脚本/スターリング・シリファント
原作/リチャード・マーティン・スターン、トーマス・N・スコーティア、フランク・M・ロビンソン
製作/アーウィン・アレン
音楽/ジョン・ウィリアムズ
主題歌/モーリン・マクガヴァン
撮影/フレッド・J・コーネカンプ、ジョゼフ・バイロック
編集/カール・クレス、ハロルド・F・クレス
出演/スティーヴ・マックイーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、スーザン・ブレイクリー、リチャード・チェンバレン、ジェニファー・ジョーンズ、O・J・シンプソン、ロバート・ヴォーン、ロバート・ワグナー

脱出できるか 救出なるか 今世紀最大のスペクタクル・アドベンチャー

サンフランシスコの空にそびえ立つ138階建ての世界一高い超高層ビル『グラス・タワー』が落成の日を迎えた。設計者のダグ・ロバーツ(ポール・ニューマン)とオーナーのジム・ダンカン(ウィリアム・ホールデン)は、屋上に立って眼下にひろがる市の光景を見下ろしていた。ロバーツは疲れていた。一刻も早くコンクリートの大都会からのがれ出て、大自然のふところに飛び込みたかった。工事主任のギディングス(ノーマン・バートン)と打合わせをすませたロバーツは婚約者のスーザン・フランクリン(フェイ・ダナウェイ)と久しぶりに二人だけの時間をもった。惨事は、そのときすでに始まっていた。
『グラス・タワー』の地下室にある発電機が故障したため主任技師のキャラハンが予備の発電機を始動させたとたんショートし、81階にある物置室の配線盤のヒューズが火を発し、燃えながら床に落ちた絶縁体の破片が発動機のマットをくすぶらせ始めたのだ。保安主任ハリー・ジャーニガン(O・J・シンプソン)の緊急報告を受けたロバーツは配線工事が自分の設計通りに行われていないのに憤然として、落成式の一時中止をダンカン企業の広報部長ダン・ビグロー(ロバート・ワグナー)に申し入れたが、ダンカンは拒絶した。しかしそのとき81階では火が大きく拡がりはじめていたのだ。
ロバーツはダンカンの義理の息子であるロジャー・シモンズ(リチャード・チェンバレン)に会い、ビルの配線工事を担当した彼の配慮不足を責めたが、あとの祭りだった。一方、火災の発生をまだ知らない『グラス・タワー』の入居者たちは落成式パーティの準備に浮き足立っていた。1階から80階までがオフィス用、それから上は住宅用に作られたこのビルには、すでにさまざまな人が入居していた。
たとえば90階のハーリー・クレイボーン(フレッド・アステア)の職業は株専門のサギ師だ。彼はおなじ階に住む富豪未亡人リゾレット・ミューラー(ジェニファー・ジョーンス)に早くも眼をつけ、今夜のパーティにエスコートし、うまく話をまとめて一儲けしようとしていた。外部からの招待客もそうそうたる顔ぶれで、上院議員ゲイリー・パーカー(ロバート・ヴォーン)、サンフランシスコ市長ロバート・ラムゼイなどがいた。入口のリボンが市長の手によって切られると、人々は135階のプロムナード・ルームへ直行し、ビルの全てのライトがともされ『グラス・タワー』の全容は夜空にクッキリとあらわれた。
[ネタバレ反転]
だが81階の物置室から出火した火は拡がり、ロバーツは消防署に急報した。連絡を受けた消火隊は隊長のマイケル・オハラハン(スティーヴ・マックィーン)の統率のもと、ほどなくビルに到着した。彼はただちにロバーツと『グラス・タワー』の設計図を検討した上、79階に司令センターを設置、ダンカンに緊急避難を令じた。81階の火が他に移り始めてエレベーターにも危険が迫っていることを察知したオハラハンは展望エレベーターを利用するよう令じたがすでに大混乱が始まっていた。地上からの救援だけでは間に合わぬことを知ると、オハラハンは海軍のヘリコプターに空からの救援を依頼したが、強風のためビルに近づくことができず、かろうじて近づいた一機もビルに激突して炎上した。『グラス・タワー』は今や完全にひとつの巨大な溶鉱炉と化した。隣りのビルからのワイヤーの救命籠作戦もロジャー・シモンズやパーカー上院議員の犠牲者を出し、いきずまっていた。あと15分で火がプロムナード・ルームに届くというとき、耐火服に身をかためたオハラハンはヘリで屋上にたどりつくと、ロバーツと協力してプロムナード・ルームのちょうど真上にある巨大な貯水槽を一挙に爆破、放水させることにした。百万ガロンに近い水の奔流で、執拗に攻めのぼってくる炎を消しさろうというのだ。ほとばしる水力に押し流されて死ぬ者も出たが、猛威をふるっていた炎はついにおさまった。



原作はリチャード・マーティン・スターンの『ザ・タワー』、トーマス・N・スコーティアとフランク・M・ロビンソン共著の『ザ・グラス・インフェルノ』。ワーナー・ブラザースとMGMが、それぞれの原作を元に別々に映画化を企画。史上初、共同製作を決定した両社がシナリオを融合し、オールスターで超大作パニック映画を製作しました。今では懐かしい大スターが総出演で、パニックの中での人間性を浮き彫りにするドラマが描かれます。
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ペニーズ・フロム・ヘブン

『ペニーズ・フロム・ヘブン』 Pennies from Heaven (1981・米)
監督/ハーバート・ロス
製作/ノラ・ケイ、ハーバート・ロス
製作総指揮/リチャード・マッカラム
原作/デニス・ポッター
脚本/デニス・ポッター
撮影/ゴードン・ウィリス
編集/リチャード・マークス
音楽/ラルフ・バーンズ
コン・コンラッド
マーヴィン・ハムリッシュ
ビリー・メイ
出演/スティーヴ・マーティン、バーナデット・ピータース、クリストファー・ウォーケン、ジェシカ・ハーパー、ナンシー・パーソンズ、M・C・ゲイニー ほか

大恐慌時代のアメリカを舞台に、ビング・クロスビーのタイトル・ナンバーをはじめとした1930年代の曲を、オリジナル・レコーディングのまま使ったミュージカル。しがないサラリーマンの愛と暗い現実の物語を描く。
楽譜の販売を商売としているアーサー(スティーヴ・マーティン)。夫婦仲が冷え切っていた彼はある日、行商先で美しい女性教師アイリーン(バーナデット・ピータース)と出会い、恋に落ちるのだったが……。
流れる曲はファンタジックで明るいものが多いが、物語はそれに反してどんどん悪い方向へ進んでいく。



スティーヴ・マーティンとクリストファー・ウォーケンのダンスが出色で、特にウォーケンのウネウネ・ダンスは必見です。

※VHS廃盤/未DVD化

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『狼男アメリカン』 An American Werewolf in London (1981・米)
監督/ジョン・ランディス
脚本/ジョン・ランディス
製作/ジョージ・フォルシー・Jr
製作総指揮/ピーター・グーバー、ジョン・ピーターズ
音楽/エルマー・バーンスタイン
撮影/ロバート・ペインター
編集/マルコム・キャンベル
出演/デヴィッド・ノートン、ジェニー・アガター、グリフィン・ダン、ジョン・ウッドヴァイン、ブライアン・グローヴァー

イングランドの北を旅するアメリカ人の若者2人。3カ月のヨーロッパ旅行を計画実行中のデイビッド(デイヴィッド・ノートン)と親友のジャック(グリフィン・ダン)だ。彼らは、荒涼とした厳寒の地をさまよいながら、早く宿を見つけようと焦っていた。
たまたま入ったパブ『狙われた小羊亭』の人々は、よそ者の2人を妙に警戒した。追い出されるように外に出た2人は、「道路を歩け」「月夜に気をつけろ」という無気味な忠告を気にはしながらも湿地帯にまぎれ込んでしまった。やがて、恐しい遠吠に怯える2人を何者かが襲った。
気がつくと、デイビッドはロンドンの病院のベッドに横たわっていた。ジャックは死に、目撃者の証言では、2人を襲ったのは凶暴な精神異常者だということだった。自分を襲ったのは人間などではなく動物だったと訴えるデイビッドを、医者のハーシュ(ジョン・ウッドヴァイン)も看護婦のアレックス(ジェニー・アガター)も信じなかった。退院が近づくに従がって、やさしく魅力的なアレックスに恋心を燃やすデイビッド。
そんなとき彼は、死んだ筈のジャックの訪問を受けた。血にまみれた恐しい形相のジャックは、デイビッドに自分たちを襲ったのは狼人間で、満月の夜には、デイビッドも狼人間に変身して人間を殺すだろう。だから人間を殺す前に自殺しなくてはいけないという不吉な予言を残して姿を消した。
[ネタバレ反転]
悩むデイビッドを、アレックスは慰め、退院した彼を自分のアパートに引きとった。初めてアレックスと結ばれた幸せな夜、デイビッドは再びジャックの訪間を受け、同じ忠告を聞いた。やがて、満月の夜、ジャックの予言どおり、デイビッドは狼人間に変身しアベックをはじめ6人もの人間を噛み殺した。『狙われた小羊亭』を訪れて真実を掴みかけていたハーシュが、その夜の事件でデイビッドが狼人間であることを確信しアレックスに打ちあけた。
そのころ自分の宿命を知って悩むデイビッドが、夜再び狼人間となり町の人々を襲っていた。警察が彼を包囲し銃をかまえた時、アレックスがかけつけるが、一瞬のうちに銃弾が放たれた。アレックスの眼の前には、デイビッドの息絶えた姿が横たわっていた。




イギリスの片田舎で狼に噛まれた青年が、やがて人狼へと変身して行く様を、ブラック・ユーモアを絡めながら描いた異色ホラーです。現れるたびに腐っていく、自殺を促す死霊化した親友を始めとした悪夢のシーンのおかしさと、原題(ロンドンのアメリカ人狼男)の示す異郷での孤独感、挿入曲『ブルームーン』に集約される哀愁とが相まった独特の雰囲気が哀しいおかしさを盛り上げます。リック・ベイカーの特殊メイクはアカデミー賞を受賞しました。
探偵/スルース

『探偵/スルース』 Sleuth (1972・米)
監督/ジョーゼフ・L・マンキウィッツ
脚本/アンソニー・シェーファー
製作/モートン・ゴットリーブ
製作総指揮/エドガー・J・シェリック
音楽/ジョン・アディソン
撮影/オズワルド・モリス
編集/リチャード・マーデン
出演/ローレンス・オリヴィエ、マイケル・ケイン 、アレック・コーソーン、ジョン・マシューズ、イヴ・チャニング、テディ・マーティン

誇りと葛藤の脈うつ中で、ゲームが殺意を呼び、殺意がゲームを狂わせた!
謎が謎を呼び、交錯する感情のき裂に迫る狂気、仕組んだ罠に2大名優が激突する!


ロンドン郊外の邸宅。老推理作家ワイク(ローレンス・オリヴィエ)は、彼の妻マーゲリットとデキている美容師マイロ(マイケル・ケイン)と話をつけようと、邸宅へ呼ぶ。
マーゲリットは贅沢な女なので、二人が結婚してもマイロが物質的に彼女を満足させることはできない。アンドリューは莫大な宝石類を密かに金庫に入れており、その宝石には保険をかけていた。そこで、マイロに宝石を盗み出させてマーゲリットと暮らせばいい、と申し出る。自分も保険金を手に入れ、年若い愛人ティアと一緒になるつもりだ、と言うアンドリュー。うまくいけばマイロには浪費家の妻を食わせるだけの金ができ、愛人のいるワイクには保険金が転がり込むという寸法だ。
ワイクに乗せられるままマイロは強盗を演じる事になるが、ワイクはピエロの扮装で忍び込んだマイロに拳銃を突きつける。逃げ惑い涙を流して命乞いをするマイロにワイクは引き金を引く。
翌日、行方不明のマイロの捜索に老刑事が尋ねてきた。
[ネタバレ反転]
巧みな尋問でワイクを追い詰める老刑事。青息吐息のワイクを嘲笑い変装をとくと、それはマイロだった。
ワイクが発砲したのは実は空弾で、屈辱的なゲームを味わったマイロは、ワイクに復讐すべく罠を仕掛けたのだ。
ティアを殺し、その証拠を邸内に隠したというマイロ。そして数十分後には、本物の警察がやってくる。
狼狽したワイクは家中を這いずり回り、証拠品を残らず見つける。
その時チャイムが鳴る。しかしこれは全て、ワイクの愛人ティアの協力を得てマイロが仕組んだトリックだった。このゲームはマイロの勝ち。
マイロは、ワイクが不能であること、そしてマーゲリットがもう家には戻らないことを告げ、最後に彼の小説をこきおろして立ち去ろうとする。
怒りにかられたワイクは、実弾の込められた拳銃をマイロに向けて発射した。




邸宅だけを舞台に、オリヴィエとケインの名優ふたりがだましだまされ、丁々発止の頭脳戦と演技合戦を展開します。二転三転は当たり前のストーリー。ケン・アダムによる美術の数々も、マンキウィッツの堂々たる演出ぶりも素晴らしくあっという間の128分で、楽しめること請け合いです。

※VHS廃盤/未DVD化
死にゆく者への祈り

『死にゆく者への祈り』 A Prayer for the Dying (1987・英米)
監督/マイク・ホッジス
製作/ピーター・スネル、サミュエル・ゴールドウィンJr.
原作/ジャック・ヒギンズ
脚本/エドマンド・ワード、マーティン・リンチ
撮影/マイク・ガーファス
音楽/ビル・コンティ
出演/ミッキー・ローク、ボブ・ホスキンス、サミ・デイヴィス、アラン・ベイツ、クリストファー・フルフォード、リーアム・ニーソン、アリソン・ドゥーディ、カミール・コデュリ

IRAの闘士であり、天才的な銃の使い手であるマーティン・ファロン(ミッキー・ローク)。英国軍のトラックを狙った爆破工作で誤ってスクールバスを爆破してしまう。罪の意識に苛まれた彼は組織から脱し、警察や軍はもちろん、同胞たちからも追われる身となり、ロンドンに身を隠した。そんな彼に街を牛耳るギャングのボス、ジャック・ミーアン(アラン・ベイツ)は暗殺の仕事を依頼する。国外脱出用のパスポートを手に入れるため、厭々ながら仕事を遂行するファロンだったが、その現場をダ・コスタ神父(ボブ・ホスキンス)に目撃されてしまう。口封じのため、ファロンは「懺悔の内容は誰にも漏らしてはならない」というカソリックの掟を逆手にとり、懺悔室でダ・コスタに罪を告白する。ファロンの大胆で不信心な態度に怒るダ・コスタだったが、彼の内に秘められた純粋な魂に気づき、悔い改めるよう諭す。だが、ファロンは耳を貸さなかった。
ダコスタ神父の姪で、盲目の女性アンナ(サミ・デイヴィス)とファロンの切ない恋。冷淡で残忍、部下にも容赦はないが、老婆に優しさを見せるという二面性を持つ暗黒街の帝王ジャック・ミーアンと、その弟でファロンへの憎しみを暴走させるビリー・ミーアン(クリストファー・フルフォード)。それぞれの行動と心情が交錯する。
ミーアンはダ・コスタ神父が殺人を目撃したことを知り、彼を始末するようファロンに迫る。やがてアンナにも魔の手が及び、怒りに燃えたファロンはミーアン一味に戦いを挑む。



主人公ファロンを演じるのは、自らこの役を熱望したというミッキー・ローク。暗い過去を背負った寡黙な男を抑えたトーンで力演しています。優しさを滲ませた孤独なテロリストの佇まいを、意外なほど見事に表現しています。世界的に注目される前のリーアム・ニーソンが、ファロンを追うIRAの元相棒役で出演しています。

※VHS廃盤/未DVD化

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『センチメンタル・アドベンチャー』 Honkytonk Man (1982・米)
監督/クリント・イーストウッド
脚本/クランシー・カーライル
製作/クリント・イーストウッド
製作総指揮/フリッツ・メインズ
音楽/スティーヴ・ドーフ
出演/クリント・イーストウッド、カイル・イーストウッド、ジョン・マッキンタイア、ヴァーナ・ブルーム エミー、マット・クラーク、アレクサ・ケニン、バリー・コービン

世界恐慌を背景に、中年歌手の姿を描いたロードムービー

歌と酒をこよなく愛するカントリー・シンガーのレッド(クリント・イーストウッド)はナッシュビルで開かれるC&Wの祭典“グランド・オールド・オープリー”のオーディションに誘われる。トラックに古ギターを積み、同行する事になった甥のホイット(カイル・イーストウッド)と共にレッドはナッシュビルを目指す……。



大恐慌時代を背景に、最後に一花咲かせようと旅に出るもう若くはないひとりの男の姿を描いたイーストウッド流ロード・ムービー。レッドを尊敬する甥(演じるは実の息子のカイル)の目を通して、この時代に生きた人々を哀感をこめて綴る作品で、優しさだけではない辛辣な視点もイーストウッドらしい切り口です。地味な題材だけにロードショー公開もされなかったけれど、監督イーストウッドを語る上では避けて通れない一本です。

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『快傑ゾロ』 The Mark of Zorro (1940・米)
監督/ルーベン・マムーリアン
脚本/ジョン・テイター・フート
脚色/ギャレット・フォート、ベス・メレディス
原作/ジョンストン・マッカレイ
撮影/アーサー・C・ミラー
音楽/アルフレッド・ニューマン、デヴィッド・バトルフ
出演/タイロン・パワー、リンダ・ダーネル、ベイジル・ラスボーン、ゲイル・ソンダーガード、ユージン・ポーレット、J・エドワード・ブロムバーグ、モンタギュー・ラヴ、モンタギュー・ラヴ、ジョージ・レガス、クリス・ピン・マーティン、ロバート・ローリー、ベル・ミッチェル、ジョン・ブライファー、フランク・パリア、ユージン・ボーデン、ペドロ・デ・コルドヴァ

「ハリウッド・キング」と呼ばれたハリウッド黄金期の大スター、タイロン・パワーの冒険活劇!

スペインの士官学校を卒業したドン・ディエゴ(タイロン・パワー)は、父アレハンドロ(モンタギュー・ラヴ)が市長を勤めているロサンゼルスに呼び戻される。しかし、故郷は父に変わり市長となったルイス・キンテロ(J・エドワード・ブロムバーグ)とエステバン大尉(ベイジル・ラスボーン)に支配されており、重税を敷くなどの暴虐の限りを尽くしていた。キンテロの悪事に憤慨したディエゴは、エステバン大尉に狙われるロリータ(リンダ・ダーネル)を影から守りつつ一味を倒すことを決意する。そのために彼は自身を軟弱な貴族だと偽り、裏では正義の盗賊「ゾロ」としてキンテロ一味から金銭を強奪して貧しい農民たちに分け与えるのであった。


1940年度アカデミー賞作曲賞ノミネート

ジョンストン・マッカレーの『カピストラノの呪』をタイロン・パワー主演で映画化。ストーリーはおなじみの勧善懲悪ものコスチューム劇です。タイロン・パワーとベイジル・ラスボーンのチャンバラ・シーンは迫力満点。ヒロイン役のリンダ・ダーネルも美しく魅力的です。ちょっとコメディっぽい演出で、明朗快活な剣戟アクション映画となっています。テンポがよく、モノクロ画面からでもタイロン・パワーの茶目っ気たっぷりのカッコよさが伝わってきます。古い映画を毛嫌いする人でも、楽しく見やすい作品です。
ミックス・ナッツ〜イブに逢えたら

『ミックス・ナッツ〜イブに逢えたら』 Mixed Nuts (1994・米)
監督/ノーラ・エフロン
脚本/ノーラ・エフロン、デリア・エフロン
製作/ジョゼフ・ハートウィック、ポール・ユンガー・ウィット、トニー・トーマス
製作総指揮/デリア・エフロン、ジェームズ・W・スコッチドープル
音楽/ジョージ・フェントン
撮影/スヴェン・ニクヴィスト
出演/スティーヴ・マーティン、ジュリエット・ルイス、ロブ・ライナー、リタ・ウィルソン、マデリーン・カーン、ロバート・クライン、アンソニー・ラパリア、アダム・サンドラー、リーヴ・シュレイバー、パーカー・ポージー、ヴィクター・ガーバー、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ギャリー・シャンドリング、ジョエリー・フィッシャー

『めぐり逢えたら』のN・エフロン監督が、再びクリスマスに贈るロマンチック・コメディ。
『花嫁のパパ』のS・マーティンと『カリフォルニア』のJ・ルイス主演。


人生相談所を開く気の弱いフィリップ(スティーヴ・マーティン)は、とあるマンションの一室でキャスリン(リタ・ウィルソン)、マンチニク夫人(マデリーン・カーン)らと共に「命の電話」を開設している。だがクリスマス・イヴの日、家賃滞納を理由に意地悪な家主から退去勧告を受ける。キャスリンらを解雇せねばならないのだが、言うに言えないで肩を落とすフィリップ。恋人のスーザンにも捨てられた彼のもとへ、妊娠中のグレイシー(ジュリエット・ルイス)とその恋人フィリックス(アンソニー・ラパーリア)や寂しがり屋のオカマなど招かざる客が続々と押しかけて来る。近所では釣り糸を使い若い女性を狙っては絞殺する連続殺人も起こっていて、最悪な状態。フィリップはこの混乱のなか、ハッピーなクリスマスを迎えることができるのか……。



1982年の仏映画『サンタクロースはゲス野郎』をノーラ・エフロン監督によりリメイク。随分とブラックだった作品を、とても楽しいヒューマン・コメディに作り直しています。役者たちのアンサンブルが互いに効果を高め合って、結構悲惨な状況なのにニマニマしてしまいます。

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『カラーズ/天使の消えた街』 Colors (1988・米)
監督/デニス・ホッパー
脚本/マイケル・シファー
原作/マイケル・シファー、リチャード・ディレロ
製作/ロバート・H・ソロ
撮影/ハスケル・ウェクスラー
美術/ロン・フォアマン
音楽/ハービー・ハンコック
編集/ロバート・エストリン
出演/ショーン・ペン、ロバート・デュヴァル、マリア・コンチータ・アロンゾ、ランディ・ブルックス、ドン・チードル、グレン・プラマー、トリニダード・シルヴァ

ショーン・ペン主演&デニス・ホッパー監督
構成員7万、年間400件の殺人事件を引き起こした
実在のストリート・ギャング団の抗争を暴く衝撃作!


1980年代、ロサンゼルス地区には600のストリート・ギャング団が存在し、7万人の構成員が機関銃や散弾銃を武器に傍若無人な抗争を繰り広げていた。
深夜のロサンゼルスでストリートギャング「クリップス」のメンバーが、対立するギャング「ブラッズ」のクレイグを射殺して逃亡する。ロサンゼルス市警のギャング対策班「CRASH」に配属された新米警官マクガヴァン(ショーン・ペン)は手荒な捜査を進めるが、定年を控えるベテラン警官のホッジス(ロバート・デュバル)はギャングとの対話を重視し、麻薬を所持していた少年までも解放する。その後、解放された少年の名前が麻薬密売事件の容疑者として浮上し、マクガヴァンは普段に増して手荒な捜査を進め少年を逮捕する。
少年の供述から、「クリップス」のロケット(ドン・チードル)がクレイグを射殺した実行犯であることを突き止め逮捕に向かうが、警官の一人が誤って別人を射殺してしまう。警察に対する「クリップス」の報復と情報漏洩から、次第にギャング間の容赦なき抗争へ発展していく。



ドキュメンタリータッチで地味めな雰囲気だが、デニス・ホッパーの演出は堅実で飽きさせません。若いペンの無謀ぶりと、ベテランのデュバルの微妙にずれたバディの演技合戦が圧巻です。裏ぶれてゴミゴミしたL.A.の姿、底辺で生きて死んで行く若者達。ヒスパニック系ストリートギャングの生態は妙に生々しく、突発的な暴力が日常である様に見ていて痛みさえ伴います。

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『ブリット』 Bullitt (1968・米)
監督/ピーター・イェーツ
脚本/アラン・R・トラストマン、ハリー・クライナー
原作/ロバート・L・バイク
製作/フィリップ・ダントーニ
製作総指揮/ロバート・E・レリア
音楽/ラロ・シフリン
撮影/ウィリアム・A・フレイカー
編集/フランク・P・ケラー
出演/スティーヴ・マックィーン、ジャクリーン・ビセット、ロバート・ヴォーン、ドン・ゴードン、サイモン・オークランド、ロバート・デュヴァル、ノーマン・フェル、ジョーグ・スタンフォード・ブラウン、ジョン・アプリア、ビル・ヒックマン、ジャスティン・ター、フェリス・オーランディ、ヴィク・タイバック、ロバート・リプトン

100万ファンの熱望に、ニュー・アクションのヒーロー《ブリット》が
鮮烈な爆音と共に帰って来た!(リバイバル時)


ギャングのジョニーは仲間を裏切り、200万ドルを持ち逃げしサンフランシスコへ逃れた。チャルマース上院議員(ロバート・ヴォーン)が、ジョニーが上院で証言台に立てば身柄を保護すると確約してくれたからだ。敏腕刑事ブリット(スティーブ・マックィーン)を始めとするチームが、交替で護衛役をつとめた。だが、ある夜ブリットが恋人キャシー(ジャクリーン・ビゼット)に会いに行っている最中、ジョニーは暗殺者に射たれ重傷を負った。病院にかつぎこまれたが、そこでも、あやしげな男たちが、常につきまとう。
チャルマースはブリットの失態を責めるが、何故かブリットはチャルマースの行動に疑問を抱く。医師の努力もむなしくジョニーは死んだ。だがブリットは、彼がまだ生きていると見せかけて病院の外に運び出した。2人の殺し屋がブリットを追い、サンフランシスコの急坂道で、すさまじいカーチェイスが展開サレル。一方、チャルマースは、ブリットをこの事件から手をひかせようと懸命だった。
[ネタバレ反転]
だがブリットはひるまず事件の究明を続け、死んだジョニーはニセ者だったことを知った。死んだジョニーの本名はレニック。夫婦そろってのヨーロッパ旅行を報酬に身替わりを持ちかけられた男だった。そしてヨーロッパ旅行を楽しみにしていた彼の妻も殺されていた。彼女のカバンの中にはトラベラーズチェックが入っていた。ブリットの勘がひらめく。本物のジョニーはヨーロッパへ行く! 空港だ! 広い夜の空港を逃走するジョニー。追うブリット。ついにロビーに追いつめ、拳銃が火を吹き、彼を捕まえたのである。やくざ者ジョニーの背後にあった巨大な権力に、ブリットは自分の職務のすべてを賭けたのである。



開巻、ラロ・シフリンのクールな音楽とスタイリッシュな映像に、一気に引き込まれます。マックイーンの刑事は当初、眠たげにもっさりとしていて(物語前の事件で睡眠不足の設定)有能そうには見えないのですが、それまでのカッチリしたヒーローとは違いリアルで親近感が湧きます。それが事態が動き出してからはしつこく、圧力にも負けず、職務を命懸けで遂行する姿にシビレます。サンフランシスコの街並みを疾走するカーチェイスは、ロケとしては史上初で、緊張感が漂い目が離せません。


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