バナー
Archive

Click here and go to Amazon

『パララックス・ビュー』 THE PARALLAX VIEW (1974・米)
監督/アラン・J・パクラ
製作/アラン・J・パクラ
製作総指揮/ガブリエル・カツカ
原作/ローレン・シンガー
脚本/デヴィッド・ガイラー、ロレンツォ・センプル・Jr
撮影/ゴードン・ウィリス
音楽/マイケル・スモール
出演/ウォーレン・ベイティ、ウィリアム・ダニエルズ、ヒューム・クローニン、ステイシー・キーチ・Sr、ポーラ・プレンティス

要人暗殺が平然と行われている現代アメリカ! 
秘密組織「パララックス」から黒い影が伸びたとき……目撃者は消され証拠は消えていく!


シアトルの万博会場跡にそびえる宇宙塔の展望ルームで、次期大統領候補と目されるキャロル上院議員が兇弾に倒れた。この事件の調査委員会は狂信的愛国者の単独犯行であると発表し、そのまま事件は忘れさられた。
3年後、ロサンゼルスの地方紙の新聞記者ジョー・フラディ(ウォーレン・ベイティ)の下宿に女性ジャーナリストで恋人でもあったリー・カーター(ポーラ・プレンティス)が訪問した。彼女は、キャロル上院議員が暗殺されたときすぐそばにいた20人近い人間の一人だったが、3年間にそのうちの6人が不慮の事故で死亡し、やがて自分も殺されると、ひどく怯えていた。ジョーはその話を一笑に付したが、数日後、リーは死体となって発見された。死因は睡眠薬の飲みすぎだという。
[ネタバレ反転]
この事件に疑惑を抱いたジョーは、やはり殺人現場にいた判事が魚釣りに出かけた谷川で事故死したことを知り、その小さな町を訪ねた。保安官はジョーをその事故現場に案内すると、いきなり水門を開け、彼を溺死させようとするが、烈しい格闘の末、ジョーだけが助かった。彼はその足で保安官の家に忍び込み、彼の机の引き出しから“パララックス・コーポレーション”という会社の就職願書と適性テスト用紙を発見した。
社に帰ったジョーは編集長のリンテルズ(ヒューム・クローム)から叱言を言われるだけで、信じてはもらえなかった。ジョーは例の願書を大学の心理学研究所に持ち込んでテストしてもらったところ、それが巧妙に反社会的な性格をもつ人間を選びだすことを目的としたものと判明した。彼は今度はキャロル上院議員の選挙参謀だったオースチン・タッカー(ウィリアム・ダニエル)の行方をさぐる。事件以降、姿を消していたタッカーはやっとジョーに会うことに同意したが、二人の乗ったヨットが爆発し、死亡した。奇蹟的に助かったジョーの姿を見て今度はリンテルズも信じないわけにはいかなかった。
ジョーは最後の手段としてパララックス社に潜入する決意をかためた。やっとのことで入社を認められたジョーは、そこでキャロル上院議員の暗殺現場に給仕として雇われていた男を目撃した。黒いカバンをもった男の行先は飛行場だった。男はカバンを国内線のカウンターにあずけた。だがジョーが離陸直前にその飛行場に乗り込んだが、男の姿はなく、その代わりに一等客室に政界の大立者といわれる議員が乗っていた。時限爆弾による暗殺だと直感したジョーは、飛行機をロス空港に引き返すよう要請した。乗客が機外に脱出すると同時に飛行機が爆発した。前後してジョーの活動を知っているリンテルズも暗殺者に毒殺される。
ジョーはパララックスが次の暗殺犠牲者としてじき大統領候補であるハモンド上院議員をマークしていることを知るとその選挙演説が行われる会場にもぐり込んだ。リハーサルが終わると、ハモンド目がけて銃声が響いたが、ジョーは屋根裏にとじこめられていた。四方八方からじりじりと彼を追いつめる暗殺者たち。やがてその屋根裏に銃声が響きわたった。
数カ月後、政府の調査委員会は事件の報告を行った。
「ハモンド上院議員の暗殺は、精神錯乱をきたしたジョー・フラディの単独犯行である……」




後年『大統領の陰謀』を撮る、監督アラン・J・パクラ&撮影ゴードン・ウィリスの最強コンビによるポリティカル・スリラーの傑作です。その緊張感は、昨今のサスペンス作品などでは体験出来ないほどギリギリと、見る者の精神を締め付けてきます。それとコントラストをとるように、無駄のないアクションと特殊効果があいまった迫力の映像など、ゆるむ要素がありません。70年代アメリカの政治に対する不信感と価値観の混乱を見事に描いた作品です。
スポンサーサイト
勝負をつけろ


『勝負(かた)をつけろ』 Un nommé La Rocca (1961・仏)
監督/ジャン・ベッケル
脚本/ジャン・ベッケル、ジョゼ・ジョヴァンニ
原作/ジョゼ・ジョヴァンニ『ひとり狼』
製作/アドリー・ドゥ・カルビュッシア、ローラン・ジロー
製作総指揮/ルネ・ガストン・ヴュアトゥー
音楽/クロード・ノルマン
撮影/ギスラン・クロケ
出演/ジャン=ポール・ベルモンド、クリスティーネ・カウフマン、ピエール・ヴァネック、ベアトリス・アルタリバ、

戦争が終って間もないころ。山師で、またの名を『ラ・スクームーヌ(破門された人)』というロベルト・ラ・ロッカ(ジャン・ポール・ベルモンド)は、ヤクザの出入りで無実の殺人罪に問われた親友グザビエ・アデ(ピエール・ヴァネック)を救うためマルセイユにやってきた。
彼はヤクザの間を情報を探し回るが、酒場を恐喝して歩いていたアメリカ軍の脱走兵一味と乱闘となり、得意の抜射ちで相手を射殺するが自分も腹部に重傷を負い投獄されてしまう。
中央刑務所の独房にいるアデに会うためロッカは故意に規則を犯して自分も独房に入る。アデは意地の悪い看守にいじめられ焦枠していた。ロッカは手に入れたナイフで看守を脅し、やがて二人はそろって雑居房入りとなる。アデにはジュヌビエーブ(クリスティーネ・カウフマン)という美しい妹がいた。時折り面会にくる彼女はロッカを心から愛し、ロッカもまた妹のように可愛がっていた。
[ネタバレ反転]
刑期を軽減するという約束で二人は他の入獄者とともに不発のまま埋もれている地雷原の発掘作業に加わった。この危険な作業で多くの囚人が爆死した。アデは自分を助けるため心身ともに消耗しているロッカを見かね、昼食時ひそかに彼の作業を代行しようとし、爆発した地雷のため左手首を失った。
二人は出獄した。パリのアパートに身をおいた二人とジュヌビエーブの新しい生活が始まった。だが金がない。ノルマンディーに売り物の農場を見つけた。
アデは自分を売った昔の親分ネバダを脅し四百万フランを巻き上げる。が、ネバダは子分を先にロッカとジュヌビエーブのいるアパートに差向け金を取返そうとした。ロッカと争ううち子分の発射した拳銃の弾丸はジュヌビエーブの一命を奪った。そこへ農場の権利書を買い取ったアデが帰ってきた。アデは復讐を誓う。が、ロッカは叫ぶ。「すべてはお前の責任だ!」と。
二人だけの寂しい埋葬が終った。ロッカは無言のまま墓地を去っていった。




後年の原作者ジョゼ・ジョバンニ自身によるリメイク『ラ・スクムーン』は、哀愁と友情、微かに虚無感が香るウエットな作品ですが、ジャン・ベッケルが監督した同じ原作のこの作品は、ドライに突き放した雰囲気です。アウトローの世界以外を知らない男たち、奇妙な哀しさが漂っています。

※未DVD化、VHS廃盤〈画像は海外DVD〉

Click here and go to Amazon

『ラ・スクムーン』 LA SCOUMOUNE (1972・仏)
監督/ジョゼ・ジョヴァンニ
脚色/ジョゼ・ジョヴァンニ
原作/ジョゼ・ジョヴァンニ
製作/レイモン・ダノン
撮影/アンドレアス・ヴァインディング
音楽/フランソワ・ド・ルーベ
出演/ジャン・ポール・ベルモンド、クラウディア・カルディナーレ、ミシェル・コンスタンタン、エンリケ・ルセロ、アラン・モッテ、アルド・ブフィ・ランディ

アラン・ドロン、スティーブ・マックィーンに挑戦するベルモンドの〈第3〉正統派暗黒映画巨篇! 狼の過去を持つ鬼才ジョバンニが、自らの半生を衝撃的にえぐった話題の実録ドラマ

一九四三年、南仏の港町マルセイユ。暗黒組織の力は政界や警察にまで君臨し、ビラノバという男が支配していた。ザビエ(ミシェル・コンスタンタン)を快く思わぬビラノバは彼を罠に陥れ、投獄させた。ザビエの妹ジョルジア(クラウディア・カルディナーレ)は、暗黒街で「ラ・スクムーン(死神)」と呼ばれている、兄弟分ロベルト(ジャン・ポール・ベルモンド)とその用心棒的存在のミグリ(エンリケ・ルセロ)に相談した。これを知ったビラノバは殺し屋をさし向けたが、失敗する。再度ロベルト暗殺を計り、逆に裏をかかれ倒され縄張りのカジノを奪われてしまう。ザビエの無実を主張して、ロベルトの活動が始まったが、判決は強制労働二十年と決定した。
[ネタバレ反転]
ザビエを救うには脱獄計画しかなかった。ジョルジアとミグリにカジノを任せ、ベルガルト監獄へ赴いたが、その間、カジノに黒人が流れ込み暴れ始めた。その危機はロベルトに急報され、凄絶な拳銃の応酬が開始された。その結果、ロベルトはザビエと同じ監獄に送られ、強制労働二十年を言い渡された。入獄後、彼はザビエの消息を知ると自ら罪を重ねて独房入りし、やつれ果てたザビエとめぐり逢った。
一九三九年第二次世界大戦勃発。ロベルトのために生死を賭けたミグリも横死をとげ、ジョルジアは場末の町で小さな酒場をやりながら二人の出獄を待った。今はもう若いとはいえない年齢を迎え、いやしがたい孤独の翳が色濃かった。やがて終戦、フランス国土復興のため、ドイツ軍が埋めた不発弾除去作業に従事していた二人だが、爆発した不発弾によってザビエは左腕を失った。
一九四六年、連合軍駐留で賑うパリ。ロベルト、ザビエ、ジョルジアは再会した。ロベルトは新興キャバレーの用心棒となって、二人を養っていたが、片腕となったザビエは荒んだ毎日を送っていた。ザビエやジョルジアの生活のために牧場を買おうと彼は、キャバレーの所有権を奪おうとしたが、暴力組織は報復としてザビエとジョルジアを殺した。
拳銃に弾丸を込めると、ロベルトは霧の街にでていった。




暗黒街育ちの作家ジョゼ・ジョヴァンニが、若い時ペルピニヤン・サンテ監獄で知り合った実在の一匹狼をモデルに書いた小説を自ら映画化。かつてジャン・ベッケル監督により〈勝負(かた)をつけろ〉のタイトルで映画化されています。戦前のマルセイユで死神と恐れられる名うてのギャングにベルモンドが扮し、いぶし銀の魅力を放っています。手回しオルガンの音で始まった映画は、路地の石段を上っていく男の後ろ姿とその響きが重なる中、情緒いっぱいに終わります。ジョヴァンニの最高傑作と断言しちゃいます。

■テーマ音楽

Click here and go to Amazon

『デッド・ゾーン』 The Dead Zone (2002─2007・米) 全80話
製作総指揮/ロバート・リーバーマン、マイケル・ピラー、ロイド・セーガン
監督/ジョン・カサー、ロバート・リーバーマン、ジョン・ラフィア、マイケル・ロビソン、ジェームズ・A・コントナー
製作/ピーター・ロトゥカ、ロバート・ペトロヴィッツ、ショーン・ピラー
企画/マイケル・ピラー、ショーン・ピラー
原作/スティーヴン・キング
音楽/ジョエル・ベッカーマン
出演/アンソニー・マイケル・ホール、ニコール・デ・ボア、クリス・ブルーノ、ジョン・L・アダムス、デヴィッド・オグデン・スティアーズ、クリステン・ダルトン、ショーン・パトリック・フラナリー、ビル・マンディ、スペンサー・アクチミチュク、マーティン・ドノヴァン、フランク・ウェイリー、サラ・ウィンター、ジェニファー・フィニガン、カーラ・ブオノ

高校教師のジョニー(アンソニー・マイケル・ホール)は、婚約者サラ(ニコール・デ・ボア)との結婚を控えて幸福な日々を過ごしていたが、ある日、交通事故に遭って昏睡状態に陥ってしまう。
それから6年。長い眠りから目覚めた時、彼を取り巻く世界は一変していた。恋人サラはすでに他の男と結婚し、唯一の肉親であった母親は他界していた。
そしてジョニーの身には、触れた人間の過去や未来が「ビジョン」として体感できる未知の超能力が備わっていたのだ。その不思議なパワーは、ジョニーを想像もしない数奇な運命へと導いていく。
サラとサラの夫の警官ウォルト(クリス・ブルーノ)、理学療法士ブルース(ジョン・L・アダムス)の助けを得て、ジョニーは超能力を駆使して犯罪を解決し始める。
運命に翻弄されるジョニーの葛藤と、そのパワーを活かして様々な事件や謎に挑む姿を軸に展開する物語。サスペンス、ミステリー、SF、ヒューマンドラマ、ラブストーリーなど多彩なエピソードが綴る壮大なドラマ。



ドラマ版のジョニーは望まず身に付けてしまった能力に悩み、驚き、葛藤し、人に理解されないことも多い人生ですが、それでいて普段は意外と飄々と生きています。時には怒りを爆発させることもある熱血漢。そんなジョニーの明るい人間性が、ドラマを動かす原動力となります。また、映画とではだいぶ人物関係が変っていて、いまだに愛しているサラ、協力者でサラの夫ウォルト、サラの息子(父親は……)JJとの関係がスリリングです。ジョニーを支えるブルースの存在も欠かせません。いろいろな趣向のエピソードの軸となる、スティルソンをどうやって阻止するのかというシリーズを通した危機が、物語を引き締めています。

Click here and go to Amazon

『デッドゾーン』 The Dead Zone (1983・加)
監督/デヴィッド・クローネンバーグ
脚本/ジェフリー・ボーム
製作/デブラ・ヒル
製作総指揮/ディノ・デ・ラウレンティス
撮影/マーク・アーウィン
音楽/マイケル・ケイメン
出演/クリストファー・ウォーケン、マーティン・シーン、ブルック・アダムス、ハーバート・ロム、トム・スケリット、アンソニー・ザーブ、コリーン・デューハースト、ニコラス・キャンベル、ショーン・サリヴァン、ジャッキー・バローズ

ジョニー・スミス(クリストファー・ウォーケン)はニューイングランドの若き教師であり、同僚のサラ(ブルック・アダムス)と恋愛関係にあった。ある日ジョニーは大きな自動車事故に巻き込まれ、昏睡状態に陥った。
神経科医ウェイザク(ハーバート・ロム)の治療の下で、ジョニーは昏睡から目覚める。身体にはギプスや包帯、また目立つ傷跡はまったくなかった。いぶかしむジョニーは、意識を失ってから5年もの歳月が経っていると知らされ、愕然とする。恋人のサラはすでにほかの男性と結婚して、子供もいることを知り彼は絶望に落とされた。
ある日、看護婦の手が触れたとき、彼女の家が火事で娘が泣いているビジョンが浮かび、子どもは事なきを得た。事故での頭部の怪我の影響により、他人の過去や現在、未来の秘密を、彼がその人やものに触れることによって知覚できるという超能力が発現したのだ。
[ネタバレ反転]
それを機に、ジョニーの人生はそれまでとは変ってしまった。ジョニーはしぶしぶながら地元保安官の協力要請に応え、残忍な連続強姦殺人事件を解決する。
サラが子どもと訪ねて来た。二人は別れとしての愛を確かめ合った。
その後、ジョニーは再び働こうと家庭教師をはじめた。しかし、そこでもジョニーの超能力は、彼を悩ませた。さらにウェイザクとの会話で「力」が強くなるに従って衰弱し、最後には命が尽きると分かり、残り時間があまりないことを知る。
あるとき、新進の地元政治家グレッグ・スティルソンが街頭演説の握手会をしている場に迷い込み、彼となりゆきで握手した瞬間、ジョニーは恐るべきビジョンを得た。いつの日かアメリカ合衆国大統領に選出されたスティルソンが、核戦争をはじめる姿だった。
ジョニーは苦悩の末、スティルソン抹殺を決断する。ライフルを購入し、演説会場に潜入し、演壇を見下ろす会場後ろの二階回廊で朝を待つ。
演説を始めるスティルソンを射とうと立ち上がるジョニー。壇上の後援者席にはサラと夫、子どもが。気を散らせた銃弾は、演壇に当たる。次の瞬間、スティルソンはサラの子どもを盾にして抱え上げる。躊躇うジョニーを、護衛の銃が打ち倒す。階下に墜ちるジョニーにスティルソンが詰め寄る。手を握ると、彼が破滅し自殺するビジョンが。子どもを盾にした瞬間を、カメラがとらえていたのだ。カメラマンを追うスティルソンたち。
ジョニーは、抱きかかえるサラに最期の別れを告げた。




生理的恐怖感を描写させたら右に出る者のないデイヴィッド・クローネンバーグ監督の出世作。望まぬ能力を持ってしまった苦悩や彼に関わる人々の恐怖が、生々しく伝わってきます。事故で全てを失い、理解されない能力に狂人扱いをされながら脚を引きずって歩く姿は痛々しく、主人公に運命が与える試練はあまりに過酷です。ウォーケンの悲しみの演技は感動を呼び、SFスリラーでありながら、素晴らしい人間ドラマとなっています。

Click here and go to Amazon

『フューリー』 The Fury (1978・米)
監督/ブライアン・デ・パルマ
脚本/ジョン・ファリス
原作/ジョン・ファリス
製作/フランク・ヤブランス
製作総指揮/ロン・プレイスマン
撮影/リチャード・H・クライン
特殊メイク/リック・ベイカー
音楽/ジョン・ウィリアムズ
出演/カーク・ダグラス、ジョン・カサヴェテス、エイミー・アーヴィング、キャリー・スノッドグレス、チャールズ・ダーニング、フィオナ・ルイス、アンドリュー・スティーヴンス、キャロル・ロッセン、ダリル・ハンナ、ローラ・イネス

元アメリカ政府の諜報員だったピーター(カーク・ダグラス)は、息子ロビン(アンドリュー・スティーヴンス)を元同僚のチルドレス(ジョン・カサヴェテス)に誘拐されてしまう。ロビンは念力を操る事が出来るため、チルドレスはそれを政府の諜報活動に利用しようとしていたのだ。ピーターはシカゴに飛び、精神分析研究所に勤める恋人のヘスター(キャリー・スノッドグレス)や、同じく念力を持つ少女ジリアン(エイミー・アーヴィング)の協力を得て、ロビンを奪還しようと奔走する。
一方、チルドレスによって拘束され、念力の実験をさせられていたロビンはその威力を次第に発揮し始め、チルドレスの手から逃れようとする。



ブライアン・デ・パルマが『キャリー』の次に監督した超能力テーマの作品です。超能力者、諜報機関、家族愛と、一つの田舎町が舞台だった『キャリー』と比べて物語がスケールアップしています。超能力少年と超能力少女がテレパシーで精神感応し、高ぶった感情とともに超能力が暴走するシーンは圧巻です。また、人間ドラマの部分がクローズアップされ、大人の雰囲気のSFサスペンス作品となっています。

Click here and go to Amazon

『要塞警察』 Assault on Precinct 13 (1976・米)
監督/ジョン・カーペンター
製作/J・S・カプラン
製作総指揮/ジョセフ・カウフマン
脚本/ジョン・カーペンター
美術監督/トミー・ウォーレス
編集/ジョン・T・チャンス(=ジョン・カーペンター)
音楽/ジョン・カーペンター
出演/オースティン・ストーカー、ダーウィン・ジョストン、ローリー・ジマー、トニー・バートン、チャールズ・サイファーズ、マーティン・ウェスト、ナンシー・ルーミス、キム・リチャーズ、ヘンリー・ブランドン、ジョン・J・フォックス、ピーター・ブルーニー

警察署に迫り来るストリートギャングから身を護るため、警官と凶悪犯が手を組む!

ストリートギャングによる犯罪が絶えない町、ロサンゼルス。黒人刑事のビショップ(オースティン・ストーカー)は警部補に昇進したばかりの最初の勤務につく。引越し寸前の、ほとんど無人の警察署の後片付け。受け付け嬢の女性二人とビショップの上司のみが残っているその空っぽの警察署内でビショップは気を張る必要もない楽な仕事を始める。
一方、「チョロ」と呼ばれるストリートギャングはサイレンサー(消音銃)を手に入れていた。なんの目的もなく、ただ退屈を紛らわせるためだけのように人を殺しに出かけるチョロ達は、車内販売のアイスクリーム屋とアイスクリームを買いにきた小さな少女を無言のまま射殺する。少女の父親は死に際のアイスクリーム屋から車の中に持ち込んでいた銃を譲られ、娘の復讐のためにチョロを追う。ようやく追い詰めたチョロの1人を射殺するが、大勢のチョロのメンバーが少女の父親を取り囲んだ。父親は助けを求めて走る。
伝説の凶悪犯罪者ナポレオン・ウィルソン(ダーウィン・ジョストン)はついに逮捕され、刑務所へと護送中だったが、一緒に護送されていた囚人の中にひどい風邪を引き咳き込む男がいた。護送につきそっていた刑事は、一度近くの警察署に寄り、医者を呼ぼうとする。ビショップのいる警察署にやってきた囚人護送車。囚人を警察署内の牢に監禁し、後で刑務所まで護送するつもりだった。
[ネタバレ反転]
夜になって、恐怖で半死半生の男が13分署へ駆け込んだ。事情を聞くが、錯乱し話すことができない。追ってきたストリートギャングが警察署を包囲し、サイレンサーで銃撃する。署内に残っていたわずかな警察官は次々と撃たれ、ビショップと2人の受付嬢、そして囚人であるナポレオンと、一緒に護送されてきた黒人の囚人だけが生き残った。
電話線、電線をストリートギャングに切断され、外部との連絡も取れず、電気の消えた暗い署内でサイレンサーの銃撃におびえるビショップたち。異変に気付いたパトロール警官が応援を呼び駆けつけてくれることにわずかな望みを託し、篭城を余儀なくされる。
しかし署内に侵入するストリートギャングたち。受付嬢の1人も撃ち殺されてしまった。ビショップ1人では応戦しきれない。あわやというところでビショップを狙うギャングを狙撃し救ったのは、伝説の犯罪者ナポレオンだった。
警官と囚人は手を組み、次々と襲い掛かるストリートギャングたちを迎え撃つ。署内に残されたのはビショップ、ナポレオン、受付嬢のリー、黒人の囚人。
黒人の囚人は脱出して助けを呼ぶため、下水道を通り駐車場へ。首尾よく車を動かすが、後部座席に潜んでいたストリートギャングに射殺される。
幾度かの銃撃戦で、警察署はぼろぼろに。防ぎきれないとみたビショップたちは、地下へ降りる。そこで見つけたのはアセチレンボンベ。出入り口の陰にボンベを隠し、鉄板を盾に敵を待つ。やがて押し掛ける暴徒と化したストリートギャングたち。ナポレオンたちが殴り合って防ぐなか、ボンベを狙うビショップ。残りの弾は三発。最後の一発がボンベに命中、爆発が起こり炎に包まれる地下室。
朝になり救援に駆けつけたか警官たちは、惨状に言葉もなかった。地下室へ降りると煙が晴れる。そこには盾も失い身ひとつで弾のないライフルや銃、スパナを棍棒に構え、敵を待ち受けるビショップたちがいた。刑務所へと護送されるナポレオンを、ビショップは敬意を表して自分で送り届けるのだった。




ジョン・カーペンター監督の記念すべき劇場デビュー作品です。
クールでスタイリッシュな語り口で、淡々と物語が進行していきます。派手な演出は一切行っていないにも関わらず、時折挟まれるショッキングな展開がとても効果的です。敵のストリートギャングは最後まで一言も喋らず、感情らしきものは伺えず個性も描写されません。無表情で怒りも欲望もなく、マシーンのように冷酷に殺していく彼らは、まるでゾンビのようです。とても不気味で鳥肌が立ちます。味方は公務員然としていた主人公、犯罪者ナポレオン、クールなヒロインが、次第にキャラが立って行くのが魅力的。特にナポレオン、は登場人物すべてを食ってしまう存在感です。

Click here and go to Amazon

『アサルト13 要塞警察』 Assault on Precinct 13 (2005・米)
監督/ジャン=フランソワ・リシェ
脚本/ジェームズ・デモナコ、ジョン・カーペンター(オリジナル)
製作/パスカル・コシュトゥー、ジェフリー・シルヴァー、ステファーヌ・スペリ
製作総指揮/ドン・カーモディ、ジョセフ・カウフマン、セバスチャン・クルト・ルメルシエ
撮影/ロバート・ギャンツ
音楽/グレーム・レヴェル
出演/イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・レグイザモ、マリア・ベロ、ガブリエル・バーン、ジェフリー・"ジャ・ルール"・アトキンス、ドレア・ド・マッテオ、ブライアン・デネヒー、マット・クレイヴン、キム・コーツ、コートニー・カニンガム、アイシャ・ハインズ、カリー・グレアム、ヒュー・ディロン、ピーター・ブライアント

脱出劇アクションの頂点、遂に誕生!!!


大雪のデトロイトの大晦日。13分署は老朽化で年末で閉鎖されるため、ほとんどの署員は既に去っていた。内勤のローニック巡査部長(イーサン・ホーク)は、8ヶ月前のおとり捜査中に同僚2人を殉職させてしまい、罪悪感に苛まれていた。検診した女性精神科医アレックス(マリア・ベロ)の診断は薬物依存。寂しい署内では、ローニックと女医、引退間近のベテラン警官ジャスパー(ブライアン・デネヒー)と、署長秘書アイリスの四人で年越しのはずだった。
しかし、吹雪で刑務所に行けなくなった護送車が13分署に避難。一時、拘留する事になるのだが、犯罪者4人の中に闇社会のボス、ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)がいた。
[ネタバレ反転]
ビショップを狙って署に侵入者。何とか阻止するが、電話・無線は不通、携帯まで繋がらない。そして電気も切れる。その瞬間、13分署は武装グループに包囲・襲撃された。ビショップによると、闇社会と結託してた警察幹部デュバル(ガブリエル・バーン)とトラブルを起こし警官殺しで捕まったが、裁判で秘密をばらされると困る悪徳警官たちが彼を殺しに来たらしい。警察署が、警察の武装集団に包囲されてるという最悪の事実。
なんとか夜明けまで持ちこたえようと、ジャスパーの反対を押し切り、犯罪者にまで武器を持たせるローニック。生き延びる為には、警官殺しのビショップとも一時休戦、悪徳警官たちと戦う事に。証拠隠滅の為に、署内全員抹殺を指示する警察幹部デュバル。部下たちは容赦なく攻撃し、特殊部隊まで投入。次々と倒される犯罪者たち。一般人の女医アレックスも脱出するが、捕まってすぐ射殺される。
残るは、秘書とジャスパー、ビショップとローニック。脱出して応援を呼ぶため地下道つたって外に出たところで、捕まるジャスパー。しかし、警官殺しのビショップを突き出せば助かるからと寝返る。
しかし、敵の攻勢に圧倒されそうになった瞬間、ビショップとローニックが機転を利かし反撃。ジャスパーを倒し、森に逃げ込む。形勢不利をビショップに助けられ、デュバルを殺害。ビショップは逃げ、ローニックは追跡を告げる。
そして夜が明けた。




ジョン・カーペンター監督の傑作アクション『要塞警察』のリメイク作品です。閉鎖される警察署が謎の襲撃者に包囲される、という基本プロットを残しつつ、まったく別の映画となっています。旧作は敵の正体がわからないまま、暗闇と静寂の中で味方が殺されていく恐怖感をメインにしたアクション・スリラー映画といった趣きで不気味な雰囲気でしたが、本作はかなり早い段階で相手が誰で、なぜ襲ってくるのかまで早めにバラしちゃいます。方向性はがらりと変わりましたが、こちらもとても面白いサスペンスアクション映画となっています。

次回は元になった作品、ジョン・カーペンター監督の『要塞警察』を取りあげます。

Click here and go to Amazon

『プロデューサーズ』 The Producers (2005・米)
監督/スーザン・ストローマン
脚本/メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
製作/メル・ブルックス、ジョナサン・サンガー
撮影/ジョン・ベイリー、チャールズ・ミンスキー
音楽/メル・ブルックス、トーマス・ミーハン、グレン・ケリー
出演/ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマン、ウィル・フェレル、ゲイリー・ビーチ、ロジャー・バート、ジョン・ロヴィッツ、リチャード・カインド、ジョン・バロウマン

『オペラ座の怪人』『シカゴ』ですら獲ることができなかった、トニー賞12部門、史上最多受賞のブロードウェイ・ミュージカルが完全映画化!!

かつてはブロードウェイの大物プロデューサーだったマックス(ネイサン・レイン)はすっかり落ちぶれ、ヒット作を出せなくなっていた。マックスの元をさえない会計士レオ(マシュー・ブロデリック)が訪れ、帳簿を調べるうちに、「ミュージカルをわざと大コケさせれば大儲けできる」ことを発見する。金に目がくらんだマックスは、プロデューサーになることを夢見ていたレオを口説き落とし、一緒にプロデューサーとなって失敗作を作り、出資金を持ち逃げすることにする。
まず最低の脚本家を探し、ヒトラーを愛するフランツ(ウィル・フェレル)の「春の日のヒトラー」を採用する。最低の演出家として、ゲイのロジャー(ゲイリー・ビーチ)に演出を依頼する。さらに、スウェーデン語なまりのひどいセクシー美女ウーラ(ユマ・サーマン)を出演させることにする。マックスは出資金をかき集めるために、愛に飢えた老婦人を口説いて回る。



今作は、メル・ブルックス監督のデビュー作である1968年版を元にした2001年の舞台ミュージカルを、更に再映画化したミュージカル映画です。製作はメル・ブルックス、監督はミュージカル版の演出と振付を行ったスーザン・ストローマン。ミュージカル版の主演であるネイサン・レインとマシュー・ブロデリックがそのまま主演しています。また、映画版オリジナル・キャストとしてウーラ役にユマ・サーマン、フランツ役にウィル・フェレルが出演しています。舞台をそのまま映画に撮ったような雰囲気の作品で、映画としてはやや不完全燃焼です。それでも、ステージの楽しさが感じられる分、舞台好きな方にはおススメです。
伝説のタイツ男


『ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ』《VTR:ロビン・フッド/伝説のタイツ男》 (1993・米)
Robin Hood: Men in Tights
監督/メル・ブルックス
脚本/メル・ブルックス、エヴァン・チャンドラー
製作/メル・ブルックス
製作総指揮/ピーター・シンドラー
撮影/マイケル・J・オーシェイ
音楽/ハミー・マン
出演/ケイリー・エルウィス、リチャード・ルイス、ロジャー・リース、エイミー・ヤスベック、マーク・ブランクフィールド、デイヴ・チャペル、アイザック・ヘイズ 、ドム・デルイーズ、トレイシー・ウルマン、メル・ブルックス

12世紀の英国。十字軍の遠征によるリチャード王(パトリック・スチュアート)の不在をいいことに、弟のジョン王子(リチャード・ルイス)とロッティングハムの代官(ロジャー・リース)は結託して悪政を敷いていた。神経症の王子は魔女ラトリーン(トレイシー・ウルマン)に頼りきり。その魔女はロッティングハムの代官にゾッコンだが、代官は王族の娘マリアン(エイミー・ヤスベック)に恋している。マリアンは、いつか本当の恋人が現れると信じ、貞操帯を付けてその人を待ち続けていた。
[ネタバレ反転]
十字軍に参加した若き英国貴族ロビン(ケイリー・エルウィス)はイスラエルで捕虜となるが、ムーア人のアスニーズ(アイザック・ヘイズ)の協力で脱走に成功。イングランドまで泳いで帰った彼は、盲目の従者ブリンキン(マーク・ブランクフィールド)、アスニーズの息子アチュー(デイヴ・チャペル)、大男のリトル・ジョン(エリック・アラン・クレイマー)、ナイフの名手スカーレット(マシュー・ポレッタ)らを連れて反乱ののろしを上げた。城中に乗り込んだロビンはマリアンとひと目で恋に落ちる。彼は圧政にあえぐ庶民を集めてゲリラ隊「メン・イン・タイツ」を組織し、特訓を開始した。
一方、ロッティングハムの代官はひそかに殺し屋の親分ドン・ジョヴァンニ(ドム・デルイーズ)を呼び、ロビンを暗殺する計画を練る。
城内のアーチェリー大会に変装して忍び込んだロビンは、敵と大立ち回りを演じる。その時リチャード国王(パトリック・スチュアート)が帰還し、王子と代官をいさめる。国内には平和が戻り、ロビンとマリアンも結ばれた。




くだらなさここに極まれり。だけど、そのくだらないことを俳優たちが真面目に一生懸命やっているところがまたおかしいです。主役のケイリー・エルウィスは、生粋のイギリス人。「私は、他のロビンと違って英国式発音が出来る」と、アメリカ生まれのケビン・コスナーやオーストラリア生まれのエロール・フリンを皮肉っています。この人ほんとにアホな大根役者なんじゃないだろうか、と思わせる突き抜けたバカっぷりが絶品。『プリンセス・ブライド・ストーリー』で見せた華麗な剣さばきを再び披露しています。『ソウ』のドクター・ゴードンを演ってたり、実は結構多才な人ですね。

※未DVD化
紹介した作品は、GEOでレンタルできます。
紹介した作品は、TSUTAYAでレンタルできます。
プロフィール
カレンダー
10 | 2012/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
QRコード
QR
お役立ち家具の紹介
家具 家具通販のロウヤ 日本最大級のダイニング家具通販サイト ハイバックメッシュチェア オフィスチェア 家具 インテリア  家具通販のロウヤ 机・デスク 家具 インテリア 家具通販のロウヤ ソファ 家具 インテリア 家具通販のロウヤ ダイニング家具 家具 インテリア 家具通販のロウヤ 収納家具 家具 インテリア 家具通販のロウヤ テレビ台 家具 インテリア 家具通販のロウヤ ベッド 家具 インテリア 家具通販のロウヤ 布団 家具 インテリア  家具通販のロウヤ ガーデン家具 家具 インテリア 家具通販のロウヤ
便利な楽天でお買い物
YAHOO!モバゲーでお楽しみ
訪問者
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
668位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
287位
アクセスランキングを見る>>
リンク
創作小説サイト
ブロとも申請フォーム
ブロとも一覧