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Category : アクション
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ジョン・ウィック
JOHN WICK
ジョン・ウィック
監督/チャド・スタエルスキー、デヴィッド・リーチ
脚本/デレク・コルスタット
製作/ベイジル・イヴァニク、デヴィッド・リーチ、エヴァ・ロンゴリア、マイケル・ウィザリル
製作総指揮/キアヌ・リーブス
出演/キアヌ・リーブス、ミカエル・ニクヴィスト、アルフィー・アレン、エイドリアンヌ・パリッキ、ブリジット・モイナハン、ディーン・ウィンタース、イアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモ、ウィレム・デフォー
音楽/タイラー・ベイツ、ジョエル・J・リチャード
撮影/ジョナサン・セラ
編集/エリザベート・ロナルズ
製作国/アメリカ(2014年)
上映時間/101分


封切り前予告

[あらすじ]愛する妻ヘレンが病で亡くなり、悲しみに暮れるジョン・ウィックの心を癒してくれたのは、亡き妻から贈られた一匹の小犬デイジーだった。そんなある日、ロシア人の若者ヴィゴがジョンの愛車69年式マスタングを気に入り、売ってほしいとしつこく迫ってくる。ロシアン・マフィアのボス、ヨシフ・タラソフを父に持つヴィゴは、ジョンに断られるや夜中に彼の自宅を仲間たちと襲撃し、ジョンに暴行を加えてマスタングを奪い去っていく。その際、愛犬デイジーまでも殺され、すべてを奪われたジョンの怒りが爆発、たった一人で犯人への復讐に立ち上がる。彼こそは、裏社会に語り継がれる一騎当千・いまだに恐れられる伝説の殺し屋だった。彼は愛を知り、裏の世界から足を洗い、平穏な日々を送っていたのだ。一方、息子があのジョン・ウィックを怒らせたと知ったヨシフは、あわてて事態の収拾に乗り出すのだが、ヴィゴはジョンを軽く見て対抗手段を労していく……。

[解説]キアヌ・リーヴスが、ロシアン・マフィア相手に復讐の鬼と化す伝説の元殺し屋を演じる痛快バイオレンス・ガンアクション・ムービー。ウィレム・デフォー、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーン、ミカエル・ニクヴィストといったいぶし銀の実力派俳優たちが、裏社会の住人たちを熱演。中でも、敵方に雇われた親友マーカス役を演じるウィレム・デフォーが良い。冷徹な裏社会のスナイパーだが、友情を取ったため破滅する男の背中が超絶シブすぎる。様々なシーンで出て来る裏社会の仕事人(清掃会社=死体処理会社)とか、昔の仕事仲間の協力が楽しい。アクションは洗練された銃格闘術が中心でで、銃器の扱いなどリアリティと格好良さが同居している。アメコミ的展開で、キビキビした面白い作品、続編の制作が決定済。
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マイ・ボディガード

『マイ・ボディガード』 Man on Fire (2004年・アメリカ/メキシコ)

守りたい。男に生きる希望をくれたのは、たった9歳の少女だった。

【スタッフ】
監督/トニー・スコット
脚本/ブライアン・ヘルゲランド
原作/A・J・クィネル
製作/アーノン・ミルチャン、トニー・スコット、ルーカス・フォスター
撮影/ポール・キャメロン
美術/ベンジャミン・フェルナンデス、クリス・シーガーズ
音楽/ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
編集/クリスチャン・ワグナー
衣装/ルイーズ・フログレイ

【キャスト】
ジョン・クリーシィ…………デンゼル・ワシントン
ピタ・ロモス…………………ダコタ・ファニング
ポール・レイバーン…………クリストファー・ウォーケン
ミゲル・マンザーノ…………ジャンカルロ・ジャンニーニ
リサ・ラモス…………………ラダ・ミッチェル
サムエル・ラモス……………マーク・アンソニー
マリアナ・ゲレロ……………レイチェル・ティコティン
ジョーダン・カルフス………ミッキー・ローク

【ストーリー】
米軍で16年間も対テロ活動に明け暮れてきた暗殺のプロ、ジョン・クリーシィは、人を愛することができなくなり、酒浸りで生きる希望を失っていた。
そんな時、今はメキシコで護衛の仕事をしている部隊の先輩レイバーンの紹介で、実業家サムエル・ラモスと妻リサの9歳の娘、ピタのボディガードとして働くことになる。最初は義務的に仕事をこなしていたクリーシィだったが、やがて純粋で無邪気なピタとの交流の中で、生きる希望を取り戻していく。
だがある日、何者かにピタが誘拐されてしまい、クリーシィも銃撃を受け倒された。政情の不安定なメキシコでは、誘拐は立派なビジネスとして成立していたのだ。ラモス家では、弁護士のジョーダンが犯人との交渉を仕切ろうとするが、司法警察が強引に介入。事件の背後には、政府の幹部や汚職警官の巨大犯罪組織エルマンダーが絡んでいた。クリーシィは重傷の身をおして事件の全貌を解明するために立ち上がり、黒幕関係者を次々と殺害していく。
《ネタバレ反転》
そして実は、ピタの父であるサムエルもグルだったことが判明。彼は借金返済のために娘の誘拐を承諾してしまったのだ。それが妻リサにバレて、サムエルは自殺した。
クリーシィはさらに犯人組織を追い詰めていき、一度死んだと聞かされたピタがまだ生きていることを知る。そして自らの身と引き替えに、ピタをリサのもとへと返し、自分はエルマンダーの手に渡り息絶えるのだった。




【解説】
名優デンゼル・ワシントンが入魂の演技を披露するバイオレンス映画。A・J・クィネルのクリーシィ・シリーズの第一作『燃える男』を故トニー・スコットが映画化し、固い絆で結ばれた少女を犯罪組織にさらわれた男の復讐劇が、激しくも感動的に描かれます。映画ではピタは救出されますが、原作小説ではクリーシィが昏睡中に誘拐犯のミスでピタは死亡し、傷を癒して復讐鬼と化したクリーシーが誘拐に関わった人間たちを容赦なく粛正していくという話になっています。
この原作は過去にスコット・グレンの主演で映画化されていて、実は本作は2度目の映画化。原作に忠実なこちらも、ぜひリリースしてほしい作品です。
オッド・トーマス

『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』 ODD THOMAS (2013年・米)

オッド・トーマス(20)職業:フリーター 特技:霊能力 彼女:アリ。 愛と勇気に満ちた“ご近所ヒーロー”! 

【スタッフ】
監督/スティーヴン・ソマーズ
脚本/スティーヴン・ソマーズ
原作/ディーン・クーンツ
製作総指揮/カースティン・ロレンツ、ステファン・マルゴリス、マイケル・アラタ
製作/スティーヴン・ソマーズ、ジョン・バルデッチ、ハワード・カプラン
撮影監督/ミッチェル・アムンドセン
音楽/ジョン・スウィハート
編集/デヴィッド・チェセル
衣裳デザイン/リサ・ジェンセン
視覚効果/ピエール・ブファン

【キャスト】
オッド・トーマス…………………………アントン・イェルチン
ストーミー・ルウェリン…………………アディソン・ティムリン
ワイアット・ポーター警察署長…………ウィレム・デフォー
ヴァイオラ・ピーボデ……………………ググ・バサ=ロー
ボブ・ロバートソン………………………シュラー・ヘンズリー
サイモン・バーナー巡査…………………ニコ・トートレッラ
バーン・エクルズ巡査……………………カイル・マッキバー
リゼット・スピネリ………………………メリッサ・オードウェイ
ケビン・ゴス………………………………モース・ビックネル
オジー・ブーン……………………………パットン・オズワルト
ペニー・カリスト…………………………アシュリー・ソマーズ

【ストーリー】
ラス・ヴェガス近くの田舎町ピコ・ムンド。ダイナーのコック、オッド・トーマスは、霊が見えたり、死者の気持ちを読み取る特異な能力を持っている。平穏に生きていたいと願う彼だったが、ある日、不吉な予兆に満ちた大殺戮の悪夢にうなされて目を覚ます。そんなオッドの秘密を知る協力者は、恋人のストーミールウェリンと警察署長のワイアット・ポーターだけ。
ショッピングモールのアイスクリーム屋で働くストーミーは、オッドのバイト先のダイナーにも毎日のように顔を見せ、キスを交わして帰っていく。だがその日、一見いつもと変わらぬ店内に、挙動不審な男ボブ・ロバートソンの周囲を“ボダッハ”という悪霊が彷徨っているのをオッドは感じていた。ボダッハの出現は、流血の惨劇が間近なことを意味していた。しかも数体というのではなく、大量のボダッハはとてつもない災厄の到来を意味していた。
そんな時、友人のヴァイオラ・ピーボデから「自分と男の死体が横たわる」夢を見たと打ち明けられるオッド。その死体の男の服装はボウリングの球の柄がプリントされた赤と黒のシャツだったという。オッドは“霊的磁力”を使って不審な人物を捜し始め、まもなくストーミーの店で大量のアイスを買っているボブに遭遇。彼の周りにはボダッハがひしめいていた。
心配するストーミーをなだめながら、ボブの自宅に侵入するオッドだったが、実はその部屋こそがボダッハが町にやって来る霊界への入り口だと気付く。ボブの部屋の中は異様なムードに満ちており、意味ありげにカレンダー帖から8月15日の日付だけが破り取られていた。
オッドは署長に報告するが、自宅の庭でBBQ中の署長は半信半疑。その場にいた新任警官バーンに情報調査を命じ、ボブを監視させる。だが、教会の鐘楼でピクニックを楽しむオッドとストーミーの前にボブが現れ、二人に襲いかかってきた。なんとか逃げ切った二人は“霊的磁力”により気が付けばボウリング場に導かれていたのだった。そこに署長の命令でバーナーという警官がやってくるが、彼の腕には「POD」という謎のタトゥーが……。
そんな中、オッドの知り合いの美少女リゼットが獰猛な犬に追いかけられ、彼女を助けるためにその犬を撃とうとした教師のケヴィンに誤って射殺されるという事件が発生。さらにオッドは自宅で死体となったボブを発見した。
《ネタバレ反転》
ボブの死体を廃墟に隠したオッドは、昼間ボブがオッド達を襲ってきた時にはボブはすでに死んでいたと悟る。一方、例の男のことを調べていたワイアット署長が何者かに銃撃され、重傷を負う。病院では、顔なじみのエクルズ巡査が署長の護衛についていた。
翌15日、オッドは再び男の家に行き、大虐殺を企てている証拠がないか調べることに。冷蔵庫の中には人の指と骸骨があった。そこにオッドを恨むボブの霊がやってきて、ポルターガイストを起こして襲ってきた。なんとかその場から逃げたオッドは、隠していたボブの死体に手掛かりがあることに気が付き、それを調べに行く。ボブの胸には「POD」という刺青があった。
その刺青は前にオッドに話しかけてきたバーナー巡査の腕にあったものと同じだった。虐殺を企てていたのは警察官だったのだ。犯人が狙っているのは、数百人の人が集まるショッピングモールだったのだ。そこにはストーミーが働いている。
オッドはショッピングモールに付くと、すぐに犯人らしき人物を見つけて撃退する。しかしその男は、エクルズ巡査だった。犯人は2人組ではなく3人組だったのだ。
遠くから悲鳴が聞こえ、銃撃が始まってしまった。オッドはすぐに駆け付け、ボダッハの妨害を振り払いながら銃撃犯を撃ち殺す。事件は終わったかにみえたが、オッドが撃ち殺したは教師のケヴィンだった。3人組だと思っていた犯人は4人組だったのだ。
そして被害者の霊に導かれて倉庫に行ったオッドが見た物は、トレーラーに積まれた巨大な爆弾だった。そこにバーナーが銃撃を浴びせる。オッドは傷つきながらトレーラーを自ら運転し、残り時間の少ない爆弾を人のいない場所で爆破させようとした。バーナーの抵抗にあいながらも、オッドはトレーラーを砂漠に突っ込ませる。オッドは運転席から飛び降り、バーナーはトレーラーの大爆発に呑まれた。
こうして被害は最小限に食い止められ、オッドも重傷を負いながらも一命を取り留める。目を覚ましたオッドの前にはストーミーの姿が。署長はオッドの功績をたたえて、家をプレゼント。オッドは傷が癒えるまで、ストーミーと二人でそこで暮らした。しかし、現実は残酷だった。オッドと過ごしていたストーミーは、すでに死んでいて霊になった姿だったのだ。
署長たちに促され、オッドはストーミーをあの世へと見送ることに。そしてオッドは街を出て、新たな人生を歩むのだった。




【解説】
人気作家ディーン・クーンツのベストセラー小説を、『ハムナプトラ』シリーズのスティーヴン・ソマーズ監督が映画化したサイキック・アクション。霊が見える特殊な能力を持つ青年が、街に降りかかる災厄を未然に防ごうと奮闘する姿を描きます。主人公のオッド・トーマスを演じるのは、若手演技派として注目を浴びるアントン・イェルチン。そこに実力派ウィレム・デフォーが脇を固めて安定感があります。その一方、ボダッハの造形のキモさ、ゴキブリの使い方の悪趣味さ、ブラックなお笑い要素、ゴリゴリと不器用な語り口など、もともとクーンツの小説の持つ「ちょっとB級っぽい感覚」を体現しているような感じです。それも含めて、手堅く原作をまとめており、ハラハラドキドキ&ホロリのなかなか良い小品に出来上がっています。
北海ハイジャック

『北海ハイジャック』 North Sea Hijack (1980・英)
配給/ユニバーサル・ピクチャーズ
監督/アンドリュー・V・マクラグレン
脚本/ジャック・デイヴィス
原作/ジャック・デイヴィス
製作/エリオット・カストナー
製作総指揮/モーゼス・ロスマン
音楽/マイケル・J・ルイス
撮影/トニー・アイミ
編集/アラン・ストラッチャン
出演者/ロジャー・ムーア、アンソニー・パーキンス、ジェームズ・メイスン、マイケル・パークス、デイヴィッド・ヘディソン、ジャック・ワトソン、ジョージ・ベイカー、ジェレミー・クライド、デイヴィッド・ウッド、フェイス・ブルック、リー・ブロディ、ショーン・アーノルド、アンソニー・プレン・ショウ

世界最大の海底油田基地が爆破される!
そして命知らずの7人のプロフェッショナルが緊急出動した。


北海をはさんだ対岸ノルウェーの港。ノルウェーの貨物船エスター号が、『ルース』と『ジェニファー』と呼ばれる採掘やぐらからなる巨大な海上石油基地に向かって出航するという直前、7名の男が乗船を求めてやってきた。政府広報官ハーリング(デイヴィッド・ウッド)に率いられた外国新聞記者グループで、リュー・クレイマー(アンソニー・パーキンス)、ハロルド(マイケル・パークス)らであった。
エスター号のオラフセン船長(ジャック・ワトソン)に乗船を許された彼らは、しかし港を離れた途端に、時限爆弾や機関銃を武器に従業員を人質にし、『ルース』と『ジェニファー』がボタン一つで爆発する状態にし、『ジェニファー』のキング主任(デイヴィッド・へディソン)に法外の金額の要求を叩きつけた。すなわち英国政府は24時間以内に2500ポンドの現金を5ヵ国通貨で支払うこと、その要求が通らない場合は彼らは『ルース』を爆破し、さらに4時間後に700名の作業員もろとも『ジェニファー』を爆破するというものだった。
この要求に頭をかかえた女性首相(フェイス・ブルック)、ティッピング枢密院議長(ジェレミー・クライド)らの要請は海軍提督ブリンスデン卿(ジェームズ・メイスン)を通じてフォルクス(ロジャー・ムーア)に伝えられた。フォルクスは、女の替りに猫を愛し、朝からスコッチをたしなみ、刺しゅうの針をもつという風変りな男だったが、一方では海軍やコマンド部隊出身の強者どもを集めた私設フロッグマン・チームを組織し、世界の名だたる保険会社などの依頼をうけるなど、日夜訓練に明け暮れている強力な手腕の持ち主だった。
一方、エスター号の乗組員もなんとか敵を倒そうと作戦をねったが、毒薬をもろうとして逆にクレイマーに気づかれ乗組員が殺されるなどの事件が起きていた。いよいよ約束の時間が近づいたが、フォルクスの作戦で一時は難をのがれ、さらに人質として、フォルクス自らブリンスデン提督、キング主任らとエスター号に乗り込んだ。
[ネタバレ反転]
クレイマーの指先が爆破ボタンに触れるだけで700名余りの人質と共に北海の油田基地が破壊されるという危機迫る瞬間、フォルクスの計画が功を奏し、クレイマーを撃ち倒すことに成功した。手がらをたてたフォルクスに対し、イギリス国家が表彰することになる。だが、フォルクスは、賞金も社会的地位も断った。そのかわりに可愛らしい小猫を賜るのだった。



『ワイルド・ギース』のアンドリュー・V・マクラグレン監督、『007』シリーズのロジャー・ムーア主演による海上サスペンス・アクション映画。男臭い作風のマクラグレン監督の作品の中で、キラリと光る好編。R・ムーアが仏頂面で女嫌いのモジャ髭と、普段とは正反対なイメージを演じるのが面白いです。大の猫好きで刺繍が趣味という、オチャメな部分もありますし。冗長な語り口になりがちなマクラグレン作品だけど、緊迫した駆け引きや見応えのあるアクションで、『ワイルド・ギース』と並ぶ代表作といえます。
ウォー・バーズ

『戦争の荒鷲 ウォー・バーズ』 War Birds (1988・米)
配給/ジョイパック
監督/ウーリー・ロメル
脚本/ウーリー・ロメル
原案/ウーリー・ロメル、クリフォード・B・ウェルマン
製作総指揮/ケヴィン・M・カールバーグ、スザンナ・ラブ
製作/ジョアン・ワトキンス、カート・エガート
音楽/ジェリー・ランバート
撮影/デランド・ヌース
編集/ジョエル・ネグロン
SFX/SFX International
出演/ジム・エルダート、カリー・ホランド、ビル・ブリンスフィールド、ティモシー・ヒックス、ジョアン・ワトキンス、リック・アンソニー・モンロー、スティーブン・クアドロス、ドン・ヒブドン、ティナ・カリッシ、カミーユ・マリー、フィル・エスポジート、グレゴリー・ランド、デビッド・シュローダー

中東の巨大陰謀と戦う空軍所属のトップガン!

中東の自由主義国エル・アライハムで共産主義者たちによる軍事クーデターが起きた。米国防省は関与を隠すため秘密裏に、空軍のロンソン中佐(ビル・ブリンスフィールド)を指揮官に、凄腕パイロットのビリー・ホーキンス(ジム・エルダート)とジム・ハリス(ティモシー・ヒックス)、地上潜入班のヴィンス・コステロ(カリー・ホランド)の3人の猛者を集めてチームを編成する。
だが、用意周到な敵の待ち伏せにより、作戦はことごとく失敗に終わる。そして、再攻撃の最中、ビリーの友人でもあるジムは撃墜され死亡する。また、敵の拠点を攻撃したヴィンス(カリー・ホランド)は反乱軍に捕虜にされる。友人を失い、チームも壊滅し、ビリーの戦意は折れた。
ビリーたちの攻撃を阻止したのは国防軍のエース、サリム中尉(リック・アンソニー・モンロー)で、実は彼こそが今回のクーデターの首謀者だということが情報部により突き止められた。ヴィンスが凄惨な拷問を加えられているということも掴んだ。
[ネタバレ反転]
怒りに燃えるビリーは闘志を甦らせ、ロンソンと新しい仲間2人と共に独断でFー16に乗り込む。空からはビリーたちが奇襲で反乱軍の戦闘機を撃墜し、地上では脱走を果たしたヴィンスが大暴れし、地上軍指揮官を殺した。元々の国の指導者も軍とともに蜂起、反乱軍は壊滅した。ビリーたちは、公表されることのない勲章をもらい、日常へと戻って行った。



中東の某国で起こったクーデターを鎮圧する若きトップガンの活躍を描く航空アクション。ユニークなSFやホラーを得意とするウーリー・ロメルによる、『アイアン・イーグル』の亜流作品、というよりフィルムの使い回し映画です。演出のテンポも悪いし、戦闘シーンに迫力がない、セットもちゃちいし、俳優にも華がない。ないない尽くしの凡作ですが、レンタルビデオで見て以来、何故か好きなんですよ、この映画。スカッとさせてくれるはずの特殊部隊が2度も作戦を失敗したり、軍の上層部が部下の命よりも高価なF−16の心配をしたりと、妙にショボい感覚が良いのです。ちなみに劇場公開時は『ファントム・ソルジャー』との2本立てで、ニセ『トップガン』と、とりあえずなんでも爆破爆破なんでも銃撃銃撃、爆破銃撃爆破銃撃の火薬無駄遣い映画とのコンボは、脳みそを吹っ飛ばすくらい素晴らしいと評判だったそうです。

※VTR廃盤/未DVD化
白バイ野郎ジョン&パンチ

『白バイ野郎ジョン&パンチ/白バイ野郎パンチ&ボビー』 CHiPs (1977-1983・米) 全120話
『帰ってきた白バイ野郎ジョン&パンチ』 CHiPs '99 (1998・米)TVM
放送/NBC
製作/リック・ロズナー
出演/エリック・エストラーダ、ロバート・パイン、ポール・リンク
〈第1〜5シーズン〉
ラリー・ウィルコックス、ブロディー・グリア、ルー・サンダース、ルー・ワグナー、ブリアン・リーリィ、マイケル・ドーン、ランディ・オークス、ブルース・ジェンナー
〈第6シーズン〉
トム・ライリー、ブルース・ペンホール、ティナ・ゲイル、クラレンス・ギルヤード・Jr

すべてのドラマ・ファンに愛されたポリス・シリーズの 決定版!

ジョン・ベイカー(ラリー・ウィルコックス)と、“パンチ”ことフランク・パンチョレロ(エリック・エストラーダ)は、チップス〈CHiPs-California Highway Patrol〉の若い白バイ警官。2人はチームを組み、白バイ(カワサキZ1000POLICE)にまたがって、主にロサンゼルスのフリーウェイをパトロールしている。
ジョンは実直で真面目だが、殺伐とした世界にちょっとした安らぎを感じさせる優しい警官。一方のパンチは魅力的な笑顔を持ちハンサム、型にはまらない自由奔放な性格だが、ちょっと気の短い男。そんなパンチの楽天的な行動は、しばしばお堅い上司であるギトレア警部(ロバート・パイン)の逆鱗に触れるが……。
今日も今日とて2人は、南カリフォルニアを舞台に激しいカーチェイスを繰り広げ、事故者を救い、困った人には手を差し伸べ、愉快なドタバタした日々が過ぎていく。
やがて、相棒ジョンが家業を継ぐためワイオミングに帰り、パンチは新人ボビー・ネルソン(トム・ライリー)とコンビを組み、若者を導いていくのだった。



『白バイ野郎ジョン&パンチ』は、住民を助け犯罪と闘うジョンとパンチの行動的な姿を、ユーモアと人間味たっぷりに描き出した傑作ポリス・ドラマです。青空の広がるロサンゼルスのフリーウェイを白バイがぶっとばすかっこよさは日本でも大変な人気を呼び、若々しい主役コンビは大変な人気でした。製作当時、従来の刑事ドラマは暴力的な印象が強く、警察の広報担当官をしていた事のあるリック・ロズナーは、現実の警察とドラマの中の警察のイメージのギャップに違和感を覚え、暴力シーンや銃撃戦を排した明るい警察のドラマ作りを目指しました。制作会社「ロズナー・テレビジョン」を立ち上げてまで生み出された本作は、主として交通取締りや事故の処理、日々の生活の中のドタバタといった、明るく親切な警察を描いており、警察が舞台でありながら血なまぐさい銃撃戦などは一切無く、陽気で気さくな同僚と共に繰り広げる、ヒューマンドラマ(コメディー?)でした。
『白バイ野郎パンチ&ボビー』は、それまでジョンを演じてきたラリー・ウィルコックスが、パンチを演じるエリック・エストラーダとのライバル関係に耐えられず番組を降板、パンチの新しい相棒、訓練生ボビー・ネルソン役としてトム・ライリーが加入した新シリーズです。ウィルコックスの脱退以外は大きな変更は無く、住民を助け犯罪と戦う二人のさわやかで行動的な姿を人間味たっぷりに描くシリーズの魅力は変わりません。

※未ソフト化
バトル・スカイファイター

『戦うヘリコプター(バトル・スカイファイター)』 (1982・米)TVM
Deadly Encounter
監督/ウィリアム・A・グラハム
製作/ポール・キャメロン、ロバート・ボリス
製作総指揮/ロジャー・ギンベル、トニー・コンヴァース
脚本/ロバート・ボリス、デヴィッド・J・キングホーン
撮影/フランク・M・ホルゲイト
音楽/マイケル・ホーニッグ、フレッド・カーリン
出演/ラリー・ハグマン、スーザン・アンスパッチ、ジェームズ・ギャモン、マイケル・C・グウィン、ホセ・チャヴェス、ジャック・ダンラップ、ジョン・グラハム、アーノルド・ジェファーズ、ハンク・ヘンドリック、ロジャー・ラルー、グレン・ミラー、ティム・オコナー、ジャネット・ラサク、グレゴリオ・サンチェス・シニア、グレゴリオ・サンチェス・Jr、ラリー・キーシュ

隠された大金をめぐるジェット・ヘリの大追撃!

ベトナム戦争後、空軍を引退してメキシコで戦友とともにヘリコプターのフライト・サービスを営むベテラン・パイロット、サム・ホーテン(ラリー・ハグマン)の元に、かつての恋人クリス・バトラー(スーザン・アンスパッチ)が訪れた。彼女はサムに5000ドルでメキシコ・シティに飛んでくれるように頼むが、サムは何か危険な香りを感じる。
そんな時、クリスが何者かに連れ去られてしまう。連絡を受けたサムは愛機ヒューズOH−6を駆使してクリスを乗せた偽の救急車を撃退、クリスを奪い返したが、今度は不気味なヘリが、再びクリスを狙ってやってきた。
果たして彼らは何ものなのか? クリスは何を隠しているのか? 驚異のアクロバット飛行によるサムと敵の壮絶な空中戦が展開するスーパーサスペンス・アクション。航空ファン必見!





大空を舞台に、悪のヘリ軍団に立ち向かう元空軍少佐の戦いを描いたスカイ・バトル・アクション。1972年の『爆発!ジェットヘリ500』の監督・製作・脚本トリオによるセルフ・リメイクのTVムービーです。設定はそのままに、アクションシーンは派手にブラッシュアップされてました。ヘリコプターと複葉機による空中アクションを見せるためだけに作ったような映画で、空中アクションだけを見たい人には打ってつけです。TVムービーにも関わらず、派手なスタントシーンが多く町や砂漠、険しい岩山、川や海の上空で繰り広げられる複葉機も登場するチェイスが大迫力です。二機のヘリが町の通りを路面すれすれで飛行したり、巨大な橋の下を潜り抜けたり、巨大なトレーラーの荷台の上に着地して、そのまま高架の橋の下を潜り抜ける場面もありスリリング。オープニングでは、着陸ソリで空き缶を蹴飛ばして、見事にゴールを決めて見せたりと、ビックリ技を見せてくれます。サムが操縦する白いヒューズ500の他には、SA315Bラマ、SA3411ガゼルなどが登場し、終始ヘリのアクションだけで展開されるストーリーがシンプルで良いです。また、敵の目的が謎なのも、不安感や緊張感、不気味さが醸し出されています。『爆発!ジェットヘリ500』とともに、TVムービーの枠に納まらないヘリ・アクションが素晴らしい作品です。

※VTR廃盤。未DVD化
爆発!ジェットヘリ500

『爆発! ジェットヘリ500』
Birds of Prey (1972・米)TVM
配給/東映洋画
監督/ウィリアム・A・グラハム
製作/アラン・A・アーマー
製作総指揮/ロジャー・ギンベル
原案/ロバート・ボリス、ルパート・ヒッツィグ
脚本/ロバート・ボリス
撮影/ジョーダン・クローネンウェス
音楽/ジャック・エリオット、アリン・ファーガソン
出演/デヴィッド・ジャンセン、ラルフ・ミーカー、エレイン・ヘイルヴェイル、ハリー・クレカス、サム・ドーソン

車を追う! ヘリを追う! 息づまる追跡飛行は、まるで肉食鳥だ。
迫力のヘリコプター・アクション! 『逃亡者』のデヴィッド・ジャンセン主演


ハリー・ウォーカー(デヴィッド・ジャンセン)は、今日もヘリコプターH500の操縦捍を握り、アメリカ東部ソルトレーク・シティ上空からKBEXラジオ局へ交通情報を流している。ハリーは操縦捍さえ握っていればご機嫌だった。別れた2人の妻から別居手当の催促を受けずにすむし、悩む事もない。下界の事をすべて忘れさせてくれる。だが、そんな平凡な毎日の中で、第二次大戦でグラマン戦闘機に乗って暴れまくっていたことをふと思い出す日が多くなっていた。
そんな感傷を吹き飛ばすような事件が起こった。ザイオン銀行の前で現金輸送車が襲撃され、マシンガンをもった3人の男が警備員を射殺するや、現金袋と若い女テレサ(イレイン・ヘイルヴェル)を人質にしたのだ。事件を目撃したハリーは、ラジオ局とソルトレーク市警のマック警部(ライフ・ミーカー)に通報。犯人の車を追跡する。ハリーのヘリが車を追いつめたと思ったとき、犯人たちは屋上に待たしてあった逃走用のヘリに飛び乗った。
ヘリ対ヘリの一大追跡が始まり、彼は昔、戦闘機を駆って敵機を追っていた興奮を感じないわけにはいかなかった。そんなハリーの執拗な追跡に音を上げた犯人たちは、テレサと現金袋を草むらに放り出してしまう。女の救出に成功したとき、犯人の銃弾がヘリのオイルタンクをぶち抜いた。ハリーは仕方なく愛機を峡谷の陰に降り立たせる。
[ネタバレ反転]
翌朝、ハリーは断崖に敵機がとまっているのを発見すると、嫌がるテレサを逃がして、ヘリに乗り込む。ラジオDJとマック警部に連絡しながら、敵の逃亡を阻止しようとする。敵機もそれに気づいて飛び立った。燃料は漏れ続けて少なく、ここで逃がせば追跡のチャンスは断たれる。ハリーは突如、急旋回して犯人のヘリに突撃する。2台のヘリは正面衝突し、大炎上を始めた。





陸対空、空対空のチェイスを描いたアクション映画で、元々はTVムービーです。日本では劇場公開されました。ソルトレイク・シティの街や自然の広大な景観をバックに繰り広げられるチェイス・シーンは迫力満点。ハイウェイの高架下を潜ったり、渓谷での隠れんぼなど、全編を占める空中撮影は、TVMとは思えないほどスリリング。アイディアを凝らした緊迫感のあるものとなっていて、低予算のTVムービーには、やはり頭が必要だという事が良く判る作品です。TVで見ましたが、結構好きな作品です。DVDにならないかな。

※VTR廃盤/未DVD化
激走! 5000キロ


『激走! 5000キロ』 The Gumball Rally (1976・米)
配給/ワーナー・ブラザース映画
監督/チャック・ベイル
脚本/レオン・カペタノス
原案/チャック・ベイル 、 レオン・カペタノス
製作/チャック・ベイル
撮影/リチャード・C・グルーナー
音楽/ドミニク・フロンティア
出演/マイケル・サラザン、ノーマン・バートン、ゲイリー・ビジー、スーザン・フラネリー、ティム・マッキンタイアー、ジョアン・ネイル、ラウル・ジュリア、ハーヴェイ・ジェイソン

ニョーヨークからロスへ5000キロ! 世界の名車をブッ飛ばす──
フリー・ウェイのスピード・レーサー!


ニューヨークの若い会社重役バノン(マイケル・サラザン)は毎日会議の連続でうんざり。そろそろやるか、とばかり会議を打ち切り、親友スティーヴに電話した。
『ガムボール!』。レース開始の合言葉で、年に1度のニューヨークからカリフォルニアまでの大陸横断レースだ。たちまちカーキチは集まり、バノンはレース・プランを説明。このレースは法律を度外視、警察のあらゆる難関を突破するのが第1条件。見事優勝したチームには、トロフィーとしてドーム型のガムの販売機が授与されるのだ。
一方、レースを阻止するため、ロスコー警部が州間道路に封鎖網を張る。翌日、出発の合図と共に法律違反ノンストップ・レースが開始される。運よく成功すれば、約30時間後にはカリフォルニア州ロングビーチのクイーンメリーにゴールインする。
参加者の顔ぶれはACコブラ427のバノン、ポルシェに乗るアリス(スーザン・フラネリー)とジェーン(ジョアン・ネイル)の姉妹、フェラーリ・デイトナのフランコ(ラウル・ジュリア)とスティーヴ、カマロに乗るいかれた男ギブソン(ゲイリー・ビジー)、カワサキのバイクに乗る男(ハーヴェイ・ジェイソン)等々。レーサー達は、トロフィーとして、ただ巨大なガムボール・マシンを獲得する為だけに、法律を無視し突っ走る。
車輪がまわるたびの一触即発。一方、ロスコーが逮捕の機会を狙っている。悪天候にもめげず、レーサー達は西へ西へと轟音を響かせていく。果して勝利の栄冠は誰の手に!?



大陸を横断するキャノンボール・レースを描いたカー・チェイス映画。監督のチャック・ベイルは、カー・スタントマン出身です。スピード狂の素人レーサーたちが公道を、警察の警戒網を次々と突破していくという、余計なドラマを持ち込まずに、ひたすらレースで賞金なしの名誉が報酬というアホな潔さが、壮快感溢れまくりです。車のチョイスが玄人好みなのがまた良い。実車で登場する黄のシボレー・カマロ、黒のポルシェ・タルガ、銀のメルセデス・ベンツ300SL、茶のロールスロイス等々、さらに赤いフェラーリデイトナVS青いコブラ427の対決は盛り上がります。確か漫画化されて、少年誌に載ってたはずですね。後の『キャノンボール』の元ネタで、地味だけどなんかこちらの方がイイんですよね。
バッジ373

『バッジ373』 Badge 373 (1973・米)
配給/パラマウント映画
監督/ハワード・W・コッチ
製作/ハワード・W・コッチ、ローレンス・アップルボーム、アーウィン・ヤブランス
脚本/ピート・ハミル
撮影/アーサー・J・オーニッツ
音楽/J・J・ジャクソン
編集/ジョン・ウッドコック
出演/ロバート・デュヴァル、ヘンリー・ダロウ、エディ・イーガン、フィリップ・ルシアーノ、ルイス・コンセンティノ、ヴァーナ・ブルーム、ティナ・クリスティアニ

犬になっても追いつめる! 凄まじい男の怒りが大都会の闇をブチ抜く!!
犯罪都市に暗躍する、巨大な武器密輸。


タフで有名なニューヨーク市警の刑事エディ・ライアン(ロバート・デュヴァル)が、あるダンス・ホールへの大がかりな手入れの指揮を取っていた。部下の警官たちは扮装して配置についており、合図で電灯が消されると同時にライアンはステージに飛び上がった。客たちはうろたえ、持っていた麻薬を投げ捨てた。麻薬の売人と思われていたスイート・ウィリアム(ヘンリー・ダロウ)も居合わせたが、彼は白で、警官たちが客の尋問をしている間に、スイートの手下のチコがいきなりドアから飛び出してきた。ライアンが後を追う。チコとライアンは屋上で格闘になったが、チコは足をすべらせて墜落、即死してしまった。
ライアンは法廷に立たされることになった。チコの死だけでなく、署内でも1匹狼的なところのある彼は、以前から越権行為に走ることが多かったためだ。結局、死因の究明が終わるまでは、ライアンは停職処分ということになった。やむなくバーテンとして働きだした彼のところへ、警察で相棒だったジジ(ルイス・コンセンティノ)が訪ねてきた。今ではライアンの代わりにディアズという刑事が新しい相棒になっていた。話しの最中、ジジは大事件の証拠を握ったといった意味のことを話したが、なぜかディアズの前ではそれ以上ふれようとはしなかった。
翌朝、ライアンはスキャロン警部(エディ・イーガン)に電話でたたき起こされた。ジジが殺されたというのだ。お通夜の席で、未亡人になったマリー(ティナ・クリスティアニ)から、ジジにリタ(マリア・デュレル)という女があったと聞かされ、そのアパートを訪ねた。部屋は麻薬患者が必要とする小道具がおかれてあるだけで空っぽだった。その日から彼はリタの行方を追い、ロング・アイランドの安ホテルでやっとリタを捕らえたが、麻薬で意識が朦朧としており、スイート・ウィリアムスの名を口走るのみだった。アパートを出るとすぐ、何者かが彼を狙撃した。とっさに身をふせて部屋に戻ってみると、リタはすでに殺されていた。
ライアンはリタの兄、ルーベン(フィリップ・ルシアーノ)の居所をつきとめた。彼は、プエルト・リコ人の革命家だった。ルーベンと別れると、数人の男が彼の後を追ってきた。身の危険を感じたライアンは、バスを失敬して逃げようとしたが逃げきれず、半殺しのめにあったあげく歩道にほうりだされた。病院にかつぎ込まれたライアンを恋人のモーリーン(ヴァーナ・ブルーム)が見舞った。得体の知れぬ敵から身を守るために、2人はニューヨーク北部の田舎に行き、ライアンの傷のいえるのを待つことにした。右手はつぶされ、ギブスをはめていたので、彼は左手での射撃を練習した。そして右手に劣らぬほどの腕前になったとき、相棒の殺害者と、銃の密輸の張本人に違いないスイートを見つけだすため行動を開始した。だが、彼の熱意にほだされ、その手助けをしたモーリーンも何者かに殺された。
[ネタバレ反転]
復讐の鬼となった彼は、最初からくさいとにらんでいたディアズのアパートへ乗り込み、スイートがその夜、プエルト・リコへ送る銃の船積みをすることになっているのを聞きだした。ライアンはまずスキャロンに知らせ、銃を積み込んでいたスイートの手下たちに襲いかかった。激しい撃ち合いが続くなかで、ライアンはついにスイートを追いつめ、射殺し、友人と恋人の怨みを晴らした。ライアンは陽の出を見つめながら、ただ佇んでいた。



『フレンチ・コネクション』の“ポパイ”ドイル刑事のモデルになった、ニューヨークの刑事として19年間警察勤めをし、越権行為から停職処分を受けたエディ・イーガンの実話の映画化で、実際に上司役で出演もしています。脚本はニューヨーク派作家ピート・ハミル。ジャーナリスト兼作家としてドキュメンタリー慣れした手腕を振るい、実話ベースを地味ながらキレ味のイイ脚本で『フレンチ・コネクション』の続編ともいえる一本に仕上がっています。なんといってもタフな初老の刑事役のロバート・デュバルの渋い魅力が全開。そしてイイ奴はあくまでイイ奴で、悪い奴はどこまでも悪い、チョイ悪なんて中途半端さはお呼びでない暴走ぶりがカッコイイ映画なのです。

※VHS廃盤/未DVD化
オフサイド7
オフサイド7 [VHS]

『オフサイド7』 Escape to Athena (1979・米)
監督/ジョルジュ・パン・コスマトス
脚本/ジョルジュ・パン・コスマトス、リチャード・S・ロクト
製作/デイヴィッド・ニーヴン・ジュニア、ジャック・ウィナー
撮影/ギルバート・テイラー
音楽/ラロ・シフリン
出演者/テリー・サバラス、ロジャー・ムーア、デイヴィッド・ニーヴン、クラウディア・カルディナーレ、ステファニー・パワーズ、リチャード・ラウンドトリー、ソニー・ボノ、エリオット・グールド、アンソニー・バレンタイン

1944年。ドイツ軍に占領されたギリシャのある島。そこにはドイツ兵の監視下で遺跡の発掘作業を続ける連合軍の捕虜たちの姿があった。第7Z捕虜収容所の所長オットー・ヘヒト少佐(ロジャー・ムーア)は、考古学に造詣の深い人物で、ヒトラーのための古美術品収集を任務としていた。
ある日、そんな彼の前に、脱走の常習者である考古学者のブレイク教授(デイヴィッド・ニーヴン)、黒人兵のナット(リチャード・ラウンドトリー)、コックのブルーノ(ソニー・ボノ)の3人が引き立てられてきた。また、同じころ新しい捕虜としてアメリカ人の芸人チャーリー(エリオット・グールド)とドティ(ステファニー・パワーズ)が入って来た。
へヒトはドティに関心を示し、彼女との仲をとりもつようにチャーリーに頼むが、その時、ヘヒトが考えている秘密の計画の一部を打ち明けた。同じ頃、町ではレジスタンスのリーダー、ゼノ(テリー・サヴァラス)が娼家のマダムで愛人のエレアナ(クラウディア・カルディナーレ)とある作戦を練っていた。彼はエレアナの協力を得て、収容所内のブレイク教授に連絡をとると、収容所内に乗り込む準備を開始した。
チャーリーとドティがヘヒトら幹部の前でショーを繰り広げ、彼らの注目を集めている間に、ナット、ブルーノらに手引きされて乗りこんできたゼノと同志が完全に広場を包囲し、ボルクマン大佐(アンソニー・バレンタイン)率いる銃殺隊を全滅させた。
アテナ山にある財宝を狙っていたヘヒトは、もともと戦争には批判的で、途中で捕虜たちと手を組むことに変更し、ゼノらと行動を共にする。
[ネタバレ反転]
ドイツの潜水艦が出撃のチャンスを狙っていることを傍受したゼノは、ヘヒトらと、町はずれの給油基地に向かった。オーストリア生れでナチスとは無縁なヘヒトは、今は財宝より捕虜達との連帯を大事にしていた。水中バレエの踊子でもあるドティの活躍で水中にある給油バルブを開き、機雷を仕掛けることに成功した彼らは、給油基地を壊滅させた。
一方アテナ山にある僧院に向かったゼノ、チャーリーらは、そこで、無気味な地鳴りとともに現われた「空飛ぶ爆弾」V2ロケットを発見。敵諸共ロケット基地を爆破することに成功するのだった。




第二次大戦中のエーゲ海の島を舞台にした戦争アクション映画。捕虜である爆破や暗殺、レーシング、ダイヴィングと云ったそれぞれのエキスパートや、ドイツ軍人でありながらもナチスに反目する将校らが、黄金の財宝を巡って躍動すると云うアクション活劇です。戦争映画というよりは、007風なスパイ活劇調なエンタメ作品となっています。ひとクセある個性派俳優が勢揃いのキャストで、見せ場もタップリ。コメディタッチを随所に盛り込んでいて、アクション&サスペンスな娯楽活劇といった感じです。

※VHS廃盤/未DVD化

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『シャーキーズ・マシーン』
Sharky's Machine (1982・米)
監督/バート・レイノルズ
脚本/ジェラルド・ディ・ペゴ
原作/ウィリアム・ディール
製作/ハンク・ムーンジーン、バート・レイノルズ
撮影/ウィリアム・A・フレイカー
美術/ウォルター・スコット・ハーンドン
音楽監修/スナッフ・ギャレット
編集/ウィリアム・D・ゴーディーン
衣装/ノーマン・サーリング
効果/フィル・コリー
出演/バート・レイノルズ、ヴィットリオ・ガスマン、レイチェル・ウォード、バーニー・ケーシー、ブライアン・キース、チャールズ・ダーニング、アール・ホリマン、リチャード・リバティーニ、ヘンリー・シルヴァ、ダリル・ヒックマン

バイオレンス刑事をパワー・アップする刑事集団!
バート・レイノルズが監督、主演をつとめた驚異のバイオレンスアクション。

ジョージア州アトランタ市。麻薬課のシャーキー刑事(バート・レイノルズ)が麻薬の売人を罠にかけようとした時、スマイリー刑事(ダリル・ヒックマン)が不用意に声をかけたため売人に逃げられてしまう。シャーキーは売人を追いかけ、バスの中で射殺する。その猛烈さが災いして、最底辺の吹き溜まりである風紀課にまわされてしまった。逮捕した売春婦の言葉から、1回千ドルの高級娼婦の存在を知り、ドミノ(レイチェル・ウォード)というコールガールを向かいの建物から24時間監視し、盗聴する。日々の生活を見守るうち、シャーキーはドミノに惹かれて行く。
その頃、夜の街で暗躍する影があった。犯罪の証人や敵対する組織の幹部が、残忍な方法で消されていく。犯人はビリー(ヘンリー・シルヴァ)。ジャンキーで情緒不安定、しかし恐ろしく頭が回り証拠を残さぬ不気味な男だった。
監視の結果、彼女は州知事候補のホッチキンス(アール・ホルマン)と関係していること、彼女をあやつっているのはビクターという名の男であることが判明する。ビクターに「こんなことはやめたい」と言うドミノ。次の日、彼女のアパートをビリーが襲い、彼女の頭をショットガンでぶっぱなす。彼女の無惨な姿にシャーキーを始め、パパ(ブライアン・キース)、アーチ(バーニー・ケーシー)ら風紀課の刑事は、このヤマを殺人課にまわすというフリスコー部長刑事(チャールズ・ダーニング)に反対する。秘かに依頼した鑑識から、指紋から殺し屋がビリーという名であることがわれた。
シャーキーは、ドミノのアパートで彼女を偲ぶ。するとそこにドミノが現れた。殺されたのは、ドミノの友人ティファニーだったのだ。
彼女を守るため、シャーキーは自分の家にドミノを連れてゆく。彼女からビクター(ヴィットリオ・ガスマン)の正体を聞き、ビクターのところへ乗り込む。ドミノが生きていると知り、怒るビクター。シャーキーは、裏切り者のスマイリーにつかまり、指を2本切り落とされたが、彼女の居所は吐かなかった。そして猛然と反撃に出てスマイリーを倒す。
[ネタバレ反転]
やる気を取り戻した風紀課の反撃が始まった。知事に当選したホッチキンスは警察に連行され、やばくなって来たとあわてるビクターを、遂に理性が崩壊した実弟のビリーが射殺する。シャーキーらがかけつけたが一歩遅かった。ビル内に潜伏するビリーを、散開して捜索する風紀課の刑事たち。だがいつしか追う立場が追われていた。パパ、アーチが射たれた。ビリーも反撃の銃弾を喰らうが、麻薬で痛みを感じないのか不死身のようだ。そしてビリーとシャーキーは階段ホールで対峙する。ガラス張りの向こうからの陽光にシルエットとなったビリーは、悪魔のようだった。理解不能な論理を語るビリーとシャーキーは、同時に発砲。ビリーはガラスを破り、地上へと墜落していった。
しばらくして、郊外の小さな家で、幸せそうに笑うシャーキーとドミノの姿があった。




バート・レイノルズ監督・主演で、さぞかしワンマン「俺TUEEEE」映画かと思いきや、ロマンスあり、強敵あり、笑いありとサービスてんこ盛りながら、リアリティ重視のハードアクションになっててビックリ。女に手が早そうなイメージのレイノルズの純情さや、レイチェル・ウォードの美しさが華を添え、落ちこぼれやハミダシ者でチームを作って巨悪に挑むという、面々のキャラも立っているし、特に敵の殺し屋役の怪優ヘンリー・シルヴァが凄い。見事なサイコパスぶりで、クスリ漬けなんで何発撃たれても痛みを感じないとか、銃口を相手の頭に向けて奇声を上げる姿が、ものすごく怖いです。ビバ・シルヴァ!

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『探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!』 I, the Jury (1982・米)
監督/リチャード・T・ヘフロン
脚本/ラリー・コーエン
原作/ミッキー・スピレーン『裁くのは俺だ』
製作/ロバート・H・ソロ
撮影/アンドリュー・ラズロ
美術/ロバート・ガンドラック
音楽/ビル・コンティ
編集/ガース・クレーヴン
出演/アーマンド・アサンテ、バーバラ・カレラ、ローレン・ランドン、アラン・キング、ジョフリー・ルイス、ポール・ソルビノ

非情な男の追撃に一つの殺人は世界を震撼させる巨大な事件に発展した!

私立探偵マイク・ハマー(アーマンド・アサンテ)が、いつものように仕事で人妻の浮気の調査をしている頃、ベトナム戦争中、彼を庇って片腕を無くした戦友のジャックが下腹部を撃ち抜かれるとという残酷な方法で殺された。復讐を誓ったマイクは友人で殺人課のパット(ポール・ソルビノ)の忠告も無視して、事件の調査を開始した。
ジャックの別居中の女房から、彼が性的不能者で、看護婦とのSEXを治療に取り入れた『ベネットSEXクリニック』ヘ通っていたこと、最近大きな儲け話を見つけたといっていたことなどを聞いたマイクは、ジャックの戦友ジョー(ジョフリー・ルイス)を訪ねた。そしてジャックが元CIAのロメロ大佐に近づいていたことを知る。今は、独自の帝国を築き上げようとしているロメロ大佐は、ベトナムで特殊な薬を使ってある洗脳を行なっていたのだ。
ニューヨークに戻ったマイクは、SEXクリニックの主催者シャーロット(バーバラ・カレラ)の訪問をうける。しかし、彼女は患者の秘密は公言できない、と協力するのを拒んだ。やがてジャックの相手をした双子の姉妹が殺され、ロメロが雇った殺人鬼の魔の手がマイクにも迫った。その殺人鬼もクリニックの患者だったが、ロメロ大佐によって洗脳されていた。ロメロたちは、ベトナム戦争中に開発された覚醒剤を売りさばいて、悪どい商売をしていたのだ。
やがて憎むべきジャック殺害の犯人であり、悪の主謀者の正体が浮かぶ。まずは、<悪の要塞>に乗り込むマイク。そのマイクを消そうと、殺し屋たちが待ちうける。熾烈な銃撃戦が繰り広げられるが、マイクはロメロに追い詰められる。隙を突いて逆転でロメロを倒すマイク。そして、いよいよ、ジャックを殺した敵の地に向かう。
[ネタバレ反転]
その仇敵こそ、ロメロ大佐の忠実な部下だったシャーロットだった。その妖しげな美貌の魅力的な彼女に1度は惹かれたマイクだが、そんなことで決意がにぶる彼ではない。ジャックはワルサーPPK1380によって、下腹部をむごくも撃ちぬかれたのだ。豪華なシャーロットの屋敷に入ると、彼は無表情に彼女の下腹部に銃弾を放つのだった。




※カッチョいいオープニング音楽

戦友が殺された事件をめぐって凶悪な敵に挑む私立探偵マイク・ハマーの、命知らずの活躍を描くハードボイルド・アクション映画。ミッキー・スピレーンの暴力満載ハードボイルド小説を、現代風なタイトで見せ場たっぷりの娯楽アクションに生まれ変わらせました。80年代のB級テイスト溢れる胡散臭さと、過激なアクションがキマっています。ビル・コンティのテーマ曲もカッコ良過ぎてトリハダもので、DVD化を切望する一作です。

※VTR廃盤(画像は中古販売品)/未DVD化

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『必殺マグナム』 Murphy's Law (1986・米)
監督/J・リー・トンプソン
脚本/ゲイル・モーガン・ヒックマン
製作/パンチョ・コーナー
製作総指揮/メナヘム・ゴーラン、ヨーラム・グローブス
音楽/マーク・ドナヒュー、ヴァレンタイン・マッカラム
撮影/アレックス・フィリップス
編集/ピーター・リー・トンプソン、チャールズ・シモンズ
出演/チャールズ・ブロンソン、キャスリーン・ウィルホイト、キャリー・スノッドグレス、ロバート・F・ライオンズ、リチャード・ロマナス、ビル・ヘンダーソン、ジェームズ・ルイジ、ジェローム・ソー、ロバート・アクセルロッド

殺人の罠にはまった刑事の逃避行と復讐に燃える姿を、再びC・ブロンソンをむかえてJ・リー・トンプソンが描くサスペンス・アクション!

妻と別居したため酒浸りの刑事のジャック・マーフィー(チャールズ・ブロンソン)は、買い物帰りに自分の車を盗もうとした車泥棒の女アラベラ・マギー(キャスリーン・ウィルホイト)を捕まえるが、隙を突かれて逃げられる。翌日、殺人事件現場に呼び出されたマーフィーは、アンソニー・ヴィンチェンゾが犯人である証拠を見つける。アンソニーの行方を知るため、兄のフランク・ヴィンチェンゾ(リチャード・ロマナス)に聞くが知らないという。
家に帰ったマーフィーは、裁判所から届いた妻との離婚成立判決書に目を通していたとき、謎の人物から脅迫めいた電話がかかってきた。翌日、アンソニーが空港に現れたという情報が入り、マーフィーたちは空港に向かう。アンソニーは、マーフィーたちを見つけると、客室乗務員を人質にとり逃走した。アンソニーは人質を射殺し、逃げようとしたが駆けつけたマーフィーに射殺された。警察署でマーフィーの元妻がストリップ劇場で働いていると聞き、ストリップ劇場に向かったマーフィーは元妻と話をすると、元妻が劇場の支配人と関係を持っているという。閉館時間になり、マーフィーは2人を追跡し、家での行為を見て帰宅した。
次の日、酒を買いにきたマーフィーは、偶然自分の車を盗もうとしたアラベラを見つけ逮捕した。その日の夜、再び劇場に来たマーフィーは、元妻と話した後、帰ろうとして車に乗った直後、何者かに殴られ気絶する。その人物は、元妻と支配人をマーフィーの銃で射殺した。マーフィーは2人を殺した犯人とされ、逮捕される。留置場に入れられ、アラベラと同じ房になったマーフィーは無実を叫ぶが、取り合ってもらえない。マーフィーは手錠でアラベラと繋がれたまま逃走、真犯人に捕まえるべく捜査を開始する。2人は様々な交通機関を乗り継ぎ逃亡するが、口が達者で小生意気なアラベラに、マーフィーはうんざりした。マーフィーはアラベラを連れて、知人のベン・ウィルコーヴ(ビル・ヘンダーソン)宅を訪れる。ベンから銃を貰い出発するが、その直後マーフィーに罪を着せた女が、ベンを射殺する。
ベンが殺されたことを知り、ヴィンチェンゾ一味が怪しいと考え、2人はフランク・ヴィンチェンゾのもとに向かう。マーフィーがフランクを問いただすが、フランクは何も知らなかった。マーフィーは、知人のアート・ペニー(ロバート・F・ライオンズ)に、自分に恨みを抱いている人物を探してほしいと頼む。その結果、逮捕後に精神病で措置入院させた、ジョーン・フリーマン(キャリー・スノッドグレス)という女が犯人であると確信する。フリーマンは、入院させた関係者を次々に殺害していった。
[ネタバレ反転]
自分以外に残っているフリーマンの事件を担当した検事の家を訪れたマーフィーたちだが、すでに検事は殺害されており、アラベラは誘拐される。マーフィーは呼び出された場所に行き、同僚のエド・・ライニキー(ジェームズ・ルイジ)に応援を頼む。しかし、エドはヴィンチェンゾに買収されており、マーフィーを売り渡そうとしたとき、フリーマンにクロスボウで首を撃たれ死亡する。そこに、ヴィンチェンゾ一味が乗り込んできたが、マーフィーは一味を倒し、アラベラを助け出す。直後、アラベラは後ろからフリーマンにクロスボウで撃たれる。マーフィーはフリーマンと対決し、格闘の末フリーマンは転落死する。その後、負傷して救急車に乗せられたマーフィーは、一命を取り留めたアラベラと一緒に病院へと送られていった。2人の口論には、温かいものがあった。



チャールズ・ブロンソンの、年配者と女の子の変則バディ刑事もの。当時、御年65才で健在振りを発揮しています。こまっしゃくれた小娘にやりこめられてウンザリしている様が可笑しいです。敵のサイコ系ハードマッチョな女は、あまり見た事がない設定で面白い。ブロンソンのいつものイケイケドンドンではなく、物事が主人公に不利に不利にと働いてゆく展開がサスペンス感じさせて異色です。いつもは「俺TUEEEEE!」ですから。でも、それがブロンソン、それがイイ!!

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『刑事マディガン』 Madigan (1967・米)
監督/ドン・シーゲル
脚色/ヘンリー・シムーン 、 エイブラハム・ポロンスキー
原作/リチャード・ダワティ
製作/フランク・P・ローゼンバーグ
撮影/ラッセル・メッティ
音楽/ドン・コスタ
出演/リチャード・ウィドマーク、ヘンリー・フォンダ、インガー・スティーヴンス、ハリー・ガーディノ、ジェームズ・ホイットモア、スーザン・クラーク、マイケル・ダン、スティーブ・イナット、ドン・ストロード、シェリー・ノース、ウォーレン・スティーヴンス

『ダーティ・ハリー』の鬼才、ドン・シーゲル監督の演出が冴え渡るリアリスティックな刑事ドラマ!

ニューヨーク市警の刑事ダニエル・マディガン(リチャード・ウィドマーク)と相棒のロコ・ボナーロ(ハリー・ガーディノ)は、スパニッシュ・ハーレム地区第23分署の敏腕刑事である。ある日2人は、ブルックリン地区の悪質なポン引き、バーニー・ベネシュ(スティーブ・イナット)のアパートに踏みこんだが、ちょっとしたすきに逃げられてしまい、そのあげくマディガンは拳銃を奪われてしまった。署に帰った2人は、逃げたペネシュが殺人容疑者だと聞かされ驚いたが、それ以上に気になったのは、奪った拳銃を使ってベネシュが第2、第3の殺人を続けはしないか、ということだった。マディガン刑事は常に仕事第1の男で、そのために妻のジュリア(インガー・スティーヴンス)は、いつも不満だらけだった。
一方、市警本部長のアンソニー・ラッセル(ヘンリー・フォンダ)は、マディガンの失敗に頭をかかえたものの、自分にもいろいろと面倒な問題がふりかかっていた。というのは、彼の親友チャールズ・ケイン主任警部(ジェームズ・ホイットモア)が汚職にまきこまれたり、関係をもつ上流夫人から別れ話を持ち出されたり、黒人指導で高名な牧師から抗議されるなど、悩みはつきなかった。
マディガンとロコは、「72時間以内にベネシュを逮捕せよ」との厳命を受けた。2人は躍起になって聞きこみを始めた。妻ジュリアの不満が爆発点に達していると悟ったマディガンは勤務中ではあったが、彼女を連れて警察官のパーティーに行った。だが、それとほとんど時を同じくして、街頭でベネシュを発見した2人の警官が彼に射たれた。1人は即死、もう1人は重傷だった。しかもベネシュの凶器はマディガンから奪ったものだった。
[ネタバレ反転]
必死の聞きこみでベネシュの隠れ家が分かった。多数の警官が非常線をはり、マディガンとロコが踏みこんだ。体当たりで室内に入ろうとした時、マディガンはベネシュの弾をうけて倒れた。その時ロコの拳銃がベネシュの胸へ。ベネシュが倒れたことを聞いたマディガンは救急車の中で息をひきとった。彼は最後まで、妻ジュリアの名を呼んでいた。
病院ではラッセル本部長が彼女を慰めようとしたが、彼女は本部長を人殺しと呼んで痛罵し、「あなたたちの政治ゲームのコマとして、いつも犠牲になるのは現場の人間。夫のマディガンを返せ」と叫ぶ。彼女を付き添いが連れ去ると、それを見送ったラッセルたちは、この後の予定を確認するのだった。




原作はリチャード・ダワティの小説『コミッショナー』。昔に読みましたが、主人公は市警本部長(警視総監)のラッセルで、エリートと叩き上げの対比の対象が現場のマディガンした。『マンハッタン無宿』と並んで『ダーティハリー』の原型ともいえる、リアリスティックな刑事ものです。刑事たちのやるせない私生活やゴミゴミした裏町、姑息で暴力的な犯罪者など、シーゲルの視点はカッチリと正義然としたエリートより、アウトロー寄りです。悪人面のヒーロー、R・ウィドマークの渋い魅力が光る一編です。後に主人公だけ引っ張って『鬼刑事マディガン』というTVシリーズが作られました。主演はもちろん、R・ウィドマーク。こちらも、やるせない刑事ドラマでした。DVDで唯一気に入らないのは、マディガンの吹替が大塚周夫氏ではないこと。磯部勉氏もいい役者だけど、ウィドマークには強面すぎるんですよね。

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『戦略大作戦』
Kelly's Heroes (1970・米)
監督/ブライアン・G・ハットン
脚本/トロイ・ケネディ・マーティン
音楽/ラロ・シフリン
撮影/ガブリエル・フィガロア
編集/ジョン・ジンプソン
出演/クリント・イーストウッド、テリー・サバラス、ドナルド・サザーランド、ドン・リックルズ、スチュアート・マーゴリン、ジュエル・シェパード、ハリー・ディーン・スタントン、ディック・バルドゥッツィ、カール=オットー・アルベルティ、ハル・バックリー、キャロル・オコナー

巨大なスケールで徹底的にたたき込む、映画史上最高の超大型戦争娯楽巨篇!


ケリー二等兵(クリント・イーストウッド)とガトコウスキー(ディック・ダバロス)は、激戦中に捕虜にした敵軍の大佐をつれ、ビッグ・ジョー(テリー・サヴァラス)、リットル・ジョー(スチュアート・マーゴリン)、ジョッブ伍長(トム・トゥループ)らが待つ、納屋へ戻ってきた。彼らはその捕虜に酒を振舞い、ドイツ占領区内の小さなフランス銀行に、千数百万ドルの金の延べ棒が保管されていることを聞きだした。折りも折り、彼らに3日間の休暇が与えられた。叔父である将軍の元へ鹵獲したヨットを運んでいくメイトランド大尉(ハル・バックリー)からは酒と女はご法度と釘をさされたものの、彼らは、金の延べ棒をいただく戦略に夢中だった。ケリーはまず、計画を練る天才のクラップゲーム(ドン・ピックルズ)、戦車隊の生き残りオッドボール(ドナルド・サザーランド)とその仲間(戦車3台)を計画に引き入れた。
夜、ケリーたちは戦線を突破し、一路、黄金をめざして進んでいった。一方、司令部では、空中写真が紛失し、コルト将軍(キャロル・オコナー)の雷が落ちていた。ところが現在その地図はオッドボールの手もとにおさめられていた。彼はこれを拡げ、作戦を立てていたのだ。ケリーのグループは奇襲作戦を展開し、敵陣深く進んでいった。その間、仲間も数人倒れたが、やがてオッドボールの戦車と落ち合うことができた。
夜半、コルト将軍は思いがけず、上司からおほめの電話をもらい、中将進級を約束された。そして、これがケリーたちの活躍のたまものと知ると、さっそく彼らに、英雄の勲章を贈ることを決定した。意気揚々と将軍に率いられた部隊は戦線を押し込んでいく。
ケリーたちが町に着くと、黄金はタイガー戦車3台に守られ、厳重に保管されていた。最後の戦闘は激烈をきわめた。
[ネタバレ反転]
味方の戦車は使用不能になったが、タイガーも2台を撃破。最後のタイガーは燃料漏れで動けなくなった。そこでケリーたちは、ドイツ軍指揮官に交渉を持ちかける。「銀行に何があるか知っているか?」
タイガー戦車の砲弾は、銀行の扉を粉砕した。ケリーたちとドイツ軍人たちは、金の延べ棒を手中にした。ドイツ兵たちはナチ式敬礼をやめてアメリカ式の敬礼をして、ホクホク顔で去った。コルト将軍が大部隊を引き連れ応援にかけつけ、一般人の歓呼をうけている時、ケリー、ビッグ・ジョー、オッドボールたちはトラックで、延べ棒を持って悠々とトンズラするのだった。




第二次世界大戦を舞台にした、愉快な戦争アクションコメディ映画です。出演陣全員が曲者で、男臭い顔ぶれで戦争を冒険のようにして笑い飛ばしています。金塊略奪に向う道中での戦闘シーンは、なかなかの迫力。かと思えばベトナム戦争のようなヒッピーがいたりと、かなり無茶苦茶な描写があったりして笑えて、マカロニ風セルフパロディも入ったりします。戦争映画ファンもコメディ映画ファンも満足できる出来です。

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『パニッシャー:ウォー・ゾーン』 Punisher : War Zone (2008・米)
監督/レクシー・アレクサンダー
脚本/ニック・サントラ、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
製作/ゲイル・アン・ハード
製作総指揮/オリヴァー・ヘングスト、エルンスト=アウグスト・シュナイダー、アリ・アラッド、オグデン・ギャヴァンスキー、マイケル・パセオネック、ジョン・サッキ
音楽/マイケル・ワンドマッカー
撮影/スティーヴ・ゲイナー
編集/ウィリアム・イェー
出演者/レイ・スティーヴンソン、ドミニク・ウェスト、ジュリー・ベンツ、コリン・サーモン、ダグ・ハッチソン、ダッシュ・ミホク、ウェイン・ナイト

アメコミ映画史上、最も過激なダーク・ヒーロー! 法が無力なら、俺が処刑する。

元アメリカ海兵隊のフランク・キャッスル(レイ・スティーヴンソン)がマフィアに家族を殺され、法で裁けない悪に処刑を下す「パニッシャー(仕置人)」として暗躍するようになってから6年。ある夜、フランクはニューヨークを牛耳る巨大マフィアのパーティ会場を襲撃。幹部たちが次々と処刑されていく中、「男前ビリー」の異名を取るビリー・ルソッティ(ドミニク・ウェスト)はその場から逃走する。事件現場に居合わせた市警の刑事からビリーの潜伏先が波止場の倉庫であると聞き、フランクはすぐさま波止場へ急行。隙を突いて倉庫へ潜入すると、ビリーの腹心であるドナテッリを射殺。続いて手下たちを次々に処刑し、ついにビリーをガラス粉砕器の中に突き落とすのだった。
処刑を終えたフランクだったが、間もなくドナテッリがFBIの潜入捜査官であったと知り衝撃を受ける。自身が護るべき「善」である人間の命を奪ってしまったことで、苦悩するフランク。思い詰めた末にドナテッリの家を訪れるも、ドナテッリの娘であるグレースの無垢な眼差し、そして妻アンジェラ(ジュリー・ベンツ)の憎しみを目の当たりにし、フランクはパニッシャーとしての活動を辞めることを決意する。
その頃、顔面を包帯で覆ったひとりの男が、場末の違法医師の元に訪れる。男の正体は、何と死んだはずのビリーであった。ビリーは粉砕器で顔面の皮膚や腱、さらには骨格までを引き裂かれながら、辛くも一命を取り留めていたのだった。応急処置として割れた骨格を金属板で固定し、なくなった皮膚の代わりに馬の皮膚を縫いつけられたビリー。かつて「男前ビリー」と呼ばれた面影はもはや消え去り、パッチワークの見るも無惨な形相へと変貌したビリーは、違法医師を殺害し、自ら「ジグソウ」と名乗り、生き残ったわずかな手下たちと共にフランクへの復讐を誓う。
ジグソウは手始めとして、精神病院に監禁されている弟の「変人(ルーニー・ビン)ジム」ことジミー(ダグ・ハッチソン)を解放。続いて自身の勢力を拡大すべく、国外の組織と生物兵器の裏取引に向けて乗り出すが、自身の資金の大半がなくなっていることに気付く。かつて資金の洗浄役がフランクに殺害され、なおかつFBIの潜入捜査官という素性を持っていたドナテッリであったことからドナテッリが資金をかすめ取っていたと思いこんだジグソウはドナテッリ邸を襲撃する。
その頃、フランクは情報屋にして武器屋でもある「マイクロチップ」ことライナス・リーバーマン(ウェイン・ナイト)の元へ向かい、自身の「パニッシャー」としての辞意を伝える。だが、アンジェラとグレースのドナテッリ母娘に危機が迫っていることをライナスから告げられ、ジグソウを葬り去るまではパニッシャーの活動を続けることを決意。市警のパニッシャー対策課に属するソープ刑事(ダッシュ・ミホク)、そしてドナテッリの相棒であったブディアンスキー捜査官(コリン・サーモン)の協力を得て、母娘を自身の隠れ家に匿うことに成功する。
[ネタバレ反転]
しかし安心したのもつかの間、ジグソウの怒りはいよいよ頂点に達し、ニューヨーク中の様々な組織を一挙に集めてフランクを迎え撃つという大胆不敵な計画を企てる。さらにはフランクをおびき寄せるエサとして、フランクが留守の間に隠れ家を急襲。ライナスの弟分を殺害すると、ドナテッリ母娘とライナスを拉致してしまう。
ジグソウの卑劣な手段に激怒したフランクは、母娘を護るため、そしてジグソウとの決着を付けるために、一千人ものマフィアが待ち受けるウォー・ゾーン(交戦地帯)へと自ら飛び込んでいくのだった。




今回は血まみれバイオレンス映画です。原作マーヴルナイツからの経歴を採用した作品となっており、前作(2004年版)をリセットしたため続編とはなっていません。今作は直接的な暴力描写が続き、抉れる肉体、飛び散る鮮血といったスプラッターじみた人体破損描写が多いのが特徴です。原作のドクロマークが描かれたTシャツから、軍特殊部隊のタクティカルスーツにドクロを描いた装備に変更されています。原作のテイストに沿ってはいるとはいえ、見るには覚悟が必要な作品です。

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『パニッシャー』 The Punisher (2004・米/独)
監督/ジョナサン・ヘンスレー
脚本/ジョナサン・ヘンスレー、マイケル・フランス
制作総指揮/ケヴィン・ファイギー、ジョン・スターク
製作/アヴィ・アラド、ゲイル・アン・ハード
撮影/コンラッド・ダブリュー・ホール
美術/スティーヴン・ケンパー
衣装デザイン/リサ・トムチェスジン
出演/トム・ジェーン、ジョン・トラボルタ、ロイ・シャイダー、ウィル・パットン、サマンサ・マシス、ローラ・ハリング、ジェームズ・カルピネロラッセル・アンドリュースエディ・ジェイミソン、ベン・フォスター、ジョン・ピネット、レベッカ・ローミン=ステイモス、マーカス・ジョーンズ、エドゥアルド・ヤネス、オマール・アヴィラ

闇の世界で正義を貫く。俺は私刑執行人。

裏社会を支配する資産家ハワード・セイント(ジョン・トラヴォルタ)。ある夜、彼の溺愛する息子ボビー(ジェームズ・カルピネロ)が、密輸取引現場の銃撃戦でFBIによって殺された。怒り狂うセイントは、ボビーを死に至らしめたFBI潜入捜査官フランク・キャッスル(トム・ジェーン)の一家を虐殺。フランクは爆破で海へ吹き飛ばされた。家族を失ったキャッスルは、セイントを法律では十分に罰しきれないことを知り、闇の私刑執行人「パニッシャー」へと生まれ変わる。身を隠しているアパートの住人、ジョアン(レベッカ・ローミン=スミス)、デイヴ(ベン・フォスター)、バンポ(ジョン・ピネット)の暖かい友情に恵まれつつも、キャッスルはセイントを制裁する機会を狙っていた。一方、キャッスルが生き延びていることを知ったセイントは、2人の殺し屋、ハリー・ヘック(マーク・コリー)とザ・ロシアン(ケヴィン・ナッシュ)を送り込む。それを交わしたキャッスルは、セイントの妻リヴィア(ローラ・ハリング)と、彼の右腕であるクエンティン・グラス会計士(ウィル・パットン)の行動を追う。
[ネタバレ反転]
そしてクエンティンがゲイであり、それをセイントに隠していることを知った。キャッスルはクエンティンを脅迫。そして彼とリヴィアが浮気しているとセイントに思い込ませた。その結果セイントは、リヴィアとクエンティンを殺害。そに現れたキャッスルが、セイントに制裁をくわえて惨殺した。全てが終わり、自ら命を絶とうとしたキャッスルだが、法で裁けない悪人たちを「パニッシャー」として制裁していくことを決意するのだった。



今回の映画では主人公の経歴は原作の海兵隊員から、湾岸戦争への従軍経験やCTUに所属した経歴を持つFBI捜査官と変更されています。舞台もニューヨークではなくフロリダへ。主人公が敵に罠をしかけて、ネチネチと陰湿な嫌がらせをしていく展開に、ドルフ・ラングレン版の豪快なバリバリ・アクションと違い、ちと物足りなさを感じます。途中の格闘シーンは急にコミカルになったりと、脚本にも問題ありです。頭をカラッポにして見て、丁度いい出来というところでしょうか。ロイ・シャイダーの遺作です。

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『パニッシャー』 The Punisher (1989・豪)
監督/マーク・ゴールドブラット
脚本/ボアズ・イェーキン 、 ロバート・カーメン
製作総指揮/ロバート・カラルニク
製作/ロバート・カーメン 、 スー・アームストロング
撮影/イアン・ベイカー
出演/ドルフ・ラングレン、ルイス・ゴセット・ジュニア、キム・ミヨリ、ジェローン・クラッベ、ブライアン・マーシャル、ナンシー・エヴァーハード、バリー・オットー、ブライアン・ルーニー、八巻建志、トッド・ボイス、金山裕文

みせてやる、オレの必殺猟法。

マフィアに妻子を殺された刑事のフランク・キャッスル(ドルフ・ラングレン)は、姿を消した。彼の元パートナー、ジェイク(ルイス・ゴセット・ジュニア)は、そんなキャッスルを心配しながら、その行方を追っていた。5年後、マフィアのボスたちを冷酷に処刑・殺戮してゆく「パニッシャー」が現れた。警察は犯罪者として彼を追う。その正体はフランク・キャッスル。下水道をアジトに、かつての模範刑事は法も社会通念も超えた人間殺戮兵器と化し復讐を開始したのだった。
「パニッシャー」により弱体化した暗黒街を乗っ取ろうと日本のヤクザの女ボス、レディ・タナカ(キム・ミヨリ)が、マフィアのジャンニ・フランコ(ジェローン・クラッペ)を始めとするボスたちの子供たちを誘拐する。そのボスの中の一人、フランコこそがキャッスルの妻子を殺すよう命じた張本人だった。
[ネタバレ反転]
しかしキャッスルは、彼らの子供たちを助けるべく、レディ・タナカの屋敷に向う。ヤクザ軍団とレディ・タナカを倒し、キャッスルは子供たちを助けるのに成功するが、そこでフランコに襲われ、反撃の末、フランコを殺す。そしてキャッスルは、彼を待つジェイクの前に姿を現すのだった。



主人公が「パニッシャー」として活動する以前の経歴は刑事で、そのため犯罪者の逆恨みを買いマフィアに家族を殺害されるという設定となっています。この作品では、トレードマークともいえるドクロマークのコスチュームを着用しておらず、ドクロはパニッシャーが犯罪者を処刑する際に使うナイフの意匠として登場しています。日本ヤクザのヘンテコ描写はお約束ですので、目くじらをたてないようにwww。ドルフ・ラングレンは相変わらず無愛想で、重量級のアクション。元同僚役のルイス・ゴセット・ジュニアが渋い演技で盛り上げてくれます。なかなかハードなバイオレンス・アクション映画です。深みや情緒面は低い単純アクション作ですが、ぜひDVD化して欲しいところです。

※VHS廃盤/未DVD化

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『007 スカイフォール』 Skyfall (2012・英/米)
監督/サム・メンデス
脚本/ジョン・ローガン、ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド
原作/イアン・フレミング
製作/マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
製作総指揮/アンソニー・ウェイ
音楽/トーマス・ニューマン
主題歌/アデル『スカイフォール』
撮影/ロジャー・ディーキンス
編集/スチュアート・ベアード
出演/ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、アルバート・フィニー、ベン・ウィショー、ジュディ・デンチ、ロリー・キニア、オーラ・ラパス

『アバター』を超え全英歴代No.1に輝いた究極のスパイ・アクション!
史上最高の007映画が遂に登場!!


「007」をコードネームに持つMI6のエージェント、ジェームズ・ボンド(ニエル・クレイグ)は新人女性エージェントのイヴ(ナオミ・ハリス)とともにトルコでの作戦に参加していた。その最中、MI6の工作員が殺され、各国のテロ組織に潜入している全てのNATOの工作員の情報が収められたハードディスクが奪われた。ボンドはディスクを取り戻すべく、実行犯であるフランス人傭兵パトリス(オーラ・ラパス)を追跡する。ボンドとパトリスが列車の上で格闘している最中、MI6部長・M(ジュディ・デンチ)の指令により、イヴがパトリスを狙って撃った銃弾はボンドに当たり、彼は峡谷に落下し行方不明となる。パトリスは逃げ延び、ハードディスクは行方不明となった。
数ヶ月後、ハードディスクにあった5人のNATO工作員の名前がインターネット上に公表され、毎週5名づつ名前を公表していくという予告がなされる。潜入工作員の何名かが殺され、Mは情報漏洩の責任を問われ、情報国防委員会の新委員長であるギャレス・マロリー(レイフ・ファインズ)から引退を勧められるが、それは事実上の更迭勧告だった。その提案を拒絶するMだったが、その直後にMのコンピュータが何者かによってハックされる。さらにMI6本部も爆破され、多くの職員が犠牲となった。このニュースは僻地で秘かに過ごしていたボンドも目にするところとなり、ボンドはロンドンに戻る。00(ダブルオー)要員への復帰テストに臨むボンドだったが、成績は惨憺たるものであった。復帰に懐疑的なマロリーの意見を一蹴し、Mはボンドの職務復帰を承認する。ボンドは自身の肩に残っていた弾丸の破片からパトリスを特定し、新任の兵器開発課長・Q(ベン・ウィショー)から装備を受け取ってパトリスの向かう上海へ赴く。
上海でボンドは格闘の末にパトリスを殺してしまい、雇い主が誰なのかを聞き出す事に失敗。パトリスの所持品にあったカジノのチップを手掛かりにボンドはマカオへ向かう。カジノでボンドはパトリスの仲間らしい謎の女性・セヴリン(ベレニス・マーロウ)に接触。何かに脅える様子のセヴリンにボンドは、雇い主を殺すつもりがあるなら手伝うと持ちかける。セヴリンを監視する襲撃者たちを撃退したボンドはセヴリンの船で共に雇い主のいる島に向かうが、船上でセヴリンともども囚われの身となる。島ではパトリスとセヴリンの雇い主、ラウル・シルヴァ(ハビエル・バルデム)と対面する。元MI6エージェントであったシルヴァは、香港支局勤務時に中国当局に捕らわれ見捨てられた事で、当時の上司Mを深く恨んでいた。また、ボンドに復帰テストの成績は惨憺たるものであったデータを見せ、そんな状態のボンドを死地へ送り出したMへの不信感を植え付けようとする。セヴリンはシルヴァに殺されるが、ボンドはシルヴァのボディガードたちを打ちのめし、シルヴァを捕らえる。
シルヴァはロンドンのMI6新本部に拘禁されたが、Qがシルヴァのパソコンの内容を解読しようとした際、シルヴァのパソコンのプログラムがMI6のコンピュータシステムに侵入し、シルヴァの拘禁が解かれまんまと脱走されてしまう。シルヴァは地下鉄に逃げ込み、ボンドの追跡を振り切って、政府の公聴会に出席中のMを襲撃する。しかし間一髪のところで駆け付けたボンドがマロリーやイヴとともにシルヴァとその配下の攻撃を退ける。
[ネタバレ反転]
Mを護衛しつつ車で連れ去ったボンドは、途中、公用車から自身のプライベートカーであるアストン・マーチンDB5に乗り換え、スコットランド・グレンコウの今は住む者のない彼の生家「スカイフォール」へ向かう。ボンドはシルヴァを誘い込む為、Qに電子的に跡を残して置くよう指示する。幕僚主任のビル・タナー(ロリー・キニア)とともに手段を講じるQの前にマロリーが現れるが、彼はボンドの目論見を見抜いた上でそれを黙認、効果的なアドバイスまで与えるのだった。
「スカイフォール」でボンドとMは、ボンド家の猟場管理人であるキンケイド(アルバート・フィニー)の協力のもと、ありあわせの材料で作ったいくつもの罠を家中に仕掛け、シルヴァの到来を待つ。3人はシルヴァの送り込んだ第一襲撃グループは撃退したが、その最中にMが重傷を負う。シルヴァ本人が第二襲撃グループを引き連れてヘリコプターで到来し、ボンドはMとキンケイドを「スカイフォール」から離れた礼拝堂へとつながるトンネルに逃がす。ボンドは第二襲撃グループも撃退したが、その間にMを憎みながらも病的に慕うシルヴァはMを追って礼拝堂に到達。Mに銃を突きつけ、共に死ぬことを強要する。そこへ追っ手を倒してきたボンドが到着、シルヴァにとどめを刺した。しかし、Mの傷は深く「貴方を信頼したことは間違っていなかった」と言い残し息絶える。。
Mの葬儀後、イブ・マネーペニーはボンドに現場勤務を辞退し、MI6本部で秘書勤務となったことを告げる。新たなMとなったマロリーは、ボンドに次の任務を指示するのだった。




シリーズ50周年作。今回の007は、『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』という連続した物語とは別のストーリーです。敵役にスペインを代表する演技派俳優ハビエル・バルデムを迎え、Mを憎悪しつつ母の様に慕うというアンビバレンツなキャラクターを演じきり、シリーズものというに留まらない、一本の映画として素晴らしい出来となっています。今回の展開は、敵役シルヴァとボンドはMを母親とする一種の兄弟とも言え、まるで二人の兄弟が母を巡って殺し合うというギリシア悲劇のようです。50周年ということで、懐かしのアイテム(アストンマーチン)やマネーペニー、Qの登場などサービスもたっぷり。見応えのある大作です。

英国アカデミー賞
英国作品賞受賞/マイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリ
作曲賞受賞/トーマス・ニューマン
助演男優賞ノミネート/ハビエル・バルデム
助演女優賞ノミネート/ジュディ・デンチ
編集賞ノミネート/スチュアート・ベアード
撮影賞ノミネート/ロジャー・ディーキンス
プロダクションデザイン賞ノミネート/デニス・ガスナー、アンナ・ピンコック
音響賞ノミネート

アカデミー賞
音響編集賞受賞/パー・ハルバーグ、カレン・ベイカー・ランダース
歌曲賞受賞/「スカイフォール」アデル、ポール・エプワース
撮影賞ノミネート/ロジャー・ディーキンス
作曲賞ノミネート/トーマス・ニューマン
録音賞ノミネート/スコット・ミラン、グレッグ・P・ラッセル、スチュアート・ウィルソン

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『96時間/リベンジ』 Taken 2 (2012・仏)
監督/オリヴィエ・メガトン
脚本/リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
製作/リュック・ベッソン
音楽/ナサニエル・メカリー
撮影/ロマン・ラクールバ
編集/カミーユ・ドゥラマーレ、ヴァンサン・タベロン
出演/リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン、ラデ・シェルベッジア、リーランド・オーサー、ジョン・グライス、D・B・スウィーニー、ルーク・グライムス、ケヴォルク・マリキャン、アラン・フィグラルツ、オリヴィエ・ラブルダン、ルネル

リュック・ベッソンが仕掛けるタイムリミット・アクション再び!
娘と妻の同時救出――〈無敵の父親〉が再び暴走する。


パリで誘拐された娘を救った元CIA工作員のブライアン。誘拐事件のトラウマを克服しつつある娘のキムに車の運転を教えたりして、日常を過ごしていた。ある日、元妻のレノーアが再婚相手との関係が悪くなっていることを知り、気晴らしとして仕事のために訪れるイスタンブールへキムと二人で来ないかと誘う。 その後、イスタンブールでの仕事を終えたブライアン。旅行を決めたレノーア達も合流し、家族との時間を楽しもうとする。
そんなある日、ホテルのロビーでキムと別れ、レノーアとバザールを見物しようとした際、ブライアンは誰かに狙われていることに気づく。そして、バザールに向かう途中、何者かに尾行される。一旦、レノーアと別れ追っ手を倒していくブライアン。だが、レノーアが捕まり人質となってしまう。レノーアの身を案じて抵抗をやめ、自らも捕まる直前、ホテルに残ったキムに携帯で緊急事態を告げ、身を隠すよう指示する。
連行された場所で、2年前の事件でブライアンに息子たちを殺されたアルバニア人ムラドが、息子と部下たちを殺された恨みから家族へ報復(=リベンジ)すると告げられるブライアン。
一方、辛くも難を逃れたキムはイスタンブールの街を彷徨い続ける。果たして、捕らわれの身のブライアンに起死回生の脱出策はあるのか。家族への愛のため、再び〈無敵の父親〉へと変貌を遂げていく。捕らわれて重傷を負ったレノーアの救出と敵に追われるキムキムの保護という同時ミッションに挑む!



「無敵の父親ブライアン」が、今度は前作で壊滅させた犯罪組織に家族もろとも狙われというストーリー。トルコのイスタンブールを舞台に、壮絶な復讐劇と「ハイパー親父」の戦いが繰り広げられます。全体を覆う緊迫感は健在で、「続編は前作より派手に」という悪いセオリーの弊害を避けて、渋くカッチリまとまっています。ただ、今回はカメラワークや細かすぎるカット割りが見ずらい分、減点ですね。その点を差し引いても、情け無用の超絶暴走アクションは痛快です。

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『96時間』 Taken (2008・仏)
監督/ピエール・モレル
脚本/リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
製作/リュック・ベッソン
製作総指揮/ディディエ・オアロ
音楽/ナサニエル・メカリー
撮影/ミシェル・アブラモヴィッチ
編集/フレデリック・トラヴァル
出演/リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン、オリヴィエ・ラブルダン、ザンダー・バークレー、リーランド・オーサー、ジョン・グリース、デヴィッド・ウォーショフスキー、ホリー・バランス、ケイティ・キャシディ、アーベン・バジラクタラジ、ジェラール・ワトキンス、ニコラス・ジロー、カミーユ・ジャピ、ゴラン・コスティッチ

リュック・ベッソンが仕掛けるスタイリッシュ・タイムリミットアクション
父の愛が、パリの街を暴走する。


カリフォルニアに暮らす元CIA工作員のブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)。引退した現在の唯一の楽しみは、離婚した妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と裕福な再婚相手であるスチュアート(ザンダー・バークレー)と共に暮らす、17歳の実娘キム(マギー・グレイス)と会うことだった。
そんなある日キムは友達のアマンダ(ケイティ・キャシディ)と2人だけでパリ旅行に行きたいと実父のブライアンの元に許可書へのサインを求めてくる。最初は「ティーンエイジャーの女の子2人だけで、パリ旅行なんて危険だ」とサインを拒んだブライアンだったが、定時連絡を入れる事を条件に許す。
しかし、恐れていたことが現実となり、パリに着いた2人は直後に拉致されてしまう。攫われる瞬間までキムと携帯電話で話し続けていたブライアンは、犯人のひとりが携帯電話を奪ったのを知る。ブライアンは犯人に言い放った。

「お前が何者なのかは知らない。何が目的かもわからない。身代金を望んでいるなら、言っておくが、金はない。だが、俺は闇のキャリアで身につけた特殊な能力がある。お前らが恐れる能力だ。娘を返すなら、見逃してやる。だが返さないならお前を捜し、お前を追い詰め、そしてお前を殺す」
「…………がんばれwww」

僅かな手がかりから、犯人がアルバニア系人種で構成される人身売買組織である事を突き止める。誘拐事件の被害者が無事でいられると考えられる猶予期間96時間、それを過ぎれば奪還は不可能。ブライアンは娘を救出するために単身パリへ乗り込み、組織に戦いを挑む。



誘拐された娘を救出するため、元CIA工作員が単身、闇の組織に立ち向かう……という中二的俺TUEEEEなプロットだけど、演技派リーアム・ニーソンを主役に配したことで作品に重厚感とリアリティが増し、ただのバカアクションでは終わらない独特の雰囲気があります。はじめはヘタレ気味な主人公が、実は結構「武闘派」の片鱗を見せ初めてから、どんどん過激に攻撃をエスカレートさせていく様は、日頃のウサを晴らしてくれて痛快です。続編である『96時間/リベンジ』がリリースされました。
八点鐘が鳴るとき
八点鐘が鳴るとき
Click name and go to Stingray

『八点鐘が鳴るとき』 When Eight Bells Toll (1971・英)
監督/エチエンヌ・ペリエ
脚本/アリステア・マクリーン
原作/アリステア・マクリーン
製作/エリオット・カストナー、ジェリー・ガーシュウィン
音楽/アンジェラ・モーリー
撮影/アーサー・イベットソン
編集/ジョン・シャーリー
美術/ジャック・マックステッド
出演/アンソニー・ホプキンス、ナタリー・ドロン、ジャック・ホーキンス、ロバート・モーレイ、デレク・ボンド、ウェンディ・オルナット、コリン・レッドグレーヴ、ファーディ・メイン、モーリス・ローヴ、ピーター・アーン、レオン・コリンズ、トム・チャット、チャーリー・スチュワート

地獄の底を突き破る、命知らずの大冒険アクション!

数百万ポンドの金塊を積んだナンツビル号が、突然アイルランド海に消えた。指令を受けた海軍諜報部員フィリップ・カルバート(アンソニー・ホプキンス)は、同僚のハンスレット(コリン・レッドグレーヴ)と共に、海洋生物学者を装って事件究明にのりだした。海上での襲撃をかわして港に着いた二人は、豪華クルーザーの持主の富豪スコラウス(ジャック・ホーキンス)に招待された。船中にはスコウラスを囲んで、その相談役だというラボルスキー(ファーディ・メイン)や、スコウラスの妻である美貌のシャーロット(ナタリー・ドロン)、チャーンレイ卿(デレク・ボンド)がいた。シャーロットの妖しい魅力はカルバートを魅惑した。
カルバートは捜査中、サメ獲りの名人ハッチンソンと意気投合、彼の案内で海の断崖に屹立するフダブ・セギヤ城を訪れ、そこのカークサイド卿と娘スーの挙動に不審を感じた。何度も襲撃にあうカルバートだが、上司のアンクル・アーサー(ロバート・モーレー)の協力で、しだいに事件の確信にせまりつつあった。
しかし、ハンスレットが殺された。カルバートは執念をもやしついに、一味の拠点をつきとめた。轟々と渦まく狂乱の難所をのり切り、海底に潜ったカルバートは、遂に金塊を発見、その金塊を運んでいたスコウラスの手下を絶息させて、一気にスコウラスを倒さんと敵対した。
[ネタバレ反転]
敵のリーダーはスコウラスを操る黒幕、ラボルスキーだった。スコウラスや周辺の島の住人は、家族を人質にとられていたのだった。フダブ・セギヤ城はラボルスキーが人質をとじこめている場所だった。
一味をせん滅したカルバートの前に、スコウラスの妻を演じていたシャーロットの妖艶な姿態が待っていた。カルバートは金塊を一つ渡し、背を向けるのだった。




若きA・ホプキンスが野暮ったいけど、任務に命を賭ける皮肉屋のスパイを演じています。上司のロバート・モーレイとの遣り取りがなんともおかしく、ニヤリとさせてくれます。コケティッシュでちょっとエッチっぽいN・ドロンは、相変わらず美しい。陰鬱で寒々とした北大西洋の風景が、地道な捜査の描写と相まって効果をあげています。地味なアクション映画だけど、ラストの会話が粋でコミックスの『コブラ』でもそっくり使われていましたね。
ダブルボーダーVTR

『ダブルボーダー』 Extreme Prejudice (1987・米)
監督/ウォルター・ヒル
脚本/デリック・ウォッシュバーン、ハリー・クレイナー
原案/ジョン・ミリアス、フレッド・レクサー
製作/バズ・フェイトシャンズ
製作総指揮/マリオ・カサール、アンドリュー・G・ヴァイナ
音楽/ジェリー・ゴールドスミス
撮影/マシュー・レオネッティ
編集/フリーマン・A・デイヴィーズ、デイヴィッド・ホールデン、ビリー・ウェバー
出演/ニック・ノルティ、パワーズ・ブース、リップ・トーン、マイケル・アイアンサイド、マリア・コンチータ・アロンゾ、クランシー・ブラウン、ウィリアム・フォーサイス、マット・マルハーン、ラリー・B・スコット、ジョン・デニス・ジョンストン、カルロス・セルヴァンテス、マルコ・ロドリゲス、トニー・フランク、ミッキー・ジョーンズ

ハイパー・バイオレンス遂に上陸!

テキサスの空港に五人の男たちが集結した。リーダーのハケット少佐(マイケル・アイアンサイド)よって招集された彼らは皆、軍人だが公式には死亡したことになっていた。
テキサスとメキシコが接する町ウバルデ。ジャック・ベンティーン(ニック・ノルティ)は父の跡を継いで、テキサスレンジャーとして国境地帯の治安を守っていた。そこには脅威があった。国境線を破るように出現した独立王国が、武器や麻薬密輸入などあらゆる悪の力を集め、計り知れない兵力と財を吸収しはじめたのだ。そのボスはかつての親友キャッシュ・ベイリー(パワーズ・ブース)だった。
ある日、ジャックが相棒のハンク・ピアソン保安官(リップ・トーン)とパトロール中、独立王国の麻薬ルートの実権を握るルークの車を発見、撃ち合いになったもののとり逃してしまう。数日後、そのルークの居所が分かり目的地へ向かうが、二人の目の前で銃撃を受けたルークは殺され、ハンクもルークの凶弾に倒れた。それは、秘かに現地に潜入したハケットが、麻薬組織に仕掛けた罠だった。更にジャックの恋人サリタ(マリア・コンチータ・アロンソ)が、キャッシュの王国に連れ去られた。
単身、敵地へ乗り込もうとするジャックに接触したハケットたちハイパー・ソルジャー〈ゾンビー・スクワッド〉は、共闘を提案する。〈ゾンビー・スクワッド〉の任務は、南米に流される厖大な武器弾薬ルートとその資金源を断つための王国殲滅だった。
ジャックは正面から王国の心臓部へ赴き、ハケットたちはそれぞれ別れて潜入、爆弾を仕掛けてまわった。キャッシュはジャックを歓迎し、部下たちを恐怖で支配する自分の力を見せつける。それに反発するジャックとの溝が露になった瞬間、ハケットたちの王国への襲撃が開始された。激しい銃撃戦が繰り広げられ、阿鼻叫喚の地獄絵図が出現する。
[ネタバレ反転]
だがその中で、ハケットの裏切りが判明する。この襲撃は正規の任務ではなく、ハケットの独断によるもので、その目的とはキャッシュと政府の裏取引の証拠奪取。自分がキャッシュに成り代わろうというものだった。激戦の中一人、また一人と倒れるソルジャー。裏切り者のハケットを道連れに、ハイパー・ソルジャーは全滅した。あとには、荒廃した戦場跡とおびただしい死体が残された。
悠々と退去しようとするキャッシュの前に、ジャックが立ちはだかる。古式ゆかしい銃での決闘の末、立っているのはジャックだった。粗野な男たちがキャッシュの死体の身ぐるみを剥ぐ横を、ジャックとサリタは去っていった。




乾き切ったバイオレンス、男の友情と意地の相克、大銃撃戦……オレたちボンクラどもの心に熱く響くB級作品です。ビヨンビヨン唸るライ・クーダーの泥臭いギターに痺れ、暑苦しい男たちの熱くてクールなドラマに涙し、滅びの美学に酔え! と熱く語ってしまいます。

※VTR廃盤、LD廃盤、未DVD化

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『ストリート・オブ・ファイヤー』 Streets of Fire (1984・米)
監督/ウォルター・ヒル
脚本/ウォルター・ヒル、ラリー・グロス
製作/ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー
製作総指揮/ジーン・レヴィ
音楽/ライ・クーダー
主題歌/ザ・フィックス『Deeper And Deeper』
撮影/アンドリュー・ラズロー
編集/フリーマン・デイヴィス
出演/マイケル・パレ、ダイアン・レイン、ウィレム・デフォー、リック・モラニス、エイミー・マディガン、デボラ・ヴァン・バルケンバーグ、ビル・パクストン、リック・ロソヴィッチ、リー・ヴィング、ミケルティ・ウィリアムソン、エド・ベグリー・Jr、スピロ・ラザトス、エリザベス・デイリー、グランド・L・ブッシュ

うなるサウンド! 燃える街!
スピーディーなストーリー展開の中、鮮烈な愛と男のロマンがきらめく!


絶大な人気を誇るロック歌手エレン・エイム(ダイアン・レイン)が故郷リッチモンドで凱旋ライブを敢行した。しかし彼女に惚れたレイヴェン(ウィレム・デフォー)に率いられるバイカー・ギャング『ボンバーズ』がライブに乱入、拉致されてしまった。ダイナーを営むエレンのファン、リーヴァ(デボラ・ヴァン・バルケンバーグ)は、かつて地元で鳴らしたワルで、今は流れ者の弟トム・コーディ(マイケル・パレ)に助けを求める。トムは、陸軍あがりの女兵士マッコイ(エイミー・マディガン)を相棒に、ボンバーズのアジトを急襲しエレンを救い出す。
トムとエレンはかつて恋仲だったが、エレンが歌手を目指すために心ならずも別れていた。しかし今回の救出をきっかけに、トムとエレンの間にふたたび愛の炎が燃え上がった。一方、エレンを連れ去られたレイヴェンは、ボンバーズを率いて街を襲撃しようとしていた。レイヴェンはトムに一騎打ちを申し出、トムも受けて立つ。
[ネタバレ反転]
一対一の壮絶な対決の末、トムが勝利した。ボスの敗北、住民の決起の姿をみてボンバーズは引き上げ、街に平和が訪れた。その後、エレンはトムに復縁を申し出るが、トムは「俺は君の付き人になる男じゃねぇ」と言い、二人は再びそれぞれの道を歩むこととなる。ステージで歌う彼女の姿を見守りつつ、トムはマッコイと共に街を去って行く。



現代版ウエスタン&ロックンロールの寓話。男が惚れるカッコよさに溢れた作品です。単純なストーリーに、キレのいいアクション、ロックンロールが場を盛り上げ、愛の炎が燃え上がる……。レトロな80年代が懐かしく甦る、青春の一本。登場人物みんなキャラが立っていて、アンサンブルがとても心地よいです。

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『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』 Any Which Way You Can (1980・米)
監督/バディ・ヴァン・ホーン
製作/フリッツ・メインズ
製作総指揮/ロバート・デイリー
原案/ジェレミー・ジョー・クロンズバーグ
脚本/スタンフォード・シャーマン
撮影/デヴィッド・ワース
音楽/スナッフ・ギャレット、スティーヴ・ドーフ
出演/クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジェフリー・ルイス、ウィリアム・スミス、ハリー・ガーディノ、ルース・ゴードン、マイケル・キャヴァノー、ビル・マッキーニー、ジュリー・ブラウン、バリー・コービン、ジョン・クエイド、アル・ラッシオ、ダン・ヴァディス、ケン・ラーナー、ジョージ・マードック、ジャック・マードック、アン・ネルソン、アン・ラムジー、ローガン・ラムジー、マイケル・タルボット、アート・ラフルー、ロイ・ジェンソン、ウィリアム・オコンネル

KO続出!史上最強の男は誰だ!
マフィア・暴走軍団・殺人ファイター・・・ジャクソン・ホールに凄い奴らが集結した!


長距離トラックの運転手ファイロ・ベドー(クリント・イーストウッド)はアメリカ大陸を仕事場に好きなストリート・ファイトにあけくれている。素手の殴り合いで、ボクシングのようにお客を集めては金を賭けさせ、そのアガリを貰うという試合だった。
その商売の経済面を取りしきるのが親友のオービル(ジェフリー・ルイス)とオランウータンのクライド。この無敵のファイロに目をつけたのが地元のヤクザやギャンブラーたち。ワイオミングでも有名なストリート・ファイトのプロ、ジャック・ウィルソン(ウィリアム・スミス)とファイロを対決させてひと儲けしようというのだ。そんな彼らの計画に乗るファイロではないと、彼はあっさり断った。
しかし、以前から彼が夢中になつているカントリー・ソングの美人歌手リン・ホルジー・テイラー(ソンドラ・ロック)が誘拐されてしまい、リンの生命とひきかえに、ジャックとの闘いを引き受けるファイロ。そして彼を狙うグループがもう1組いる。かつてリンにちょっかいを出したためにファイロにいためつけられた中年不良グループ、「毒グモ団(ブラック・ウィドー)」の面々。
いよいよ注目の1戦がジャクソン・ホールで行なわれる日、当の相手ジャックは、ファイロが以前トレーニング中に知り合って意気投合したイイ奴だった。2人は賭けに利用されるのではなく、ケンカの相手に申し分のないこの試合に改めて意欲を燃やした。かくて人気のない駐車場で観客を無視してはじまったこの2人の男の死闘は、そのまま大通りへとくり拡げられる。
やがて、町中の人々が集まり、お祭り騒ぎの興奮の渦へと発展するのだった。



ファイロ・ベドーもの第二弾。前作よりさらに「ほのぼの度」が増えています。ウィルソン(ウィリアム・スミス)とファイロ(イーストウッド)のストリート・ファイトは、映画史上に残る手に汗握る名ファイト・シーンです。開巻、タイトルバックの歌はレイ・チャールズとイーストウッドのデュエットで、びっくり。渋い喉を聞かせてくれて、サービスたっぷりの楽しい作品になっています。

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『ダーティファイター』 Every Which Way But Loose (1978・米)
監督/ジェームズ・ファーゴ
脚本/ジェレミー・ジョー・クロンズバーグ
製作/ロバート・デイリー
音楽/スナッフ・ギャレット
撮影/レックスフォード・メッツ
出演/クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジョフリー・ルイス、ビヴァリー・ダンジェロ、ルース・ゴードン、ウォルター・バーンズ、ロイ・ジェンソン、ジョージ・チャンドラー、ジェームズ・マクイーチン、ウィリアム・オコンネル、ジョン・クエイド、ダン・ヴァディス、グレゴリー・ウォルコット、ハンク・ウォーデン

無敵の男が突っ走る、アメリカ縦断5,000キロのケンカ道


ファイロ・ベドー(クリント・イーストウッド)は長距離トラックの運転手。ビールとカントリー・ミュージックが好きで、その上ケンカをやらせたら右に出るものがない「ストリートファイトのプロ」だった。仕事を終えてロスに戻って来たファイロは、早速近くの酒場で強そうな男を相手に軽くKOする。
翌日のケンカ・マッチの準備運動を済ませた彼は母親(ルース・ゴードン)とオービル(ジョフリー・ルイス)、相棒のオランウータン・クライドの待つ家へ戻っていった。翌日、賭けファイトでみごと勝利を飾ったファイロは、オービルとクライドと三人で祝杯をあげるために馴染みのバーへ行き、そこで歌っているリン(ソンドラ・ロック)に会った。彼女は歌い終わると、ファイロのところにやって来てビールをねだった。ケンカに明け暮れそんな経験のないファイロはたちまちリンに惚れてしまった。その日から毎日彼女のステージの終わるのを待って送っていったファイロは、彼女にちょっかいをだしたチンピラを叩きのめしたが、彼は暴走族「毒グモ団」のメンバーで、団総出でファイロを追いかけ回す。
そんなある日、リンがカントリー・ウェスタンのスターを目ざして旅立ってしまった。茫然としたファイロはショックからこともあろうにロサンゼルス市警の警官を叩きのめしてしまう。ファイロとオービル、クライドはリンの後を追うと、仕返しを企む警官もファイロを追った。
[ネタバレ反転]
途中オービルが拾った娘エコー(ビバリー・ダンジェロ)を加えて旅を続けるファイロたちは、行く先々でオービルがプロモートした賭けケンカに連戦連勝し、旅の資金を稼いでいった。暴走族や警官の襲撃を撃退したファイロだったが、ようやく捜しあてたリンは追いかけて来たファイロをなじる。彼女には養う恋人がいたのだ。
翌日の賭けファイト相手は炭坑夫だった。実力の差は明らかだったが、仲間の声援に死にもの狂いで向かってくるその男に、何か自分の未来の姿を見たようでむなしくなったファイロはわざと負けた。
翌日、自分の家に向かうファイロの気持ちは晴れやかだった。




気軽に見られる「労働者活躍もの」映画です。昔の日本映画のプログラム・ピクチャーのように、向こうはいろんな層向けの映画があるのです。ベタベタな笑いで、演出も映像も安っぽいドライブイン・シアター用とでも言いますか。ストーリーはその場その場のユーモア重視で散漫ですが、それでもとことん娯楽を追求した楽しい作品。毒舌肝っ玉おばあちゃんのルース・ゴードンや「毒グモ団」のオバカな面々、オラウータン君とイーストウッドのバディ振りなんかのキャラの立ち具合は、もう最高です。

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『グロリア』 Gloria (1980・米)
監督/ジョン・カサヴェテス
製作/サム・ショウ、スティーヴン・F・ケステン
脚本/ジョン・カサヴェテス
撮影/フレッド・シュラー
音楽/ビル・コンティ
出演/ジーナ・ローランズ、ジュリー・カーメン、バック・ヘンリー、ジョン・アダムズ

グロリア、あんたはすごい。タフで、クールで……やさしいよ。

マフィアを裏切ったために殺されたプエルトリコ人一家。唯一の生き残りであった末っ子のフィルは、瀕死の父親によって、アパートメントの同じフロアに住む中年女グロリアに託された。証拠を記した手帳を持っていたことを知った組織は、二人を執拗に追い詰める。子供嫌いのグロリアと生意気なフィルは反発しあっていたが、マフィアから逃げ回るうち、いつしかお互いがかけがえのない存在になってゆく。





「ニューヨーク・インディーズの父」ジョン・カサベテス監督の最高傑作!『レオン』の原形とも言えるハード・ボイルド作品です。本作でアカデミー候補にも上がったG・ローランズ(監督カサヴェテス夫人)の持つ、いやらしいほどしたたかな女の魅力が随所に光ります。ガハハと笑う肝っ玉母さんがマフィアの一味に拳銃をブッ放すシーンや凄味の効いた笑顔は、カッコイイですよ! 1980年度ベネチア国際映画祭「金獅子賞」受賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネート。

※シャロン・ストーンのリメイク版は観なくてよし!
死にゆく者への祈り

『死にゆく者への祈り』 A Prayer for the Dying (1987・英米)
監督/マイク・ホッジス
製作/ピーター・スネル、サミュエル・ゴールドウィンJr.
原作/ジャック・ヒギンズ
脚本/エドマンド・ワード、マーティン・リンチ
撮影/マイク・ガーファス
音楽/ビル・コンティ
出演/ミッキー・ローク、ボブ・ホスキンス、サミ・デイヴィス、アラン・ベイツ、クリストファー・フルフォード、リーアム・ニーソン、アリソン・ドゥーディ、カミール・コデュリ

IRAの闘士であり、天才的な銃の使い手であるマーティン・ファロン(ミッキー・ローク)。英国軍のトラックを狙った爆破工作で誤ってスクールバスを爆破してしまう。罪の意識に苛まれた彼は組織から脱し、警察や軍はもちろん、同胞たちからも追われる身となり、ロンドンに身を隠した。そんな彼に街を牛耳るギャングのボス、ジャック・ミーアン(アラン・ベイツ)は暗殺の仕事を依頼する。国外脱出用のパスポートを手に入れるため、厭々ながら仕事を遂行するファロンだったが、その現場をダ・コスタ神父(ボブ・ホスキンス)に目撃されてしまう。口封じのため、ファロンは「懺悔の内容は誰にも漏らしてはならない」というカソリックの掟を逆手にとり、懺悔室でダ・コスタに罪を告白する。ファロンの大胆で不信心な態度に怒るダ・コスタだったが、彼の内に秘められた純粋な魂に気づき、悔い改めるよう諭す。だが、ファロンは耳を貸さなかった。
ダコスタ神父の姪で、盲目の女性アンナ(サミ・デイヴィス)とファロンの切ない恋。冷淡で残忍、部下にも容赦はないが、老婆に優しさを見せるという二面性を持つ暗黒街の帝王ジャック・ミーアンと、その弟でファロンへの憎しみを暴走させるビリー・ミーアン(クリストファー・フルフォード)。それぞれの行動と心情が交錯する。
ミーアンはダ・コスタ神父が殺人を目撃したことを知り、彼を始末するようファロンに迫る。やがてアンナにも魔の手が及び、怒りに燃えたファロンはミーアン一味に戦いを挑む。



主人公ファロンを演じるのは、自らこの役を熱望したというミッキー・ローク。暗い過去を背負った寡黙な男を抑えたトーンで力演しています。優しさを滲ませた孤独なテロリストの佇まいを、意外なほど見事に表現しています。世界的に注目される前のリーアム・ニーソンが、ファロンを追うIRAの元相棒役で出演しています。

※VHS廃盤/未DVD化

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『カラーズ/天使の消えた街』 Colors (1988・米)
監督/デニス・ホッパー
脚本/マイケル・シファー
原作/マイケル・シファー、リチャード・ディレロ
製作/ロバート・H・ソロ
撮影/ハスケル・ウェクスラー
美術/ロン・フォアマン
音楽/ハービー・ハンコック
編集/ロバート・エストリン
出演/ショーン・ペン、ロバート・デュヴァル、マリア・コンチータ・アロンゾ、ランディ・ブルックス、ドン・チードル、グレン・プラマー、トリニダード・シルヴァ

ショーン・ペン主演&デニス・ホッパー監督
構成員7万、年間400件の殺人事件を引き起こした
実在のストリート・ギャング団の抗争を暴く衝撃作!


1980年代、ロサンゼルス地区には600のストリート・ギャング団が存在し、7万人の構成員が機関銃や散弾銃を武器に傍若無人な抗争を繰り広げていた。
深夜のロサンゼルスでストリートギャング「クリップス」のメンバーが、対立するギャング「ブラッズ」のクレイグを射殺して逃亡する。ロサンゼルス市警のギャング対策班「CRASH」に配属された新米警官マクガヴァン(ショーン・ペン)は手荒な捜査を進めるが、定年を控えるベテラン警官のホッジス(ロバート・デュバル)はギャングとの対話を重視し、麻薬を所持していた少年までも解放する。その後、解放された少年の名前が麻薬密売事件の容疑者として浮上し、マクガヴァンは普段に増して手荒な捜査を進め少年を逮捕する。
少年の供述から、「クリップス」のロケット(ドン・チードル)がクレイグを射殺した実行犯であることを突き止め逮捕に向かうが、警官の一人が誤って別人を射殺してしまう。警察に対する「クリップス」の報復と情報漏洩から、次第にギャング間の容赦なき抗争へ発展していく。



ドキュメンタリータッチで地味めな雰囲気だが、デニス・ホッパーの演出は堅実で飽きさせません。若いペンの無謀ぶりと、ベテランのデュバルの微妙にずれたバディの演技合戦が圧巻です。裏ぶれてゴミゴミしたL.A.の姿、底辺で生きて死んで行く若者達。ヒスパニック系ストリートギャングの生態は妙に生々しく、突発的な暴力が日常である様に見ていて痛みさえ伴います。
紹介した作品は、GEOでレンタルできます。
紹介した作品は、TSUTAYAでレンタルできます。
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